こども側弯症⭐︎コルセット習慣化への道のり⑥オートロワール&アルデシュ編
側弯症の備忘録+旅の備忘録です。
2024/8/10 ⭐︎ ホトナック
お義母さん側の親せきが田舎の家に総勢24人大集合。お義母さんは3人兄弟の一番上の長女で、3兄弟の親せきが集まります。リヨン方面より私たち11人、長男家族が南仏方面のマルセイユ「Marseille」、エクサン・プロヴァンス「Aix-en-Provence」、シー・フォー「Six-Fours」から8人、次男家族がサンテティエヌ「Saint-Étienne」とル・ピュイ「Le puy」から5人。
孫世代も大半はティーンエージャーになり、昔のように全員雑魚寝は無理ということで、ジット「Gîtes」(日本語では民泊と訳せばいいかな)に6名宿泊し、残りは18名はお義母さんのおじいちゃんが建てた家にキャンプ状態でぎゅーぎゅーで泊まりました。
昼間はホトナック「Retournac」のあるオート・ロワール県「Haute-Loire」の最も有名な観光地ル・ピュイ「Le puy」におでかけしたのですが、声を大にしてこのル・ピュイにぜひ訪れて!と言いたいです。
フランス国内4大巡礼路の中でもル・ピュイは最も美しいとされています。日本からだと、パリとか南仏とか、モンサンミッシェルとかに観光するのが王道かもしれないのですが、ル・ピュイは何度訪れても飽きることがない、とても美しい世界遺産の街です。ぜひ日本のみなさんにおススメしたいです!
ちなみに、行くたびにブラジルのリオ・デ・ジャネイロのコルコバードの丘「Morro Do Corcovado」を思い出します。
おでかけ&夜中まで家族大集合の時間を楽しんだため、コルセットの装着はちょっと二の次となりました。
2024/8/11 ⭐︎ ホトナック
この日は私の体調不良(更年期か…?)で寝室で過ごすはめに。自己申告でコルセットは装着できたそうな。そして寝てる間に遠方からの親せきが帰ってました。すみません…挨拶もろくにせずで💦
2024/8/12 ⭐︎ アルデシュ(キャニオニング&オーブナ)
賑やかな大家族集合も終わり、それぞれ方々へ親せきが帰っていきました。
ホトナックは田舎の小さな村で、できることも限られてます。そこで家族3人でアルデシュ「Ardeche」へ1泊2日のおでかけをしました。目的はキャニオニング「Canoying」と世界最古の洞窟壁画のある世界遺産シェーヴェ洞窟「Grotte Chauvet」の見学です。
アルデシュはアウトドアが盛んで、カヌーやカヤックの川遊び、そして自転車ロードレースを楽しむ人で夏は大賑わいです。今回は私と娘が初挑戦となるキャニオニング「Canoying」。沢登りの反対で、沢下りと訳せばいいでしょうか?滑り台のように渓流を下ったり、8mの岩からジャンプしたり、川の水は冷たくて暑い夏にはもってこいのアクティビティです。本当に楽しかった!
