アクティブラーニングはある程度の枠とフリースペース
さぁ考えてみましょう!
この言葉が苦しい時と、わくわくする時がありませんか?
同じ言葉なのに…
この違いはもしかすると、企画のちょっとした工夫で変えることができるかもしれません!
私の所属するandstep(11月中登記予定)では、毎週日曜日に滋賀県長浜市で、感じて!考える!好きが見つかる体験教室「ステップラボ」を開講しております。
普段は長浜で活動している私たちですが、実は出張ステップラボもお受けさせております!!
11月19日は枚方市の小学校へお邪魔させていただき『ウソ?ホント?動画検証』をワークショップさせていただきました。
こちらは、枚方市でキャリア教育をメインに活動されている弊社のパートナーである『NPO法人KEY』さまからご依頼いただき開催させていただきました。
ある程度の枠とフリースペース
さて、早速本題です。
今回させていただいた『ウソ?ホント?動画検証』は
こんなご依頼を頂戴した際にさせていただいているワークショップです。
このワークショップで一番大切にしていることは、
「ある程度の枠を作りながら、自分達で考えて決める」ことです。
上記の教材は第1号です。
これ、いくつかうまくいかなかった点があるのですがお気づきですか…?
この2点です。
なぜ、この2点が不味かったか。
それは枠を作り過ぎてしまっていることです。
あまりにこどもたちが考えて、選択して行動する場面がなさすぎるのです。
行動まで制限されてしまうと、何も考えずに仮説を立てることもできず、ただただ楽しかったで終わってしまうのです。
「楽しい」がメインのイベントならばそれでいいのですが、あくまでも私たちが提供しているのは教育です。
何かを感じて、学び取ってもらいたいという願いがあります。
そこで必要になってくるのがある程度の余白(スペース)です。
この余白があるのとないのとでは、こどもたちの満足度が大違い!
終わった後の顔が圧倒的に違います。
不味かった点がある上記の教材を使い、きっちり目に指示を出した第1回目で一番多かった活動中の言葉は「先生、次はどうやってやるの?」です。
一見、アクティブに活動できているじゃん!と感じるかもしれませんが、私たち的にはイマイチなのです。
理由は、先生ありきの体験になってしまっているからです。
こどもたちは何も考えることなく、正解を出そうとするのです。
下記のように教材を改良し、ルールを「チームで協力する」と1つだけ提示すると…
自分達なりに考えて検証方法を導こうとするのです。
先生がいなくても自分達で考え、決めて体験することができる環境が出来上がりです!
ここまでくると私たちの仕事はほとんどなく、リーダー核の子の意見が強くなり過ぎてそうなチームへの声かけくらいです。(協力関係を作る手立てとして気づきのある声かけをします。)
そうすると私たちや先生方は、こどもたちの人間関係やその子の活動・行動の観察ができます。
先生にとっても新たな一面を知るきっかけになったり、小さな課題発見の第一歩につながる可能性があります。
こどもたちが能動的に、主体的に活動し自己決定の中で学んでいく1つの環境設定として、ある程度の枠を設定しながら余白を作ることが、新たなきっかけを作る第一歩になる可能性があるというお話をさせていただきました!
最後までお読みいただきありがとうございます。
※この記事はステップラボにご参加いただいている方々(保護者様/教育関係者様)へ、教材設定の意図や魅力を知っていただいたり、教育者様の新たな選択肢の一つに活用していただけたらと思い執筆しております。
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