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二次元オタクが日プを見てINIの西洸人くんを知りアイドルに対する固定観念がぶち壊された
ゴリゴリのアニオタである自分がまさかアイドルにハマるなんて、ほんの2ヶ月前までは夢にも思わなかった出来事が起きている。熱のぶつけ所と忘備録として怒涛のように沼落ちしたここ2ヶ月間の経緯を纏めてみようと思う。
INIのおかげでオタクは今、毎日寝不足ですがとても楽しいです(ガンギマリハート)
1.はじめに
前述の通り私はゴリゴリの二次元オタクで、アイドルには微塵も興味がなく…正直な話、アイドルに対してあまりいい感情を持っていなかった。イケメン、美少女集めましたよ!ほら、こういうの好きなんだろ?みたいなあざとい感じがどうにも気に食わず…
(これは私がアイドルという文化に触れる機会がてんで無く、無知故に膨らみまくった苦手意識でした)
アイドルアニメというのも少なくはないが、私は兄の影響もあってバトルものやロボットものばかり触れてきており、音楽は邦ロックしか聞かないので、本っ当にアイドルとは無縁の生活だった。
そんな私が日プを知るきっかけとなった出来事が、「何でもするから今やってるオーディション番組でとある子に票を入れるのを手伝って欲しい」という友人からの連絡だった。
この連絡は間違いなく、私の人生を大きく変えたものだったーーー
2.友人と日プ女子
オーディション番組???投票???なんのこっちゃ。
と思いながら、しかしLINEの文面から漂う気迫が尋常ではなかったため、大した労力でも無いし手伝ってやるか~と、やたら作り込まれた投票までの手順を参考にしながら軽い気持ちで毎日投票に参加した。
12月の中頃、結果として友人の推しはファイナルとやらで落ちてしまい、デビューはできなかったと連絡があった。
友人の落ち込み様は酷いもので、とりあえず励ます私に対して何度も「投票を手伝ってくれてありがとう」「きっと彼女とはまたどこかで会えると信じてるから、それまで私も頑張る」と言っていた。
いや、すごい熱量だな…友人をここまで狂わせる女の子が出ているオーディション番組ってなんなんだ???
私はそこでようやくproduce101に興味を持ち、視聴を決意した。
一般人からアイドルへ、着実に変わっていく過程を視聴者にも共有するという、長期間に渡るサバイバルオーディションシステムは、アイドルや芸能に疎かった私にとって衝撃のコンテンツだった。
それはもう徹夜で日プ3を見漁り、YouTube限定コンテンツを見て、パフォーマンスを何度も繰り返し再生し、全部見終わる頃には一丁前にロスに陥っていた。要所要所でわんわん泣いた。友人の推しも最後まで本当に頑張っていて、悔しかっただろうなぁと思った。
大作アニメを見終わったかのような充足感に(実際めちゃくちゃ長かった)、しかしこれがアニメのようにフィクションではなくリアルであることが衝撃だった。面白いのに、なんて残酷。あの過酷な環境でデビューを勝ちとった11人を素直に応援したいと思った。
この時点で既に“アイドル“に対する抵抗感は薄れていた。「チッケム」やら「エンディング妖精」やら「1pick」やら、当たり前に使われてる知りもしなかった言葉ってこんなにあるんだなと新たな知見を得て楽しんでいた。
しかしこの時点ではまだ「沼」というよりかはプデュというコンテンツそのものに対しての衝撃が上回っていた。
3.西洸人くん
本当に恥ずかしながら、日プを見るまで辛うじて名前なら聞いた事あるレベルのINI、JO1、ついでにNiziUすらも全部韓国人グループだと思っていた。友人には同じ時代を生きてるとは思えないと言われ乾いた笑いしか返せない。
衝撃の日プ3を見終えてから2ヶ月半ほど経った2月の中頃、「そういえば日プって男の子バージョンもあるんだよな。男の子同士でも相手に“”可愛い~“”とか“”カッコいい~“”とか言うんかな??」という謎の疑問から視聴を決意。
そして「いきなりスマイル」に出会ったーーー
この3人、みんな違ったタイプのイケメンで登場の時点から、なんかただならぬ雰囲気とエモさを醸し出しているな…?と思って見ていたのだが、パフォーマンスを見て心臓を撃ち抜かれた。
なんだこれめっちゃカッコいい!!!!!
日プ3には無かった、男性だから出せる力強さ。一切ダンスの知識はないけど、自然と口角がぶち上がるパフォーマンス、圧倒的に引き込まれた。
元ダンサーって言ってたし、やっぱキレが違うな…と素人ながらに感心して見てると当然のように褒められてAクラスに行く西洸人くん。ポタポタ滴る汗までもカッコいい。え、何この人漫画のキャラ???
