モロッコ旅行記Day4ーマラケシュ
お久しぶりです^^
モロッコ旅行記、
ゆるーく書いてますが
ようやく半分くらいまできました!
マイペースすぎて
旅行記を全て書き終わる前に
また別の旅に出るという状況が
一年前からループしております。
実は先日まで車で
北スペインのガリシアに行ってました!
この旅もすごくよかったので
その話はまたいつかするとして、
このモロッコ旅、
こっからさらにおもしろくなりますよ!
いろんな意味で!笑
では早速どうぞ!
朝食とツアー予約
前回の記事の最後で
夜中にマラケシュに到着した私たち。
翌日朝目が覚めてから、
リヤド(ホテル)で朝食をとるために
部屋の外に出ると、
そこにはツアー担当の白人営業マンがいた。
このリヤドでもツアーの予約ができると
事前にメッセージで聞いていて、
私たちはもともと砂漠ツアーに行くつもりだったので
そのツアー担当の話をとりあえず聞いてみることにした。
砂漠ツアーの内容やら
美しい滝を見に行くツアーやら
港町への日帰りツアーなど、
写真を見せてもらいながらいろいろ説明してもらった。
マラケシュはモロッコの中でも大都市であり
中心あたりに位置していて、
各地へバスツアーが出ている。
私たちは砂漠に行きたいことだけは決めてたけど、
それ以外はノープランだった。
ここまで毎日街から街へ移動してきて
残りの日数にも余裕があったので、
結局、
日帰りの滝ツアーと3日間の砂漠ツアーを
両方予約することにした。
料金は事前にリヤドから送られてきた
メッセージに書いてあったものよりも
5€高い値段を提示された。
そのメッセージをツアー営業マンに見せると、
今はロシアの戦争があってプーチンのせいで
ガソリンの値段が上がったから
5€高くなってるんだと言われた。
あーそっか、
今ガソリン確かに値上がりやばいしな〜
そんなら仕方ない。
そう素直に受け入れて1人5€多く払った。
(ユーロでの支払いでOKと言われた。)
私たちはあまり深く考えもせず、
ユーロでいいならユーロで払うか、
と持ってたユーロで支払いした。
そして話が全て終わった後
屋上のテラスでゆっくり朝食を食べた。
テラスからは
標高4000mを超えるアトラス山脈に
雪が積もっているのがきれいに見えた。
さっきのツアー営業マンは、
あの山を越えて砂漠まで行くんだよ。
と教えてくれた。
そんな景色を見ながらの気持ちい朝食タイムになった。
マラケシュ観光
朝食を終えてから、
よくよく考えてみると
先程のツアー代金はユーロで払うと
損することに気づいた。
わーバカなことした!
モロッコディルハムに換金してから払えばよかった!
そう思って急いでその営業マンに電話をしてみると、
もうユーロをディルハムに
換金しちゃったから返せないと言われた。
...もしまだ換金してなかったとしても
絶対そう言うよな。。
私たちがバカだった、、
と思って返金は諦めた。泣
気を取り直して、
今日はマラケシュ観光ということで
早速にスーク(市場)を通って広場にくり出た!
泊まっているリヤドから
有名なフナ広場まではとても近くて
すぐに着いた。
このフナ広場は、映画「バケモノの子」でも
モデルの場所になってたから、
ずっと来てみたかったんだよね。
お店がたくさん出て賑やかなイメージだったけど、
朝はまだそんなに店も出てなくて
広場はスカスカな印象だった。
旅に来る前にYouTubeでも見た、ヘビ使いも見つけた!
ヘビを巻きつけられてお金を請求される
オチになるのは分かってたので、
遠くからヘビを見て写真を撮ってたら、
タンバリンみたいなのを持った男性が私たちに向かって
「写真撮るならお金払ってよ!!」と叫んできた。
遠くからだったのに気づかれて
鋭いヤツだwと思ってお金は払わず逃げた。
他にも猿使いや楽器を弾いてる人などいた。
ヘナタトゥー事件
私はモロッコに来たら一度やってみたい!
