多くの皆様にご協力をいただいた「地方公務員の退職理由に関するアンケート」の集計結果を公開することができました。 給与の低さだけが地方公務員の退職増加の原因であるかのような記事を見てイラっとしたという、単なる義憤がきっかけではじめたアンケートですが、その思いについては概ね間違っていなかったかなという確信が持てています。 なぜ地方公務員になったのか個人的に一番うれしかったのはこの設問です。 公務員志望理由の1位が「地域社会に貢献したいという思いがあったから」で、安定追求を上
「色々なヒトやコトやモノが交差するまちが「いいまち」なのかもしれない」と改めて思った日の話。 11月3日は、前日の豪雨と打って変わって最高の晴天の中、娘たちと関内へ。 まずは、フード&ハイカラフェスタで、色々美味しいものを買い込んでから、同時開催の「関内外OPEN!」が設置したさくら通りにあるテーブルでもぐもぐしていると、その間にも色々な知りあいが次々に横切っていって話をする。 隣のテーブルでは、関内で活動するクリエイターさん達が訪れた人と談笑している。 ファッションシ
色々な自治体の方とお話していると、思った以上に地方自治体では「なんのためにそれをやってるのか」という目的を定義しないまま仕事をしているんだなと感じることが多い。 今でこそそんなに言われなくなったけど、一昔前は「プログラマー35歳限界説」っていうのがあった。 給与の頭打ちとかブラック過ぎるが故の体力の限界とか理由は色々あったけど、私が聞いた中で一番納得した理由は「大きなシステムの一部の設計書が回ってきて、自分がなにを作っているのかもわからないままそれをやり続けることで意欲も向
もう10年くらい前になるけれど、区役所の地域振興課在籍時に、地元の連合町内会の集まりに行ったときのこと。 座ってビールを飲んでいるオヤジ達…失礼、オジ様方がいる一方で、甲斐甲斐しくお弁当を配ったり、食器を片付けたりする女性陣がいるというよくある光景。 その時に自分が事務局を担当していた団体の女性に「女性が働いて、男性が飲んでるって相変わらずですねー。」と声を掛けた時に返ってきた言葉が印象に残っている。 「人間は150年くらいじゃ変わらないわよー」 テクノロジーの進化と多様
私がオープンデータ推進の取組みを始めてから10年以上、変わることなく繰り返されてきた光景があります。 信じられないくらい、変わりなくやり取りされるテンプレを聞く度に「またか…」と絶望的な気分になったことは数え切れません。 サービスのためのオープンデータ!?そして、もうひとつ裏であったのが、サービスに合わせてデータを作るという本末転倒な事態です。 データ公開数自体が少ないので仕方ない面もあったとはいえ、「こういうオープンデータを出してくれたら、こういうサービスを作ります」と
Code for Living Lab.による、うまくいかなかったプロジェクトを未来に託すプラットフォーム「SAVEPOINT」のα版がリリースされましたー!! 👏👏👏👏👏👏👏 Code for Living Lab.ってなに? 詳しくは、以下の今村女将のnoteを参照してください。(オイw) noteの中でも言われている「シビックテックプロジェクトの多くは失敗する」というのは、大きな意味で捉えた時には社会全体で起こっていることだと思っていまして、それは地方自治体でも同
最近あまり作っていなかった「あるあるシリーズ」を久々に復活させてみました。 「あるあるー!」と共感していただける方は「スキ❤」お願いします。笑 過去のあるあるシリーズその他は、以下サイトをご覧ください。 シェア、スキ、サポートなどしていただけたら嬉しいです♪
コロナ禍において、デジタル活用を含めた変革の遅れが顕在化して以降、にわかに取り沙汰されるようになった「デジタルトランスフォーメーション(DX)」ですが、それを支える最も大きな要因が「ヒト」にあるというのは、まだまだ理解が進んでいるとは言えません。 しかし、2040年問題を目の前に控えて、我々も脳に汗をかいて考え・行動する必要があるのは間違いないでしょう。 先日参加した地方公務員オンラインセミナーは、まさにその「DX人材」をテーマにしたものでした。 盛りだくさんの内容で全てを
