モロッコ旅行記Day7ー砂漠ツアー②
お久しぶりです!Sakiです!
モロッコ旅もようやく終わりに近づいています。
今回は、砂漠ツアー2日目にして
ついについに砂漠に到達しました!
砂漠での写真もたっぷり載せているのでお楽しみに^^
ということで早速どうぞ!
旅のルート
マラケシュからスタートした砂漠ツアー。
2日間かけてアトラス山脈を超え、
目的地のメルズーガ砂漠へ。
ホテル出発
この日はホテルで朝食を取ってからまたバスでの長旅に向かった。
朝食では昨夜も出たモロッコパンに、
ジャムや蜂蜜、オリーブ、バター、フルーツなどが
ビュッフェ形式で並んでいた。
オレンジジュースはなんだか
水が混ざってるんじゃないかと思うほど
味が薄くてあまりおいしくなかった。。
朝食後、チェックアウトをしてホテルの外に出た。
まだバスが来てなかったので
ホテルの敷地内を散策してみると、なんとタカを見つけた!
ピーピーというのかクェークェーというのか
文字で表しづらいけど、そのタカは力強く鳴いていて
間近で見れたことに感動した。
そのタカにバイバイして、
昨日と同じバスに乗り込む。
村を出発すると、バスの窓から
昨日一緒に戯れた子供たちがいたのが見えた。
昨日と同じ服を着ている子がいてすぐにわかった。
スーパーも何もない小さな村だったけど、
素敵な思い出をありがとう。
心の中で子供たちに向けてそうつぶやいた。
ベルベル人の村&絨毯の家
バスに乗ってから、
私たちはとあるベルベル人の村に連れて行かされた。
所持金がほとんどなかった私たちは、
バスを降りた時に銀行を見つけて、
念のため現金を引き下ろした。
(引き落とした後に気づいたが手数料がバカ高かった…)
ベルベル人の村では、
村に入る前にガイドからモロッコの歴史や
民族や宗教がお互いに尊重しあって
共存してることなどの説明を受けた。
中でも印象的だったのは、
ベルベル人の女性の写真を
勝手に撮らないよう注意を受けたこと。
理由は、その写真を誰かが万が一SNSにあげて
その女性の夫がたまたまその写真を見つけることがあれば、
妻が浮気したのだとかなんだとか
想像を膨らませてトラブルになりかねない
ということだった。
その話を聞いて、
正直私たちはバカバカしいと思ってしまったが、
そう考えてしまうような文化背景や
女性の立場が低いということがこの民族、
そして宗教的にあるんだということを同時に悟った。
村は貧しく、昔は電気も通っていなかったそう。
もう一つの民族が山に住んでいて、
その民族と助け合いながら
オリーブや山の植物をお互いに分け与えたりするらしい。
その村を見学した後は、ある家の中に入った。
そこは絨毯を作っている家族の家だった。
家の中では女性が1人座りながら
絨毯の素材となる毛を
手作業でキレイにとかしていた。
(なので先程の注意の通り写真には残さなかった)
絨毯はもうフェズで
いろいろ見せてもらったんだけどな〜
と思いながら、
様々な種類の絨毯の説明を聞く。
ここでも家主と思われる
民族衣装を着たベルベル人が、
冗談も交えながらとても流暢な英語やスペイン語で説明してくれた。
(スペイン語は唯一英語を理解できなかった私の彼のために)
羊やラクダの毛、サボテンの繊維など、
それぞれの絨毯によって
素材や触り心地、強度などが全然違かった。
説明を受けている間に、
またモロッコティーを配られた。
モロッコティーはいつ飲んでもおいしい。
全ての説明が終わった後、
興味のある人は家の中に大量にある
絨毯から好きなものを選んで購入することができた。
スイスから来た女の子が、
気に入った絨毯があったようで、
値段交渉に入ることになった。
それに私は付いていき、
値段交渉の様子を見学した。
値段交渉のやり方は、
小さな紙に売り手がまず大きい数字を書き、
その紙を今度は客に渡して、
それより小さい数字(値段)を書いてもらう。
またその紙を相手に渡してそれより小さな数字を書く。
ということを繰り返して
どんどん値段が低くなっていくが、
売り手が納得した時にストップし、その値段で交渉成立となる。
20代に見えるその子は、
絨毯を買うつもりなどなかったようだが、
説明を聞き終わったときに壁にかかっていた絨毯が頭に触れ、
ものすごく心地いい触感だったようで、
その絨毯が自分を呼んでいるかのように思えて
運命の出会いに購入したいと思ったらしい。
その女の子は交渉をすごく苦手そうにしていたが、
3回ほど紙を渡し合った時に交渉成立となり、
3,333ディルハム(約4万)でその絨毯を購入した。
(さすがスイス人はお金あるね。。笑)
大きさにもよるが、
一つ絨毯を作るのに二ヶ月ほどかかるようで、
モロッコといえども一から手作りの絨毯は
交渉できるとはいえさすがに高額だ。
この子の接客が終わった後、
私は家主に声をかけられ、
「君にも絨毯を見せるからおいで。」と言われた。
私はその男性に着いていき、
絨毯がたくさん積んである部屋に入った。
いろいろ見せてくれるのかと思いきや
やっぱりセールスしようとしてたみたいで、
「どんな色が好き?