と思っていたヘナタトゥー(染色の消えるタトゥー)を
このフナ広場で見つけた。
最初に行ったシャウエンやフェズでもできたけど、
やるチャンスを逃してたのでここでお願いすることに。
ヘナタトゥーをやってくれたのは
顔をスカーフで覆って目の部分しか
見えていないベルベル人の姉妹。
ベルベル人は北アフリカの先住民であり、
モロッコでは人口の約半分がベルベル人らしい。
最初にアルバムを見せられて、
たくさんの写真から好きなデザインを選ぶ。
ベルベルの伝統的なデザインをおすすめされたが、
結局自分が気に入った別のデザインにした。
値段を聞くと、デザインによって異なり、
15〜40ディルハムと言われた。
私が気に入ったデザインは
30ディルハム(=約3€=約400円)と言われて、
安すぎじゃない?と心配になったから
何度も「ディルハムだよね?」とその姉妹に確認した。
「ディルハム、ディルハム」
とうなずきながら繰り返し答えたので
「安!じゃあそれで!」とお願いすることにした。
初めてのヘナタトゥー、
テンション上がってハッピーな私^^
染色のペーストが注射器みたいなのに入っていて、
チビチビとそのペーストを押し出しながら
デザインも見ずにそのベルベル人女性は
「もう頭に入ってるから。」
とプロのアーティストのよう振る舞った。
どんどん細かいデザインが
自分の手の甲に施されていくのを
私は感心しながらじっくり見ていた。
15分くらいであっという間に完成し、
仕上げにキラキラしたラメもつけてくれた。
わーい!かわいい!
デザインも超いい感じじゃない?
(そういえばこのストールはフェズで買ったもの)
ペーストが完全に乾いてポロポロと落ちた後は
手を洗ったり濡らても大丈夫らしい。
そうすると染色だけが残る。(下の写真)
10日間くらい持つよと言われた。
さて、支払い、、
というところで
最初に30ディルハムと言っていたのに
その姉妹はいきなり
「30ユーロだ」と言い張ってきた。
いやいや、ディルハムって何回も言ってたじゃん!
30ユーロは高すぎでしょ!
スペインでもそれより安くできるよ!
と言ったけど
その姉妹は隠し持っていた
もう一つのアルバムを見せてきて
ここに30€って書いてあるでしょ!と言ってきた。
最初に見たデザインのアルバムには
どこにも値段は書かれていなかった。
なるほど、これがこの姉妹のやり方か。。
完全に騙されたわ。。
かわいいヘナタトゥーに喜んでいたのも束の間、
裏切られて最悪な気持ちに。。
でももうヘナタトゥーは
やってもらってしまったから
30€払うしかなく、
元の値段の10倍もぼったくられた。
やってもらった後で
値段を変えるなんて卑怯すぎる、、
高く払ったからなのか、「おまけだよ!」って
そのあと強引に私の彼の手を取って
スコーピオン(サソリ)を描いてくれたり、
私のもう片方の手にも
シンプルなデザインを追加でやってくれた。
(それはさすがにプレゼントってことで無料だった)
マラケシュ観光の最初の出来事がこれで
正直かなり萎えてしまった。。
やってくれたベルベル人姉妹と記念写真撮りたいな〜
なんて思ってたけどそんな気はもう失せた。
最終的にお互いがハッピーになれない
ビジネスって心地悪すぎる。
商売するならやっぱりwin-winで売る方も買う方も
両方がハッピーになれる方法でやってほしいし、
自分もビジネスやる上でそうありたいなって
この経験を通して私はそう感じた。
マラケシュ観光続き
この旅で一番のぼったくりにあった私たち。
(これまでもタクシーや道端ガイドなど度々ぼったくられた。。)
ヘナタトゥーの後は引き続き広場をぷらぷら歩き、
フルーツジュースを頼むことにした。
フルーツジュースの屋台はいくつも
同じような店が並んでいて、
どの店を選べばいいのかわからない。笑
みんな「ここにおいでよ!」と誘ってくる。
なんとなくで決めて、
飲みたかったアボカドジュースと
イチゴと何かのミックスジュースを頼んだ。
料金としてはオレンジジュースが一番安いらしい。
スペインもそうだけど、
モロッコでもオレンジジュースは生搾りが基本。
日本のように牛乳パックに入った
オレンジジュースを買う人はあまり見ない。
(うちにもオレンジを絞るマシンがある)
アボカドジュースはスペインでは見ないので
気になって試してみた。
飲んでみると、めちゃくちゃ美味しい!