本日の宿はオーブナ「Aubenas」近くのホテル。プールがあるので選びましたが、キャニオイングで水遊びは満喫したのでプールには入らず、プチ観光と夕食のためオーブナへ。
オーブナはアルデシュ川を望む崖の上にあるかわいらしい町です。『水のない町』「La ville sans eau」として有名だったらしく19世紀にやっと外部の水源から水が引かれたのだとか。昔はいったいどんな暮らしだったんでしょうね〜。人間も悪環境で逞しく生き延びていたんですね〜。
町を歩いていると日本語が目に飛び込んできました。閉まっていましたが窓から「明治維新」や「横須賀造船所にはじまる近代化」に貢献をした「ヴェルニー」というフランス技師のことを展示説明しているようです。
歴史に疎い私は「ヴェルニー?誰?」という感じですが、主人は「ああ!ヴェルニーね!Aubenas出身なんだ!」と喜んでいました。横須賀ではその名をとった公園もあるらしく有名な人のようです。
夕食には少し早かったので、レストランが開店するまでアイスクリームを食べて(https://www.lafabriquegivree.com/nos-boutiques/6-boutique-lfg-aubenas)、その後イタリアンへ(https://www.facebook.com/Leptitresto.aubenas/)。どちらもスタッフも親切で美味しかったです。
今日は活動的な一日だったのでコルセットの装着時間は確保できませんでした。
2024/8/13 ⭐︎ アルデシュ(ショーヴェ洞窟)
洞窟壁画と聞くとどこを思い浮かびますか?私はラスコーとアルタミラを教科書で習ったように記憶しています。夫から人類最古の洞窟壁画のあるシェーヴェ洞窟に行こうといわれた時に「どこそれ???」となったのですが…、それもそのはず発見されたのが1994年ということで歴史が塗り替えられていたんですね!(知らなかったの私だけ???)
ここは世界遺産にもなっていますが、約3万2000年前の古代人が残した壁画は外気に触れると急速に浸食が進んでしまうため、見学するのは洞窟近くにある広大な敷地にある復元センターのレプリカです。
レプリカと聞くとなんだか見る価値あるの?となりますよね。でもこのレプリカは恐るべし!最新の3D技術を駆使した3000㎡の人口洞窟が再現されたというだけあって、クオリティーが高すぎます!ひんやりと寒い洞窟内は人工のものとはとても思えません。本物の洞窟を進み薄暗闇の中に浮かび上がる壁画を観察していると本物としか思えません。
ガイドツアー形式でフランス語以外の言語はオーディオガイドが用意されています。事前予約はしておきましょう!あと、寒いので上着持っていきましょう!
洞窟の近くには観光名所のル・ポン・ダルク「Le Pont d'Arc」があります。アルデシュ川に天然の岩のアーチがかかっていて、川遊びの人でごったがえしていました。道も狭くパーキングを探すのは一苦労ということで、車中から眺めるだけにしました。
昼食はヴァロン・ポン・ダルク「Vallon-Pont-d'Arc」のル・ココナッツ「Le Coconut’s」。フランス料理?でもピザもある?どこかトロピカルな雰囲気?と不思議なお店でしたが、頼んだ料理はどれも美味しくて、店員さんも陽気なラテン人って感じでフレンドリーにジョークを飛ばしてくれる人でした。https://www.instagram.com/lecoconutsrestaurant/
夕方には無事はホトナックに到着。教会で無料の演奏会があるということでいきました。演奏者はManoe Grandvuinet君(https://www.manoe-le-violon-pour-passion.com/)という12歳のバイオリニストとPierre Astor(https://www.instagram.com/pierre.astor/?hl=ja)というオルガン奏者です。オルガンが演奏の盛り上がりのピークを向かえた頃にゲリラ豪雨が到着。教会の中にいても微かに雷雨が聞こえ、稲妻の光が淡くステンドグラス越しに見えて、まるで「オペラ座の怪人」の一幕のようになっていました。
本日はも活動的な一日となったため、コルセット装着はままならず。外出時は付けたら付けたでかなり機嫌は悪めになるし難しいですね💦。
2024/8/14 ⭐︎ ホトナック
夏休みの課題である理科の自由研究を仕上げる一日になりました。今年は「非ニュートン流体」をテーマに選び、コーンスターチを使って、加える力の大きさによって粘度が変わり、個体のようになったり液体のようになったりする不思議な液体を作ってました。家でゆっくり過ごしたので、コルセットも頑張って装着。
2024/8/15 ⭐︎ ホトナック
朝は乗馬のレッスン。午後は近くの町に移動遊園地が来ているというのででかけました。でかけるとコルセットはいまいち。
2024/8/16 ⭐︎ ホトナック
ホトナックお泊り最終日。家でゆっくり過ごしたのでそれなりに装着。