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キャリアブレイク総括|得られたもの・やってよかったこと(24年5月~10月)

先月、キャリアブレイク終了についてのnoteを書いた。

この日からもう一ヶ月も経ってしまったことに驚きだが、このnoteでも触れていた「キャリアブレイク5ヶ月間の総括」を、満を持して書いていく。

もし、これからキャリアブレイクを始めようと思っている方や、今真っ只中だけど迷いや不安があるという方の参考になると嬉しいです。

キャリアブレイクで得られたもの

とらわれていた固定概念の破壊と開放

わたしにとってキャリアブレイクは、『12年間継続してきた”会社員”としての人生を一時中断すること』だった。

これは、自分がどれだけ『会社員として働くことを継続しなくてはならない』という固定概念にしばられていたかを改めて気づくきっかけとなった。

それと同時に、その固定概念を取っ払うと、わたしがこんなにも自由で、ワクワクする人生を想像することができるんだというのも大きな発見だった。

おそらく、子どものときから優等生として、誰からも褒められ認められる人間としての人生を送ってきたからこそ、誰が見ても「正解」と思うような道を進みたかったし、それを守らなければと思っていたのだと思う。

他人からどう見られるかで、自分の幸せが決まるのだと思っていたのだ。

”恋愛体質”からの脱却

そこが崩れたことから端を発し、次に改められたのは、自分の中の恋愛観。

恋愛体質だったわたしは、「恋愛していないと楽しくない。さみしい。わたしは恋愛をしていないとだめなタイプ」と思っていた。

しかし実際は、恋愛のせいで自分がぶれてしまったり、期待して傷ついたり、相手の一挙手一投足に過剰に反応して一喜一憂したりしていた。

言ってしまえば、恋愛をすることで自分らしくいられなくなっていたのだ。

それに気づいてから、あえて自分を恋愛から遠ざけてみた。

それは、散々やっていたマッチングアプリを辞め、恋愛リアリティーショーや恋愛映画からも距離を置く徹底ぶり。

面白いことに、恋愛から離れれば離れるほど、恋愛以外のやりたいことが次々と増えていき、いつの間にか誰かに恋することで埋めたい隙間など、一切なくなっていた。

そこからわかったこと。
わたしはさみしさを埋めるために恋愛をしていたが、恋愛をしていたからこそさみしさを感じていたのだということだ。

キャリアブレイクで自分と向き合ったら、やっかいだった恋愛体質な自分まで手放すことができたようだ。

将来の目標

次に得られたものは、将来の目標。

ゆっくりと自分と向き合い、わたしはどんな考え方をし、どんなものが好きで、どんなものを大事にしたいのかを、自分で認めていくことができた。

それによって、今後の人生の送り方や仕事の仕方が定まり、ついに、ワクワクし続けられるような目標・将来の夢を見つけることができた。

その夢が見つかってからは早かった。

この記事の2日後には雑貨屋のバイトを探し、その3日後には面接、そして11日後にはバイト初出勤を果たした。

まだ、今は初めてのギフト包装やレジ対応に悪戦苦闘する日々だが、このバイトでもっといろんなことを吸収して、将来の夢の足がかりをたくさんつくりたいと思う。

キャリアブレイクでやってよかったこと

自分と向き合い調える時間を取る

まず、キャリアブレイクで始めたことは、自己分析、note投稿、瞑想、モーニングルーティンの確立といった、”自分と向き合う時間”や、”調える時間”を意識的に取るようにした。

その時間を使って、自分がどんな人間なのか、どんなことを幸せと思い、どんなことにイライラするのかをじっくりと見つけていったのだ。

この時間を深めるにつれ、わたしはこれまでの日々の過ごし方を深く反省した。

"朝はギリギリまで寝て起きてすぐ仕事、終わったらスマホやテレビをダラダラ見て寝る"という毎日は、今思えば、なんだか自分の人生を生きているようで生きていなかったような気がする。

