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大それた目標のない私のアクセル(2017.9.27)

※g.o.a.tの過去ブログを転記したものになります。

このエントリーは人生において大した目標のない学生にぜひ読んでほしい。

 人生において「これやらなきゃ死ねない」みたいものがある人は少ないような気がする。私に関しては別にない。私は、毎日美味しいものを食べることや、お風呂に入って化粧を落とす、寝る、好きなテレビを見るといった日常で充分幸せを感じることができる。

だから、目の前のことに対して頑張ったほうがいいことから目を背けてしまいたくなるときがある。頑張らなくても生きていけるから。人生における大それた目標なんてないから。でも、ずっと努力し続ける癖って社会人になる前に必要な気がする。。。

皆さんは「自分の原動力はなにか?」と考えたことはありますか?
今日は、私の原動力の話です。

“大それた目標はないが、何かやったほうがいいことはわかっていて、
でも何をすべきなのかはわからない”という不安

まさに、大学1年生のときの私がこの状態だった。

もともと心理カウンセラーを目指していた私だが、自分の感情の起伏の激しさから向いていないことを察し、なんとなく企業に就職するのだろうなと考えた。そうしたとき、心理学科の私はこのまま大学生活を送って社会人としてやっていけるのか不安だった。学内やバイト先だけのコミュニティで過ごしても就職できるかとても不安だった。なにかやりたかった。でも、なにをしたらいいかはわからなかった。「ボランティアをやったほうがいい」「部活に所属したほうがいい」そのようなアドバイスはもらったが、ボランティアに興味はないし部活にも入りたくなかった。でも、視野は広げたかった。視野を広げることで将来への不安を少しでも抑えたかった。なので、唯一譲れなかった願望は、「学内のコミュニティにいるだけじゃ会えない人に会いたい」だった。学内じゃ会えないような人が私の不安を取り除いてくれるような気がした。

そう思って気づけば、「福岡 学生団体」で検索するようになっていた。今も私が所属しているNPOを見つけて、活動方針が「みんなのやりたいを応援する」だったから、私の“学内じゃ会えない人に会って、不安を取り除きたい”も叶えてくれるかもと思った。そして、大学2年の6月に問い合わせて事務所に面談しに行った。誰にも相談せずに。我ながらすごい行動力だ。そして、今ではそのNPO団体で学生代表をしている。当時を思うと先輩が偉大すぎて、まさか自分が代表をすることになるなんて思っていなかった。

なめられたくない。ただ、それだけ。


 NPOでは様々な経験をしてきた。
キャリアイベントの企画・運営がおそらく一番最初。それからSNS運営、ビジネスコンテスト出場、地方取材、ラッピングカーデザイン制作、社長インタビュー、インバウンド観光体験会、シェアエコアイデアソン、アプリ制作の手伝い、女子大生模擬カフェ、企画したビジネスの半年間実行チャレンジ、記事の執筆、ドローンイベント、この前は沖縄の琉球大学で講演をした。本当にいろいろなことをやってきたと思う。その中で、たくさんの社会人や学生に会えたことは間違いなく私のキャリア観に大きく影響している。なにより、こんなにいろんなことに取り組めるNPO法人も珍しい気がする。有難い環境だ。これらに関しては、自主的に「やりたい」ではなく、ある程度こんなことをやったほうがいいんじゃないかというざっくりとしたものを理事長から渡されて詳細を詰めていくスタイルで実行していくことが多い。何をしたらいいかわからない学生はやったほうがいいことを提示してくれる有識者を見つけて、とりあえずやってみることが一番経験を積める方法な気がする。私は普通の大学生活を送っていたら、こんなにいろいろなことを思いつかないし、やろうとも思わない。別に興味はないけど、とりあえずやってみて経験することが今のキャリア形成につながっている。

 NPOをはじめて2年半ほどなのだが、正直プロジェクトの中でうまくいかないことはある。うまくいかなくて泣いたことも普通にあるし、相手に「学生?」と鼻で笑われながら謝ったこともある。それでもWANを続けられてこれたのは、続けることによって必ず得るものがあると信じていたことと、ただの悔しさだ。私の周りは優秀な学生が働いている。学歴も私より上で、頭の回転も速く、要領がいい。ロジカルに物事を話せるし、私より優れた面なんて探せばいくらでもある人達ばかりだ。社会にでるともっとそんな人達ばっかだ。だから、私は負けたくない。誰よりも食らいついて最後までやり遂げる人になりたい。学生だから、若いからといってなめられたくない。ただ、それだけだ。負けず嫌いだから。情報科卒の多い内定先のIT企業でも文系心理学科だからといって負けたくないし一目置かれたいし、プロとして誇りを持ちながら仕事したい。ちゃんと企業が人材育成費として投資してくれた額以上のものを還元できる人材になりたいと思う。

私のアクセルと習慣化の重要性

アクセルは人によって違うと思うが、前述のように私の場合は不安や悔しさから解放されたいという負の要素をとりぞきたいという単純な願いである。それが、行動やモチベーションのきっかけになっている。

 これはよく教えてもらうことなのだが、基本的に学生は社会的信用がない。平気で信用を無くす行動をとる甘ちゃんだ。努力もしないのに周りの環境のせいにする。最初から負け戦前提で言い訳ありきになりがちなのだ。「できもしないのに参考にもしない・できもしないのに認めない・できもしないのに危機感もない」そんなことで自分の信頼度を勝手にさげるのは社会人として準備不足でしかない。来年の今頃、私は研修が終わりプロとして働いている。そのときに誰よりも自分らしく信頼を得られる人材になる準備を今しないといけない。準備万端になるために目の前のやるべきことにどれくらい真剣に向き合うかは現在も課題だ。そのために、毎日ちょっとずつ自分でアクセルを踏み、自分を走らせる練習を社会人になる前にしておく必要性があると私は思う。努力し続ける・試行錯誤し続ける・最後までやることは一種の才能だ。

 自分のアクセルは何か分析し、そのアクセルの積み重ねで目の前の課題をこなしていけば、自分のキャリアは自然と見えてくるのではないだろうか。現に私がそうだから。

あなたのアクセルはなんですか?


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