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雑感 33 現場主義。

  雑感 33
現場主義。現場とマニュアル、POSシステムとアダルトビデオ。

現場主義。昭和から平成の時代にはまだ使われていた言葉。
令和の時代には既に、死語になってるのでしょうか。

3現主義とは、3つの“現”を大事にする考え方です。3つの“現”とは、現場、現物、現実の3つです。
現場・・・必ず現場に足を運び、
現物・・・必ず現物を手に取り、
現実・・・現実を自分の目で見て確認する。

5現主義とは、現場、現物、現実の3現主義に、原理、原則を加えた考え方です。
原理・・・物事を成り立たせる法則や、それを起こすメカニズム等のこと
原則・・・多くの場合に当てはまる物事の決まりや規則のこと

引用元:カイゼンベース株式会社 KAIZEN BASE, Inc.

今現在は、リモートワーク花盛り。リモート飲み会、デート、果てはSE〇 (ビデオ通話しながらのSE〇…オ〇ニーの見せ合いっこでんがな。)
、となると、画面上で現場の進捗や状況を確認しようとすると、カメラ(監視とは限りません。安全確認や防犯の為です)や行程毎の入力、処理となります。
スーパーやコンビニでは、レジで商品のバーコードをスキャンすると即時、データは集計され、分析され、次回発注と配達時の品目、数量、時間まで指定され、商品が動いて行くそうです。
POS(ポイント・オブ・セールス)と言うのだそうです。それが製造現場へも展開されています。

勤務先には、限られた人のみ使用できるネットワークシステムがあり、製品の入荷~加工~在庫~出荷の工程それぞれで入力処理します。POSシステムの工場版ですな。
これが滞ると、次の工程の作業が止まります。必ず、入力処理しないと全てが止まります。一人が万人の為に必死になります。
管理する人(白襟さん)達は、画面を見ながら、マウスを動かしながら、何かを飲みながら画面を見ています。万人は一人の為には、、、、動きません。
数字の羅列の表や、出来高、進捗度合いのグラフ、現場のカメラ映像を見て、ブツブツ言ったり、ほくそ笑んだりしています。(多分、、、きっと。)


まるで、アダルトビデオですな。


画面の中では、出演者(現場の人達)が必死こいて、泣いて笑って、のたうち回って、、、最後にカメラ目線で『ありがとうございました。』と微笑むのを、満足げにご覧になるのです。右手をしきりに動かしながら、、、マウスですよ。(〇〇ス?、マ〇〇?)
出演者が集まらないと、派遣の方々を呼んできます。仲介する人たちもいます。タレント事務所の様ですな。
出演者が頑張ると、売上(出来高)が上がります。出演者が頑張れなくて売上(出来高)が下がると、リモート会議とやらで叱咤激励が来ます。
単体の出演者が多い程、喜ばれます。企画の出演者ばかりだと、「つまんねぇ。」と言うのかどうか知りませんが、、、、そんな気がします。
企画さん達にも、単体さんの様な出演者になれるように、作業標準、作業手順、マニュアル、やっていい事とやってはいけない事。道具の使い方指導書(バイブやドリル?)を作れと、管理する人(白襟さん)達から、指導が来ます。
それでもミスしたり、不具合が出ると「なぜなぜを繰り返し、原因究明を」と指示が来ます。(なでなでではありません)
そういうマニュアルが一通り出来ると、それを見ながらまた画面をご覧になられるようです。(ご自身が作られたかの様に。)

令和の新時代。就職するなら、知識の豊富さと、新しいカタカナことばを沢山使える『リモートサラリーマン』が、一番美味しい様です。
学生の皆さん。旧石器時代の概念(3現主義、5現主義)は実践するにあらず。知識としての指令発信の参考となさってください。

とてもいい時代になったものです。
この時代にあと少ししか生きられないのが、非常に残念です。

やまとやじろべえ でした。
では、また、ごきげんよう。

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