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雑感 149 爺棄て山は生まれ故郷

雑感 149  爺棄て山は生まれ故郷 

 営利企業の目的は、利益を上げる事です。
 その利益で社員を雇用し更なる利益を得ようとし、研究開発や製造販売、サービスの提供を継続して行きます。
 その一方で、次の様な管理や組織運営を求められます。
 ・社会的な倫理やコンプライアンスに違反していないか
 ・各種ハラスメントが横行していないか
 ・特別な事情を持つ社員を不利な立場にしていないか、
 ・国や国際機関の定める規定に沿った試験をしているか
 ・環境に対し”優しい姿勢”を持っているか、また実践しているか
 ・顧客データなどの電子保存データの管理は適切か
 ・技術資料等、組織特有の情報は適切に管理されているか
 などの上記の対応を確実に遂行するには、事細かい規程や規則を立案作成し、運用する必要があります。
 また、全社員への教育も徹底しなければなりません。

 もし何か一つでも、不正や不実行があったとすれば、、、
 「内部告発」による、関係各省庁からの調査が入ります。
 または、マスコミ各社の報道が始まり、各社は記者会見を行い、発せられた文言に違和感があればそこも追及され始めます。

 同時に、コンサルタント企業や教育代行、弁護士や会計士、その道の専門家と自称される方々からの『突撃営業訪問』も、進行(侵攻)しているのではないでしょうか?

 日本を代表する自動車メーカーの「車両認証検査の不正」があったとして、マスコミ各社が大合唱されていました。
 その中の一つに、衝突実験の不正があったそうです。
 「 検査対象の車両に、1,100㎏の物体を(もしくはその物体に、)衝突させ
乗員の保護や燃料の漏れが無いかの試験を行う。 」
 それに対し、彼の自動車メーカーは 1,800㎏の物体を(もしくはその物体に、)衝突させ試験を行い、その結果をを国土交通省へ提出していたそうです。
 日本国内向けの車両は、1,100㎏と国土交通省が定めています。
 北米向けの車両はについては、1,800㎏と北米が定めています。
 1,800㎏での試験なら、1,100㎏での試験も行けんじゃね?2通りの試験しなくても良いっしょ。
 と考えたかどうかは知りませんが、それが問題だったのです。
 規定は 1,100㎏です。本来なら 1,000㎏でも 1,200㎏でも駄目です。1,800㎏でももちろん駄目です。
 何故でしょう?  決まりだから とも言えます。
 燃料漏出防止装置があったとして、1,800㎏では正常に作動し燃料漏れが防げたとしても、1,100㎏では作動せず漏れが起きるとしたら、それは大惨事に繋がります。
 元々の規定が、1,100㎏の衝突で燃料漏出防止装置が作動する事となっていれば、別な重量ではそれを証明する事が出来ないので、やっぱり 駄目です。
 自動車メーカーは、向け地毎に定められた試験をすべて行い、認証を受けなければならないのです。

 それをしなかったのは、そういう規定規則を持っていなかったのか。
 あったとしても、管理運用していなかったのか。
 一部の社員が、守っていなかったのか。
 守ったか守っていなかったのかを確認する方法や監視する機能はあったのか、無かったのか。
 そもそも、全社員が決まりを守る気持ちを持っているのか。

そんなことを確かめている間に、

 ありとあらゆる お手伝いをいたしますよ。
 お任せ願えませんか?
 報道の熱を早めに下げる術も、、、、あるんですけどね。

 コンサルタント企業、教育代行、弁護士、会計士、その道の専門家と自称される方々、、、、皆さんお仕事を頑張ってらっしゃいます。営業を仕掛けて来ます。

 テレビや新聞、雑誌やネットニュース(新聞社や雑誌社、報道提供会社から記事を購入)が、沢山の時間を費やし、驚くほどの広さで報道します。
 マスコミ各社も営利企業ですから、スポンサーの意見を窺うでしょう。
 視聴者や記事購入者をより多く集められる様に、言葉も選ぶでしょう。世間の注目を集めれば集める程、収入が増えるのですから。
 
 スポンサーとマスコミの間には、広告代理店という組織もあるそうです。
 オリンピックや万博、ワールドカップや国際大会の運営や放送報道も、一枚も二枚も噛んでいる様にも思えます。
 「こんな症状、覚えはありませんか?」「お医者さんへ行きましょう。」のキャッチコピーで不安を煽る、昨今のTVCMの多い事と言ったら、怖くなるほどです。スポンサーは製薬会社だったりします。
 ワクチン接種が、国負担で無料とか安価で受けられるとなったら、その病気の事をこの世の終わりの如く報道し、医療機関へと誘います。子宮頸がんワクチンとか、、、COVIDとか、、、
 生き辛さとか感受性が強いとか、人からの言葉にショックを受け動けなくなったとか、繊細さんと呼ばれる方へは 「心療内科へ行きましょう。」と囁き、安心できるだけ両手に抱えきれない位のお薬を頂けるそうです。保険適用範囲内で。

 スポンサーと広告代理店、その先のマスコミ各社からの報道という名の お題目、、、祝詞、、、呪言、、、

 毎日毎日聞いていれば、その気になってしまいます。
 政治とお金の問題とか統一教会とか、増税とか円安とか、、、、

 電波の届かない所へ移り住み、風の音を聞きながら暮せて行けたら、、、、なんて考えたりします。
 慌てなくても大丈夫です。東京と地方の都市部以外は、もうすぐそうなるかもしれません。
 人の居ない所に税金の投入や設備投資、インフラ整備や物品の販売などは 無駄 の一言で、終わりです。
 テレビで育ち、テレビで踊って来た老害の行く先は、爺棄て山 という 生まれ故郷な気がします。
 

 やまとやじろべえでした。
 ではまた、ごきげんよう。

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