続いてB評価ながらもすぐに追いつくと宣言するテコエくん。とんでもなくエモい。
そして唯一の未経験者の村松くんがC評価を貰った時、西洸人くんが嬉しそうに笑ったんですよね。
ーーーえ、?!??笑顔めっちゃ可愛いこの人~~~!!!??
びっくりした。まさか現実の人間関係以外で、二次元キャラの笑顔以外でこんな「キュンキュンする」という言葉通りの状態に陥ると思わなかった。なんなら彼氏にもこんなふうに思ったことがあっただろうか……
そこからすぐさまオンタクト評価やビハインドを視聴しさらに驚愕する。え、この人、顔面とキャラクターが違い過ぎない???????
なんかもっとダルそうな…強面クールというか、いい意味でカッコつけてるような人格かと思ったら第一声から何もかも違った。
喋り方が想像以上にふにゃふにゃしてて、終始ふざけているのにとんでもないダンススキルと経歴があって、やっぱり笑顔が可愛くてだいぶ様子のおかしいイケメンだった。私は脳裏に「五条悟」というキャラクター名と「沼」という単語が浮かんでいた。西洸人くんは、私のイメージしてきたアイドル像からかけ離れていた。
そこからはもう、再評価にグループ、ポジション、コンセプトとずっと見所満載で、西洸人くんの人柄とダンスとスタイルとビジュアルに魅了されっぱなしであった。もちろん日プ2というドキュメンタリーそのものにもずぶずぶハマった。
細かく語るとキリがないので、特に上げるとするならば第一回順位発表のスピーチ。
4位で順位が呼ばれた西洸人くんが何を言うのか、なんならこの人ちゃんと喋れるのかなぁとワクワクしていたのだが、彼が言葉を紡ぐほどに、私は衝撃のあまりしばらく固まっていた。号泣しながら話す姿に「この人泣くんだ…」とビックリしながらYouTubeコメントを見て、「僕は本気です」に込められていた当時の西洸人くんの心境を知りこっちも号泣した。
私としてはプラスに捉えていた「この人アイドルっぽくない」という感想は、決して良い方向だけに働くものでは無いと知り、“”アイドル“”としての定義を考えさせられた。そんな中、落ちてしまう仲間のために涙する熱い姿に、私は初めて彼をアイドルだと思った上で好きになった。
「彼の魅力がもう言語で表せない域に達している、生まれてきてくれてありがとう、ダンサーでもなくモデルでもなくアイドルになりたいと思ってくれてありがとうーーーー」と、そんな言葉がデビュー評価を見終わるまでの約2週間、ずっと頭を駆け巡っていた。
あとあんなにカッコいいのにキュン台詞全然言えない西くんめちゃくちゃ可愛くない…!?!???
4.二次元オタク、アイドルを推す
実は日プ2、誰がデビューしているのか知らない状態で見ておりまして。再生数が多い人は受かってると分かってしまうのでそれすら見ないようにオンタクト評価やチッケムを漁っていた。
日プ3はデビューメンバーを知っている状態で見ていたので、折角なら日プ2は無知を利用して何も知らない状態で見よう!と試聴していたのだが、まさかここまで自分の予想を遥かに超えて沼ってしまうとは思わず、この見方は本っっっ当に心臓に悪かった。当時リアルタイムで追って推しに投票していた方々を心より尊敬します…。「悔しかっただろうなぁ」では済まされない、友人があそこまで落ち込む気持ちが痛いほどわかった瞬間だった。
もし西洸人くんがデビューを逃していたら、INIをもちろん応援はするけれど、多分数ヶ月は間違いなくめちゃくちゃ引きずっていたし、FCに入会して数人のプラメをとってYouTubeコンテンツを追いかけEXHIBITIONとフェスのチケットを取るに至る現在のようなハマり方はしてなかったと思うので、当時の国プの方々には感謝してもしきれません………そして11人全員が本当に魅力的で、生まれて初めて男性アイドルグループを推したいと心の底から思った。
ちなみに日プ3の投票を手伝った友人は日プ1も2も見てないという異端児だったので(暴言)、逆にハマらせてやろうと目論んではいます。
そんなこんなでINIの西洸人くん…というよりかは、日プ2での西洸人くんに落ちたまとめでした。
早速INIになってからの彼をディグると、さっきまで24歳だった西くんが26歳になっていたり、綺麗な黒髪がほぼ白のド金髪になっていたりと若干パニックになったが、2年を経てさらにカッコ良さに磨きがかかっていてめちゃくちゃ感動した。既に仕上がっていると思ってたのにそんな凡人の予想を軽々超えてくるビジュアル。こういう経験は二次元だと早々無いことなのでとっても新鮮。
「推しが“”生きてる“”ってこういうことなんだな…!」と異文化交流に触れる気持ちで楽しいオタクライフを送っている。
めちゃくちゃ長くなりましたがもし読んでくださってる方がいらっしゃれば、ありがとうございます。