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明日は今年の私のピーク

明日はちょっと私らしい特別な日だ。

結婚記念日?
誕生日?

いや、違う。

私の5年ぶりの舞台復帰の日趣味のダンスの発表会の当日だ。

どんな想いで挑むのか?

昨年の年末まで話は遡る。
昨年の年末、今年の年次計画を立てる時に、誓った目標の一つ。

それは、
●子どもを産んだ後もダンスを続けたい!
●ママが化粧をし派手な衣装を着てスポットライトを浴びて踊る姿を、
未就学児の娘(1才と4才)に見せたい!

この二点を満たす証は、
ダンスの発表会に出演することだ。

その為に、今年の4月の育児復職と同時に、
ダンススタジオにも復帰した。

困難はあったのか?

自分がやりたいことをするわけなので、
肉体的疲労を感じることもあったが、
困難という困難は私にはなかった。

でも、それは、私が周囲に了承してもらった結果の感情だ。

娘二人を丸投げされるの了承
金銭的出費を許容するの了承
レベルを下げるメンバーを受け入れてくれた先生の了承
月に半分のレッスンしか行けないことを許容してくれたメンバーの了承
発表会当日、シッターを兼ねて観に来てくれるの了承

様々なステークホルダー様に了承いただき、やっと舞台に立てるわけだ。

決して自分の努力だけでは成り立たない。

周囲の方々のあたたかい支援があって、
それでやっとこさ、舞台に立てる。

全てが本当に当たり前ではないと、
心からそう思うから、
明日という日は尊い。

朝9時現地集合し、完全撤退は夜の9時。
朝6時に起きて、夜、帰宅は深夜を超える可能性すらある。

フリーランスのプロのダンサーというものは、
本当にすごい。
生徒の私は、お手伝い程度しかしないが、
当日の運営も照明から受付、司会進行まで完璧にこなしながら、
自らもダンスのパフォーマンスでオオトリを飾るわけで、
演者として化粧、衣装、髪型等も自己プロデュースしなければならない。

おそらく、明日は、私にとって今年のピークになるだろう。

明日のために、虎視眈々と準備してきた。

勘当覚悟で自ら先生に連絡して、
「もう一度、舞台に立たせてほしいから、
クラスに戻してほしい」、と懇願し、
月に2回のレッスンと自主練を継続し、半年。

明日はきっと、
肉体の限界と、
感情の大爆発が起こる。

嬉しくって、
楽しくって、
自分は幸せ者だと感じられる日。
自分が自分らしくいられる日。
家族、先生、周囲の仲間、観客の皆様に、感謝せずにはいられない日。

群舞のセンターをご指名いただいたが、
両隣は、同じ生徒とはいえ、
ダンス歴15年のベテラン元プロのミュージシャンだ。

2人とも私より年上だが、
未婚だったり、
お子さんがいなかったり、
私の復帰をどこまで心から受け入れてくれているのか読めない所もあるが、
舞台の上でも、
練習中も、
練習の帰り道もノーサイド。

ダンスが好きで、
先生が好きで、
集まった仲間だ。

ダンスにはどこまでいっても完璧がないと分かっているから、
レベルが上がれば上がるほど、
他人にアドバイスすることはあっても、
他人のダンスをバカにしてくる人間性の人はいなくなる。

ギスギスしたダンスクラブも世の中にはあるだろうが、
醜い争いは、レベルが低い証拠なのだ。

ダンスの技術的には、私はまだまだひよっこだが、
認めてもらえるように、
明日は全力で踊るのみ。

我らは、関西一、いや日本を代表する世界に通用するプロのダンサーの先生を師としているんだ!!!!

娘達は?

さて、濃いメイクにギラギラの衣装に、
娘はどんな反応をするだろう。
娘には、明日はママの運動会だと言ってある。

長女は少し化粧しただけで私に「鬼」と言ってくる。
明日の私は、鬼どころではないぞ。

そういえば、私の母も、私が物心つく頃から趣味の活動に私を連れまわした。
興味のない私にとっては、当時はつまらない退屈な時間だったが、
当時、母が好きなことをする時間を我慢しなかったから、
私も今、こうして我慢せずに母親になっても好きなことに本気になれる。
母も自分が好き勝手して祖母に助けてもらったから、
明日、片道4時間かけて私を助けに来てくれるのだろう。

そして、これは娘へ連鎖させたいと思っているから、
ある意味、子育ての一環なのだ。

娘たちがいつか子どもを産んだ後、
好きなことをやりたいと思った時に、
迷わず取り組めるように、
そういった考えを許容する夫に出会えるように、
英才教育の始まりなのだ。

とりあえず、明日は笑顔楽しむだけだ。
今年の最も自分が光り輝く最高の1日を。

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