勉強

このキャリアブレイク期間で、これまでの人生で読んだ本より多いくらいの数(これまでほとんど読書してこなかったので…笑)の本を読んだ。

読書は、もちろん知らない知識を得られ、自分をアップデートさせる最強のツールだった。

また、読書も前述の「自分と向き合い調える」時間の一つになっていた。

このキャリアブレイクで本から得た知識は、「ウェルビーイング」「東洋哲学」「西洋哲学」「禅」「独身女性としての生き方」「フェミニズム」などなど。

偏りはあるものの、これまで学ぶ機会のなかった知識を色々インプットできたのはとてもよかった。

そして、英会話だ。

きっかけはXGというアーティストの曲の歌詞を理解したい、というものだったが、英語を学ぶことはわたしの世界を広げるツールとして大きく貢献してくれた。

そして今後も、かなりの影響力を与えそうだと感じている。

現在は対人の英会話レッスンからAI英会話アプリに学習を切り替えていて、どんなに疲れて帰ってきても必ず英会話の勉強だけはしてから寝るようにしている。

今のバイトも、外国人のお客様が多いので、良い実践の場になっている。

定期的な振り返り

もちろん、キャリアブレイクを何もせずゆっくりすることを目的として取得している人もいるだろうし、それは悪い過ごし方だと思わない。

しかしわたしの場合、このキャリアブレイクをきっかけに大きく人生を変えたいと思っていたので、終わったときにできるだけ多く何かを得ていたいと考えていた。

そんな絶好のタイミングに、ちょうどコーチングのサービスを開始したという知人とたまたま再開し、彼にコーチングをしてもらっていたのは、我ながら出来すぎていると思うほど運がよかった。

彼にはこの5ヶ月間、とても支えてもらった。

気持ちが落ち込むときも絶好調のときも、彼からの言葉でたくさんの気づきをもらい、その都度また前を向けた。

わたし一人きりで、しかも気力も落ちているタイミングで、大きく人生の舵を切ることはとても難しかったと思う。

彼に定期的に話し、課題ややるべきことを整理してもらい、適宜励ましてもらえたおかげで、自分でも納得のいくキャリアブレイクを過ごせたと思う。

もし、キャリアブレイクを大きな転換期としたいと考えている方は、コーチングを合わせて検討するのがおすすめだ。

また、彼とのコーチングの他にも、毎週月曜日に「先週の過ごし方はどうだったか?」を振り返る時間を取るようにした。

その中で、Keep(良かったこと、今後も続けたいこと)、Problem(悪かったこと、改善したいこと)、Try(今週やってみたいこと)の3つの観点で振り返り、次の週に意識して行動することは何かを明確にしていった。

このようにして、わたしはキャリアブレイクの間、定期的に立ち止まり、自分の行動や思考を振り返り、さらにステップアップするための時間を取れたことで毎週過ごし方を改善することができた。

週20時間でできる仕事

雇用保険をもらいつつのキャリアブレイクだったので、週20時間までなら働くことが許されていた。

ある程度のお金は用意できたので、全く仕事をせず過ごすこともできたのだが、わたしは「完全に無職」ではなく、「週20時間働きながら休む」方を選択した。

とは言っても、自ら選んだというよりは「キャリアブレイク中だけど、まあいいか」で仕事を受け続けていたらこうなったというのが本当のところである。

しかし、適度に労働を継続できていたことがわたしにとってはとても良かったと感じている。

やはりいざキャリアブレイクを始めてみると、「長期間休んで社会復帰できなくなったらどうしよう」という不安を感じずにはいられなかった。

仕事柄、最新情報もキャッチアップし続ける必要があるし、フリーランスとして働きたいならある程度のコネクションや信頼関係も作っておく必要があると思うと、手放しに無職を楽しむことは難しかった。

結果、11月には、お付き合いのある会社の案件のみで十分やっていけるだけの収入がほぼ確保できるようになったので、ある程度の安心感をもって開業届を出すことができた。

このキャリアブレイクが成功かは、まだわからない

キャリアブレイクを終えた今、わたしは晴れやかな気持ちでとても良い結果を得られたと思っている。

しかし、わたしのキャリアブレイクの目的は「人生の転換」。

このキャリアブレイクが成功したのか、そうでないのかの答えはまだ出ていない。

この期間を「成功」とするためにも、この期間で得たものを活かし、さらに磨いて、人生をよりよくし続けたいと思う。

これを読んでくださったキャリアブレイク検討中の方にとって、少しでも参考になりますように。

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