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再発率が高いと言われているネフローゼ症候群。再発したら入院したの?[vol.1]
10万人に2〜5人
日本では1年間に1300人ぐらいの子供が
発症すると言われている病気
「ネフローゼ症候群」
それなのに再発率といったら
なんと…
70~80%
かなりの確率で再発。
この高確率に
どうか入りませんように…
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そう願うものの
願いは届かず…
娘も再発してしまった…
さらに1度再発すると
2回は続けて再発していました。
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ネフローゼ症候群は、
再発の多い病気と言われています。
10万人に2〜5人という
とても少ない確率の病気なのだから
再発しない20%に入って欲しい!
そんなふうに
当時、
私は願ってました。
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先日、
私のもとに質問が届きました。
「8回再発した中で、
何回ぐらい入院されましたか?」
というご質問を頂きました。
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今回は再発した時の
入院生活について
お話ししていきたいと思います!
私は再発してないから大丈夫!
そう思う方は
ここで閉じて頂いて結構です。
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ネフローゼ症候群を発症された方
別の病気でお子さんが入院されている方
入院生活をされている方
お子さんが入院されている方に向けて
私の娘の入院体験談をお話しするべく
今回はこちらのnoteを書きました。
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少しでも辛い入院生活が
前向きに変わっていけるように
私たち親子の体験談が参考になれたらいいなと思いながら
このnoteを書きました。
それではどうぞ。
1回目の再発
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ネフローゼ症候群を発症したばかりの方が
このことを聞いたら
ショックを受けるかもしれません。
人によって違うので
ネフローゼ症候群を発症した方
全員が同じわけではありません。
私の娘の場合なので
参考までにお読みください。
娘が発症後、
初めて再発をしたのは…
発症後、
寛解して
わずか1ヶ月でした。
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まだこの頃はステロイド薬を
飲んでいて、
減薬始めた頃でした。
再発率が高い病気とはいえど、
こんなに早くに再発してしまうとは
思ってもいませんでした。
あまりに早すぎる再発に
私も娘も心折れました。
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さらに衝撃を受けたことが…
入院した際の蛋定量は2700ぐらい
今回の再発では大きく上回り
3800越えでした…
ショック…
大きかったです。
再発をしたことにより
せっかく減薬を始めたステロイド薬も
最大量に逆戻り。
再発寛解まで16日かかりました。
ステロイド依存性ネフローゼ症候群の疑いが…
高用量のステロイド内服中に
再発してしまったため
ステロイド依存性ネフローゼ症候群かもしれない…
ステロイド薬を長期内服してしまうと
副作用が問題となるということで
免疫抑制剤を追加することになりました。
初めての免疫抑制剤は
ブレディニン(ミゾリビン)でした。
2回目の再発
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1回目の再発から
順調に減薬が進み始めた頃。
また再発してしまいました…
2回目の再発も
まさかの発症から2ヶ月後…
1回目の再発寛解からわずか1ヶ月後でした。
正直なところ
ここまで早いペースで
再発を繰り返すとは思いませんでした。
発症当初、
2ヶ月の入院予定でしたが
再発を繰り返したことにより延長。
気づけば入院生活も
3ヶ月目に入ってしまいました。
娘もさすがに
こんなに早いペースで再発を繰り返し
入院生活も延長で心はボロボロ…
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また一緒に泣きました。
初めてのステロイドパルス療法
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2回目の再発では
蛋定量は1000以下でしたが
尿クレアチニン比が高かったのです。
プレドニンをMAXの量に戻しても
日に日に数値が上がっていくため
ステロイドパルス療法を受けることになりました。
パルス療法の効果もあり
再発から15日で寛解となりました。
免疫抑制剤の変更
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2回目の再発が
免疫抑制剤のブレディニンを
内服していたにも関わらず起きてしまった。
そのためもう少し強い効果のある
免疫抑制剤シクロスポリン(ネオーラル)へ変更しました。
お薬の相性がよかったのか
順調に減薬していきました。
冬休み期間中の一時退院
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12月下旬になると冬休みに。
順調に減薬できていたこともあり、
冬休み期間中の一時退院の許可がもらえました。
2学期が終わった日に
そのまま一時退院し、
年末年始を家で家族揃って過ごすことができました。
一時退院中に気をつけたこと
年末年始がありますが、
どこにも出かけず
お家で安静にしていました。
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お正月
おじいちゃんおばあちゃんの家へ
行くことができないので
スマホのFaceTimeで新年のご挨拶をしました。
食事
できる限り塩分を抑えた食事。
お菓子を食べすぎないように気をつける。
ジュースは少しだけ。
毎朝尿検査
自宅でも簡単にできる尿検査薬
尿蛋白試験紙を使い、
毎朝チェック!!