思ったよりドロドロしてなくてスッキリ飲めた^^
いちごのミックスジュースよりも私は
アボカドジュースの方が気に入った。
ジュースを飲んでひと休憩し、
その後はごちゃごちゃした
メディナ(旧市街)の中を通って
モロッコらしい雰囲気をたくさん味わった。
私たちは、
薬草やスパイス、茶葉などが並ぶお店に入った。
フェズの時と同じように、
またお茶を振る舞ってもらったり
固形香水などいろんな商品の匂いを嗅がせてもらった。
お花も混ざったブレンド茶葉はとてもいい匂いがした。
私は何も買うつもりはなかったけど、
彼が何か欲しかったようで、
また語学が堪能な青年にスペイン語でセールスされ
いろんなものを試していくつか商品を購入。
そしてまたごちゃごちゃした
迷路のような道をどんどん進んでいく。
少しひらけた場所に出て、
全然違う落ち着いた雰囲気に、
やっと抜け出したー!という気持ちになった。
ケバブ屋のウェイター
しばらく歩いたのでこの辺でお昼を食べることに。
道で賑わっていたケバブ屋さんに入ることにした。
優しくてフレンドリーなウェイターに
屋上まで連れて行かれ、
テラス席を二人じめすることができた^^
食べたケバブはめちゃくちゃおいしー!
ピリ辛ソースと白いソースもついてきた。
私の彼はそのケバブを気に入ってもう一個頼むことに。
ここでも野良猫が周りにいた。
フレンドリーなウェイターとは
スペイン語と英語で話したが、
ことあるごとに「Bienvenido!」(Welcome!)
と何度も言ってきた。
ウェイターはペラペラとまではいかなかったけど
普通にスペイン語を話せていろんな会話をした。
他にもたくさんの言語を知っているようだ。
「学校で語学を勉強したの?
なんでそんなに話せるの?」
と私が聞くと、
ウェイターはこう答えた。
「全然!勉強なんてしてないよ。
こうやっていろんな国の観光客と
毎日接客して話して言葉を教えてもらって
それを7〜8年も続けてたら
自然とたくさんの言語を覚えたのさ。」
まじか。
すご。。
私は正直にそう思った。
だって私は10歳頃から英語を学び始めて
学生時代たくさんたくさん
文法やら単語やら勉強してやっと
まあまあ話せるくらいにまでなったのに、
勉強という勉強をしてなくても
実践的にトライしてればこれだけ身につくんだ。
しかも何ヵ国語も!
しかも恥ずかしがらずに楽しそうに話してるし!