どのくらいの大きさがほしい?」
などと聞いてきて、
「いやいや、私は何も買うつもりはないよ!」
と言って逃げるようにその家を出た。
ちなみに古い蔵のようなその家には
現代的なカードリーダーがあって
ちゃっかりカード払いもできるようになっていた。
そして絨毯はかさばるので
郵送することもできるらしい。
本当に、セールスに関してはちゃっかりしてるなあ。。
と思ったのでした。
トドラ渓谷
ツアー2日目の半分を過ぎたのに
まだ砂漠に着かないのか…
とちょっと呆れてた頃、次の目的地に到着した。
ティンジル(Tinghir)という場所で、
雄大な景色を見られた。
茶色い乾燥した山の側に
たくさんのヤシの木が広がっている感じが
アフリカっぽい。
その後はトドラ渓谷という
さらにすごい景観の場所へ行った。
このすごい岩壁の谷底を川に沿って歩いて行った。
道には野良犬やヤギだかロバだか
動物たちもいた。
それにしてもすごい絶景。
ツアーにこんな場所が含まれてるなんて
よく知らなかったから思いがけない景色に出会えた。
そのあとはランチをとり、
またバスで長時間移動して
まだかまだかと砂漠を待ち続けた。
その時間にもまたnoteを書き進める私。
そして夕方頃になって
ようやく砂漠に到着!!
サハラ砂漠
待ちに待った砂漠で
ラクダたちが私たちを待っているのが見えた!
長旅を経て、やっと到着!
まずは昨日学んだスカーフの巻き方を思い出し、
頭につける。
そしてどのラクダに乗るのかソワソワしながら、
ラクダの側に近づいていった。
誘導するベルベル人1人につき、
5〜6人のツアー客を引き連れ、
私は群れの最後尾となった。
最初に座っているラクダの上に乗り、
ラクダが起き上がる時にはなんだか嫌そうに
ラクダが悲鳴?をあげていたのか、
どっこいしょというように
鳴いていたのかよくわからないが
ぐらぐらと揺れながら起き上がった。
ここから今日泊まる砂漠のキャンプ場へ向かう。
ベルベル人が群れの先頭で
歩いてラクダを引っ張っていくので、
正直歩いても行ける距離なよう。
ラクダの影が砂漠に写り、
それを最後尾で見ながらゆらゆら散歩していくのが楽しかった。
そしてちょうどいい気温で
風もなく穏やかだったのでとても心地いい時間だった。
なんといっても
見慣れない砂漠の景色が本当に美しい。
リアルな話をすると、
ラクダのフンがいろんなところに落ちてたけどね。笑
あとは砂漠でも草が
ちょいちょい生えていたのは意外だった。
途中で私は、
愛着を込めて自分のラクダに
「アンディ」という名前をつけた。
私の彼は「フェデリコ」と名付けて
自分のラクダを”フェデ”と呼んでいた。
ちょうど夕日が沈む頃で、
それはそれは美しい景色だった。
ちなみにここから
アルジェリアとの国境はわりと近いらしい。
世界最大の砂漠であるサハラ砂漠は
アフリカ大陸の北部をほぼ全て覆っていて、
モロッコ、アルジェリア、チュニジア、リビア、エジプトにまで渡る果てしない砂漠。
(南部の国も入れるともっとたくさん。規模デカすぎ)
本当に国土が全て砂漠の国は
観光で行くような場所ではないのが
地図を見てみて改めてよく分かった。
さて、途中で写真を撮ってもらったりしながら、
1時間ほどゆっくり歩いてキャンプ場が見えてきた。
キャンプ場に着いてすぐに日が沈み、
こんな写真も撮れたよ。
実はキャンプ場で泊まるテントについて
ちょっとしたトラブルがあったんだけど、
それはまた次回の記事で。
砂漠の夜はまだまだ続く。
今回も最後まで読んでくれてありがとうございました!
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