よく私が何気なくぼそっとつぶやいたことが「むっちゃ刺さった…!」みたいに言われることが多いので、この際だからそういう言葉を集めてみました。 自分以外の人の言葉だったりする場合もありますので、出処も明記しておきます。(他者の言葉はリスペクトを持って引用するポリシーです) これは私が言った言葉。災害時にしか使わないツールなど1ミリも役に立たんという意味です。災害時に使いたいなら、日常使いもできるような仕組みを作りましょう。 これはXかどこかで誰かが言っていた言葉を使わせてもら
最近、アドバイザーとして関わらせていただく自治体が複数になったこともあり、打合せなどの日程調整が少々ツラくなってきたので、スケジュール予約のためのツールを導入してみました。 Code for Japanのメンバーが使っているのを見て「これは便利✨️」と思って使い始めましたが、すごく生産性が上がって助かっています。 どう生産性が上がったのか、ビフォー・アフターをフローで示してみます。 ビフォー 1件あたりトータル30分 導入前は、打合せなどの依頼が入ると、先方から日程候補
企業変革のジレンマという本を読みました。 「企業変革」と聞いて、想像するものってなんですかね? 私は、色々な自治体の方と話していて、なんとなく多くの人が「下町ロケット」みたいなのを頭に浮かべているんじゃないかという気がしています。 誰かヒーローみたいな人が出てきてババーンと変えるのもまぁアリかもしれないですが、アウトプットが明確な製造業と違って、通常の企業、特に究極のサービス業である地方自治体は、本当に小さな小さな改善の積み重ねをやっていく必要があります。 地方自治法に
購入後に全編(44:39)を視聴することができます。
アンケート集計結果6月の終わり頃に祭り状態となった「地方公務員の退職理由に関するアンケート」がようやくまとまりました。 (皆様お忘れかもしれませんが)こちら個人で行っているアンケートでございます。(笑) しかし、結果的には驚くほど多くの回答が集まり、その関心の高さに怯みそうになるとともに「これはひとりで集計してなにか間違いでもあったらエライことに…」と思い始め、シビックテック仲間を集計作業に巻き込みました。 二人がいなかったら、クレンジングとか色々大変だったなとしみじみ思
さてさて、退職理由アンケート は、6月28日の23:59に締め切りまして、最終的に1085件の回答をいただきました。 はじめた時は「めざせ500件!」とか言ってはいたものの、ぶっちゃけ200件も集まればすごいかなと思っていたので、日に日に増える回答数に心震えておりましたw 日毎の回答数をグラフにするとこんな感じですが、25日からぐいーーんと伸びているのは、間違いなく 木下 斉 さんのシェアによるものだと思いますw 回答してくださった方 シェアしてくださった方 周りの関係者
自治体向けの研修をする時に「問題」と「課題」の違いというのをよくお話します。 ある理想とする状態があるとして、理想を目指すスタート地点である現状がある。 その現状と理想のギャップのことを「問題」といいます。 そして、その問題を解決するために「やるべきこと」を「課題」と言います。 問題と課題の違い例えば、「現状、お腹が空いている」として、「お腹がいっぱいになった状態」を目指すために「やるべきこと」ってなんでしょう。 ・冷蔵庫の中を見て食べられそうなものを食べる? ・今あ
よくお仕事をご一緒するHさんのnoteに首がもげそうなほど頷いたのでシェア。 noteにかかれていたことChatGPT先生に要約してもらうとこんな感じのことが書かれています。(御本人から異議があった場合は差し替えますw) 私が、これまでの人間の営みに傷められまくった地球や社会システムをこのまま自分の子どもたちに負わせることはホントーーーに嫌!と思って活動を始めてから早10年以上が経過していますし、生まれてからこれまでを考えても50年100年なんてあっという間だなと感じて