つながっている
テレビで見た絵本に心ひかれた。
タラブックスの展覧会の紹介だった。
「…思い続ければふとしたときに会えるから、その時を待つことにする。」
といっても、何もせず出会えるはずはない。
図書館にはなかった。
ネットで調べたがどこも売り切れ状態であり、販売元には次の入荷は翌年6月頃とあった。
思い出してはネットで検索した。
友人が住んでいる街の小さな書店で扱っていることを知り、友人にその店を知っているかと尋ねた。
「行ったことはないが、地図で確認したら近所だ。」とすぐに返事があった。
かすかな期待を持ち、書店にメールで問い合わせをした。
「『夜の木』の在庫はございます。他にもタラブックスの『水の生き物』もあります。」と嬉しいお返事が届いた。
嬉しいことは続いた。
私の近くに住む共通の友人が、その友人のお家に遊びに行く予定にしていると教えてくれた。
テレビで知ってから一か月も経過していない。
とても早く出会うことができた。
見てしまうことがもったいなくて、袋から出さないでそのまま飾っている。
先日、同じタラブックスの本『太陽と月』を見つけて借りてきた。
タラブックスの本は心に響く。
…これからの私に大切な存在になる気がする。
来週、二人の友人と一緒に会うことになっている。
彼女達にはそれぞれ小さな子がいる。
小さなレッグウォーマー、2足目制作中。