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人の初めてを奪ってはいけない

台湾から日本へ戻り、猛暑といわれた夏を2カ月間実家でぐうたらと何もせず過ごした後、国内線に乗って1時間半、そして電車を少し乗り継いだ街へやって来た。

今はこの街を探索中である。


台湾時代、台湾へ語学留学に来られた方、大学へ留学に来られた方のサポートをやっていた。
空港送迎、宿舎の入居手伝い、学校の入学付き添い、口座開設、SIMカード購入などあらゆることをお手伝いしていた。

お客さんによっては空港の出迎えから宿舎案内をしたり、別日に学校入学の付き添いしたりと割と長く一緒にいたりすることがあった。
ほとんどの方は初めての台湾、期待や不安などそれぞれがいろいろな思いを抱えてやって来ているのだ。

現地サポートとして、依頼を受けたサポート以外に、公共交通機関内での飲食禁止、バスの乗り方、おすすめアプリ、車やバイクなど交通に気をつけることは伝えていた。

だけれども敢えて自分から台湾ってこんな人が多いだとか、こういうのが苦手だとかは伝えなかった。

そこに住んで、いろんな経験をしたり、いろんな人に出会って得る体験や感情は人それぞれだから。
私の自分の体験談による先入観を与えてはいけないと思った。

ストーリーの展開を楽しみに映画館に来たのに、隣の人があらすじを全部喋ってしまうと面白くないよね。それと同じ。



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