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おたがいさまブロック解除

今年、子連れの日®️のイベントの1つ「OTAGAISAMA STORY AWARD」が開催される。

私は、昨年の秋から、子連れMBA®️のボランティアメンバーとして実行委員会に参加している。
メンバーとブレストしながら作り上げ、育ててきたこの企画。私自身も、おたがいさまストーリーを書いてみよう!このボランティアメンバーとのおたがいさまエピソードも勿論ある。

第二子妊娠発覚

子連れの日®️PJ中に、待望の第二子の妊娠が発覚した。毎日、「コヅレ、コヅレ」とタスクをしながら過ごす育休生活。お腹の中に、新しい命を授かり、コヅレがもう1人増えたのは、喜びと嬉しさの極みだった。

しかし、ほどなく悪阻に襲われ、何も手に付かなくなる。

まだ安定期でもなく、母子手帳を交付されるタイミングでもなかったが、タスクをできる状況にはなくコアメンバーだけにこっそり打ち明けた。


すると、さすが、子連れママが100%の組織。

話が早かった。

その日から、周りのメンバーには不自然にならないようにフォローしてくれて、タスクを軽減してくれた。誰一人、嫌味を言う人はいない。そりゃあ、ボランティアだから仕事とは違うけど、この感覚は清々しくて気持ちいい。

そう、これが、私たちが探してた「おたがいさま」なんだ⭐︎

・特別扱いしてくれたんだけど、しつこくない。
・タスクは外してくれたんだけど、メンバーを外されてない。
・気を遣わせないし、気を遣ってる感じもない。

やっぱり、これは、先輩ママ達が作る貫禄というか空気感

妊娠発覚報告してから、私がそれ以上何も言わなくても、私以上に先回りして理解してくれる。

「第一子の世話が大変だろうに」とか「入園と復職の時期が重なるだけでも大変だろうに」とか。

とにかく、私の負担を軽減しようと言葉をかけてくれ、決して無理をさせようとしなかった。

「本人がしたいなら、フラットに好きに参加させればいい」という優しさもありながら、「無理はしなくていい」と言うメッセージはしっかりと伝わってきた。

正直、悪阻に加えて、コロナ陽性者による休園と娘の発熱が重なった時期もありバタバタで余裕がなかった時期は心救われた。

会社だと、こういった小さな空気感雰囲気になり、風土になり、行動様式は文化として引き継がれていくんだろうなーと思うとちょっと怖いし凄いなとなんか感動した。

おたがいさまガイド

自分達が通ってきた道を私にも通りやすくガイドしてくれる。

そんな気前のいい「おたがいさま」がここにあった。
私もいつか、その道に誰かを導いてあげたいから「おたがいさま」に受け取った。

自分が通った道が険しかったから、次にその道を通ろうとする人に、自分の経験を伝えるだけでは何も変わらない。その道を通りたいと思う人は増えない。むしろ、減る。

自分が通った道を舗装して案内してくれる。

これは、社会全体で繋がり合うおたがいさま精神がないと無理だ。
逆に言うと、おたがいさま精神さえ持っていれば、少しずつ道は舗装されてステキな道になる。

多分、私は、仲間からこの道を見せられた瞬間、自分の中のなにかのブロックがなくなった。

自分自身を許せた、という感覚があった。

子育てによる負担や妊娠による辛さは、誰かに甘えてもいい。と弱さを見せる自分を許せたのだ。

許しによるおたがいさまの連鎖

そこから、おたがいさまの輪は加速して大きくなった。

第一子妊娠時は、弱音なんか一切吐かず、毎日、ゴミ袋片手にリアルに吐きながら電車通勤し、意地でも会社に通っていたのに、今回の第二子妊娠時は、早々に実親や義理のご両親に相談した。
というか、第一子の世話をしながらの悪阻にはさすがの私も耐えられなかった。

私を助けてください。と。

今まで親にも義理の親にも絶対に言えなかった言葉だった。

今まで内心どこかで介護したくないとか計算があったのかもしれない。
ここで借りを作ったら、借りを返さなければならないからと。

でも、私は思い直した。
自分が幼い頃、何度も私は祖父母のお世話になってその度、子どもながらに愛される幸せを感じていたことを。

私の娘にとっても、祖父母との触れ合いは悪くない。きっと両親も孫との触れ合いを望んでいる。

きっと、両親にとっても、自分が子育てで親に助けてもらった恩は、次世代に還元したいはずだ。

私がここで意固地になっては、世代を受け継ぐおたがいさまの輪を詰まらせてしまう。

困ってるんだから、助けてもらおう。
家族だから。
助けるか決めるのは相手だし、
助けてもらうのは当たり前じゃないけど、
困った時に助けてって言うのは当たり前じゃないか!

おたがいさまが創り出した幸せ

実母とお姑さんが車で片道4時間かけて交代でうちに泊まり込み、家事育児を手伝ってくれた。

洗濯物の下着を隠したいとか小細工考えてる場合じゃない。笑

悪阻で寝込んだ私に代わり、実母もお姑さんも文句言わず、むしろ、喜んで動いてくれた。
娘も嬉しそうだった。

私もしんどくて吐き気と戦いながらも、新しい命と娘と母とお姑さんと天国の祖母を思い出して、なんとも幸せで贅沢な1週間を過ごした。

私もいつかこの小さな娘が結婚し、子どもを産む時、母である私を頼ってくれるのだろうか。
例え、自分の介護の面倒をみてくれなくてもいいから、声が掛かると嬉しいな、なんて妄想した。笑

みんなみんなおたがいさま。

PS
どうやら私が悪阻で寝込んだ一週間で、OTAGAISAMA STORY AWARDも大詰め。
新しいメンバーも増え、進化して更新されていた。メンバーの皆、ありがとう!!おたがいさま!!

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