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『ATypIを求めて』国際タイポグラフィ協会という愛すべき組織について。

世界にはタイポグラフィの団体がいくつもある。ATypI、SoTATDCとか。ATypI(国際タイポグラフィ協会)はこのなかでもややハードコアでそしてなにしろ歴史が古くて1957年に創立されている。そして年に一度、世界のどこかでカンファレンスをやって、書体デザイン、タイポグラフィ、グラフィックデザインなどなどのひとたちがあつまって、わいわいやっているのだ。ちょうど、今パリで「ワーキングセミナー」というイベントをやっている。興味があって、英語がちょっとだけわかるなら、参加してみてもいいんじゃないだろうか。会費もすごくやすくなったし(1/10くらいになった気がする)。

さて、そのATypI。歴史を書くぞとあらためて調べてみたら、なんと初期の歴史がわからなかったのだそう。そもそもなんで設立したのさえはっきりしなかったそうだ。このビデオでは、長く会長をつとめたジョン・D・ベリーさんが、おもしろい調査の経緯と、そしておどろくべき結末を、愛たっぷりに話してくれる。さきに書いてしまうと、そもそもは法的権利保護のために設立された業界団体だったのだ。そして長い時間をへて、いまのような仲間たちが学ぶ場になった。ちょっと僕は、ジョンさんの語り口に感じいってしまった。

そうそう。日本語字幕をつけておいたので、ぜひみてね。

ジョンさんのブログから、この講演の原稿

ジョンさんが書いている途中の、ATypI史の冒頭のドラフト(Medium)

こんにちは。読んでいただいてありがとうございます。