妄想爺のとんでも史観 (3) エビス
エビス
蛭児、水蛭子、蛭子、えびす、恵比寿、蝦夷
記紀神話に、伊弉諾伊弉冉の子に 蛭子 が産まれた。とあります。
最初に生まれたとか、天照、スサノオ、月読達の間に生まれたとか諸説あります。
箱に入れ、船に乗せ、流したと言われています。生まれて直ぐか3年経っても喋らないとか立てないとか、人の形をしていないとかの理由で。
流れ着いた先で、その国の王となった。とも言われています。
ヒルコ、、、ヒノミコ、、、日ノ御子、、、
蛭子 と書いて、ヒルコ、エビスとも言い、蝦夷(えみし)にも比定されます。
その昔、家族の存続は末子伝承だったそうです。
生まれた子供の半数しか育たない時期が、つい最近まで続いていました。
(余談。2021年この国の出生数は約80万人。堕胎数は約20万。正否二極論では語れないディープな、ナイーブな数字)
末子が成人しそうだと早く生まれた子供は、成人すると旅立つか他所の家族になったり、自分の家族を持ちます。
その末子成人の目安が、満4歳(数えで5つ)くらいで「もう大丈夫だ。大人になってくれるだろう。」だったのかな?と思います。
七五三の祝いの始まりの様な気がするのです。
数えで3つ(満2歳)で、良くここまで大きくなってくれた。数え7つ(満6歳)で、これからは男の子として、女の子としてそれぞれの役割を覚えてくれ。
年長者の言う事を、何でも素直に聞いてくれるのがもしかして満4歳(数えで5つ)までなのかなとも思います。イヤイヤ期と言うのもありますが。
10歳くらいにもなると、子供でも一人前に自分の意見を持ち反論したりしますよね。
10代後半ともなると、一人前の成人です。一皮むけます。行動します。考察もします。行為もします。
で、旅立ったヒルコが海を渡る海人になって、リーダーになって、たまたま渡った先で 王 になって、帰って来てみたら、生まれ故郷は様変わりしていたのかも。
ヒルコは別名浦島太郎で、別伝で山幸彦と呼ばれ
海を渡った先、後に新羅(あるいはコマ)と呼ばれた国の脱解王で、
数年、数十年、数百年で帰って来てスサノオと呼ばれたり、天日槍と呼ばれたり、
大国主と呼ばれた人と一緒にあちこちで国を作り、少彦名と呼ばれて
ヤマトタケルと呼ばれた一族へ主導権を渡し、静かに日本海側で暮らし
継体とか後で呼ばれる蘇我(われよみがえり)氏として、奈良のヤマトの地で大王となり、
正史から抹殺されて、ところがどっこい地方で根付いて七福神となった一族。
という、本日の妄想でした。
て言うか、日本の中心って、、、、何処? 最高権力者の在所? 天皇の在所? 天皇っていつからそう呼ばれた?
日本中が、日本の中心だったりして。人が沢山集まったところが、都だし。
江戸時代なんか、強制的に武士も町人も職人も地方とローテーションしてたし。
中心なんてどうでもいいし。
ではまた、お会いしましょう。
ごきげんよう。
やまとやじろべえでした。