家族で楽しむ
急になくなってしまった当たり前の日常。
とにかくお家に家族揃っていられることの幸せ。
一緒にご飯が食べられる幸せ。
この当たり前の日常を
噛み締めるように楽しみました!!
冬休みが終わると同時の再入院
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冬休み最終日。
病院へ戻る日となりました。
寂しいけれど一旦病院へ。
3学期が始まり
特別支援学校生活も慣れてきました。
書き初めしたり普通の小学校と同じように勉強していきました。
症状も落ち着いているので
毎週末には外泊許可がもらえ、
1月は毎週末お家へ帰ってくることができました。
入院から約半年後。ついに退院!!
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救急車で運ばれた日から
約半年後。
ついに退院することができました!!
当初2ヶ月の入院と言われていたところ
3倍の半年入院…
長かった入院生活でした。
2回目の再発後から
免疫抑制剤を変え、
順調に減薬できたため退院することができました!!
半年間入院生活を頑張った娘。
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よく耐えてこられたなって思います。
我が娘ではありますが、
凄い子だなって思いました。
本当〜に長い長い半年間だったので、
家族みんなで乗り越えられたことに
感謝の思いでいっぱいです。
不安しかなかった入院当初から
退院までの半年間で
娘も私もメンタル鍛えられました。
発症から半年の間で
まさかの2回再発を経験するとは
思っても見なかったので…
入院中治療してくださった主治医の先生と
毎日娘のことを近くで見てくださった看護師さん達
勉強を教えてくださった特別支援学校の先生方
皆さんへの感謝気持ちでいっぱいです。
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娘が入院生活頑張って乗り越えられたのは
支えてくださる皆さんのサポートがあってこそです。
どんな時も、
人は人に支えて頂き生きていけるのだと
入院生活を通して改めて思いました。
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今回は発症から再発2回。
半年間の入院生活をお話しさせて頂きました。
残念ながら
まだまだ再発を繰り返した娘。
再発によって入院したのか
自宅療養だったのか
また別の記事に書いていきますね。
おわりに
突然病気を発症し、
今まで色々な辛い思いをしてきました。
ここまで乗り越えてこられたのは
娘が治療に前向きに進んできてくれたからです。
だからこそ母として私も頑張ってこられました。
何度も挫けそうになりました。
娘が頑張っているのに泣いてばかり…
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でも乗り越えてこられたのは
不安な思いを吐き出して
話を聞いてもらえたからです。
不安な思いを吐き出せるって
とても大事なことだと実感しました。
病気のことは
なかなかママ友さんや自分のお友達に
話しづらかったりします。
だからこそ
同じ経験をした私が
お話し聞きます。
不安な思い
こんな時はどうしました?など
お話しましょう。
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実際に経験した人でなければ
わからない部分もあります。
私は辛い思いをしたから
1人で抱えて背負っていくなんて
あまりに辛いと思っています。
なので辛い時には、
気が済むまで泣く
誰かに話を聞いてもらう
自分の気持ちに正直に、
蓋をせずにいきましょう。
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先ほども言いましたが、
同じように辛い思いをしている方って
身近にはいないかもしれないです。
だからこそ
私と同じように辛い思いを
1人で抱え込んでほしくないです。
誰かに話すことができそうなら
話をして少しでも辛さを減らして欲しいと
そう思っています。
もし、話しをできる相手がいない時には
ご連絡くださいね。
↓ ↓ ↓ 私の公式LINEです。↓ ↓ ↓
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私が1人で運営しているLINEです。
なので私以外の方に聞かれることもありません。
そして個人を特定できるものではないので
安心してお話、お聞かせください。
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最後まで読んでくださり
ありがとうございました。
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それでは
また別の記事でお会いしましょう。
さーちゃん。