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妄想爺のとんでも史観 (8) 重なり 分散
重なり 分散
神話、古事記、日本書紀、口伝え、、、
一人(一族)の逸話を、名前を変えて伝えられています。
蛭子、浦島太郎、山幸彦、脱解王、スサノオ、天日槍、少彦名、猿田彦、、、
羽衣天女、豊受大神、大物忌神、姫コソ、天鈿女命、神功皇后、
小碓尊(おうすのみこと)、日本童男(やまとおぐな)、日本武尊(やまとたけるのみこと)、ヤマトタケル、物部氏、、、
本来の名前や出自は、どうでも良かったのか?、自分たちにとっての神の名前で充分だったのか?
古代、その人の本来の名前を口にする事は禁忌だった。とも聞いた事があります。
”魂”を抜かれるとか抜かれないとか、、、
日本人特有の、「肩書でその人を現す。」の基礎がそのあたりから来ているのかも知れません。
『時の権力者に 憚 って、別名で口伝して行った』
『正式な名前の記録は、悉 く焚書にされた。』
『後世の権力者が、気に入らない人物を歴史から抹殺するために、話を分散させた。』
『誰がしたのか分からなくさせる為、複数の名前を用いた。』
んな訳、ねえべぇ~。
権力の集中って、権益の独り占めとか富の独占が伴わないと、しないよね。
その独占がある程度、達成できてれば些末な事、放っておくよね。
それを達成する為に手段を選ばず、人の恨みを買う様な事してたら、、、、何かで許しを乞おうとするよね。
神として祀り、美化して、褒め称え、バチが当たらない様にするよね。
何処かの大陸みたいに、前権力者を徹底的に扱き下ろす事、出来ないよね。
そうしちゃうと、どんな天罰(祟り)が下るか、気が気じゃないよね。
ある集団が、日本各地へ分散しながら出向し、交易や土木工事、農業指導をし、お供え物を受け取り、それをまた交易しながら、各地へとまた出向する。
出身地や父母や先祖から受け継ぐ故郷への思いは、みんな持っていたのでしょうか?
末子伝承だったと前に書きました。長兄や長姉は他の家族や土地へと移り住みます。その地で根を張ったり、さらに先へと進みます。
他所から来た家族や集団が、この村を豊かにしてくれた。
交流の時、自慢話や伝承されてきた一族の話を、盛ったりしながら話します。
伝言ゲームってあったでしょう。小学校の時の遠足や社会見学の時のバスの中。
口伝えで物語を繋ぐと、ワードが変わったり、話が大きくなったり、漏れたりしましたよね。
同じ一族でも、向かった先が違えば口伝えも全く同じとは言えなくなります。
一人の人間の話じゃ無く、家族や集団で移住してきた一族。その先祖やリーダーや担当者の英雄譚が、呼び方を変え、それぞれで受け継がれていく。
ではまた、お会いしましょう。
ごきげんよう。
やまとやじろべえでした。