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誰もあなたのことを見ていないというけど、私も誰のことも見ていない。
不登校だった中高時代、たまに学校へ行った時の出来事。
教室へ入ることが怖かった。
不登校経験者の中でも、経験のある人は多いんじゃないでしょうか。
さくまもそのうちの1人です。
明確な理由があって入ることが怖い場合。
明確な理由はないけど入ることが怖い場合。
さくまは後者でした。
教室に入ることが出来ないさくまに、様々な人がかけた言葉が、
「教室に行っても、誰もさくまちゃんのこと見てないよ」でした。
教室へ行っていない分、久々に行くとクラスメイトに注目されるんじゃないか。
多分言った人は、心配しなくていいよと伝えてくれたかったんだと思います。ありがとう。
実際に「クラスメイトに見られることが怖い」という理由で入ることが出来ない人はたくさんいると思います。
この言葉で楽になる人もいるかもしれません。
しかし当時、この言葉を最初に聞いたさくま、目から鱗。
というのも、クラスメイトからどう見られているか、全く考えていませんでした。
教室へ行っても人目は一切気にならなかった。
「クラスメイトに見られているかどうかって気にしたことなかった」と相手に伝えると、相手が目から鱗みたいな顔をしていました。
誰もさくまのことを見ていないかもしれないけど、さくまも誰のことも見ていませんでした。
周りを見る余裕がなかったのかもしれません。
かと言って、人目が気になる人は余裕があるのかと言われると、それは違います。
両者いっぱいいっぱいです。
人それぞれ教室に入ることが出来ない事情は違います。
人目が気になる人、トラウマがある人、空間が苦手な人。
さくまみたいに「理由はないけど無理」な人。みんなそれぞれ違った事情を抱えています。
理由は1つだけじゃありません、人間の数だけあります。
ここからはちょっと今学校が辛い方と、過去の自分へ向けて。
学校へ行くと「じゃ、教室行こう」と言われることが多かったです。ちょっと待ってくれティーチャー。
学校に来たことがまず偉い。そこから更にもう一歩!とはハードルが高いものです。
まず学校へ行けた、この事実はめちゃくちゃすごいことです。言葉を変えてしれっと同じことを2回言いました。
現在学校が辛い方、一旦学校へ行けた自分を自分で褒めましょう。
ここでさくまもあなたを褒めます、学校行ったの?偉すぎるじゃん、帰りにピザまん買お。(好きなもの共有したいタイプ)
入ることが出来ない自分を責めないで。
これは当時の自分にも言いたいことです。
まぁ、当時のさくまなら「んなこと言われたって」と言うでしょう。そういう性格です。そんな過去の自分も愛おしいものです。
最後まで読んでいただきありがとうございました🐻