そんなことを
このウェイターとの会話で思った。
思い返してみれば
最初の都市テトゥアンでも
小さい子供がポケットティッシュを
売ってるのをみたけど、
そうやって何も学校で学ばなくても
実際にトライして日常的に練習してれば
商売のやり方だって自然に身につくよなって
いろんなことを思った。
実践することの大切さを
モロッコ人には教えてもらった気がする。
そのウェイターは、
妹がすぐそこのアルガンオイルの店で働いてるんだ。
と言って勤務中なのにも関わらず
その後私たちにその店まで案内してくれた。
お昼休憩中なのか
その店には誰も店員さんがいなかったけど
ウェイターはケバブ屋なのに
アルガンオイルの知識もめちゃくちゃあって
聞いてもないのにいろいろ説明してくれた。
アルガンオイルのお店は認定証明書がないお店だと
アルガンオイル100%でなく他にも混ざったものが売られてるけど
ここのはちゃんと証明書があるから
クオリティがいいちゃんとしたやつだよと言っていた。
ただの親切なのか知らぬ間に
セールスされてたのかはよくわからないけど、
「わざわざありがとう」と伝えてバイバイした。
鉄の工場
その近くに
「鉄の工場」と呼ばれるエリアがある
ということで次はそこに足を運んだ。
そのエリアでは、
カーン!カーン!と鉄を叩く音や
ウィーン!と火花を散らしながら機械で鉄を切る音など、
独特な音と雰囲気が流れていた。
こんな狭い空間で職人がものづくりをしていて、
それを生で間近で見れるのが本当に興味深い。
工場みたいに大きな場所があるのではなく、
この迷路の中でこのエリアに鉄職人が集まり、
それぞれが持つ狭いスペースで鉄を加工していた。
モロッコにはいろんな職人と
手作りの商品で溢れている。
それを見ていると
時代を遡ったように感じる。
このエリアに限らず、
このメディナにはどれだけの数お店があるんだろう?
ってくらいこの迷路の中に
あらゆる店が永遠に続いている。
革製品、鉄製品、陶器、布製品、スパイス、植物などなど、、
私は周りからの刺激を受け取りやすいので(HSP気質)
同じような店が何個もあったり
店の前を通るたびに店主に声をかけられて
そこを歩いているだけでも
目も心もなんだか疲れしてしまった。
歩き疲れたのもあって
ゆっくり休みたい気持ちになった。
買い物をするときは
ゆっくり誰にも邪魔されずに商品を選びたい。
本当はいろんなものをじっくり見たいけど
これじゃあ逆に買う気失せちゃうなあ。。
と思った。
フナ広場の朝・昼・夜
フナ広場に戻ってくると、
朝よりもだいぶ出店の数が増えて
人通りも増えていた。
私たちは広場のカフェに入って
コーヒーを頼んだ。
テラスでコーヒーを飲みながら、
広場を行き交う人の姿をしばらく眺めた。
夜はどんな姿になっているんだろう?
こうやって眺めるのもいいけど、
どこかの屋上から眺めてみるのも絶対おもしろいよね。
と彼と話した。
私たちは一度リヤドに戻って
部屋でゆっくり休憩することにした。
一眠りして足を休めて、
夜になってからまた広場に向かう。
夜もだいぶ賑やかで、
音楽やダンス、コメディショーなど
いろんなパフォーマンスが行われていて、
人だかりの群れがいくつもあった。
群れの外から動画を撮っていると
また目をつけられて
「動画撮るならお金払ってよ!」
と厳しい指摘が入る(笑)
暗いのによく見てるな、、
ともはや感心するレベルで鋭いw
その後私たちは
安くて美味しいお店を事前に調べてたので
そのレストランに入った。
この日の夜食べたのはクスクスと肉の串焼き。
味は両方悪くない。という感じだった。
シャウエンで食べた
クスクスの方がすごく美味しかったけど、
でも一人1000円しないくらいで
この量のご飯を食べれて
めちゃくちゃコスパのいいディナーだった。
そういえば、夜のフナ広場では、
朝見たフルーツジュースの店主が
まだ店に立って出店をやっていた。
他の店では立ちながら寝てる人もいる。
この国には労働基準法なんてないのかな?
と朝から晩まで働いている
働き者なモロッコ人たちに驚いた。
みんな稼いで生きていくためには
こんなに働いてなきゃいけないのか。。
そんなことを思った。
この旅では毎日
朝から晩までとても濃い一日を過ごしてる。
今日もいろんなものを見て感じて学んで、
そんな濃い一日になったとさ。
次の日は日帰りの滝ツアー!ということで
次回はそのツアーの様子をお伝えします^^
See you soon!
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