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雑感 42 下請法。責任と待遇。鶏口となるも、牛後となるなかれ。


雑感 42
下請法。責任と待遇。鶏口となるも、牛後となるなかれ。

下請法と言う法律があります。
下請取引の公正化・下請事業者の利益保護 が目的の法律。

ぶっちゃけ、大きな会社から小さな会社へ仕事を依頼するときの、やらなきゃいけない事と、やっちゃ~いけない事を決めた法律。

資本金の規模による適用と、依頼内容による適用があります。
資本金が50%以上入った子会社への取引は、適用外。だそうです。

私の勤務先の発注元は、99%資本出資している親会社なので、適用外。
でも、勤務先から業務を委託している地元の協力会社は、適用となります。

親会社から見て、協力会社への委託業務は「俺は知らない。あんた(勤務先)の都合。」となります。(はっきりとは言いませんが、、、)
勤務先は、トンネル会社にはなりません。
私の勤務先が、地元協力会社に対し下請法の順守義務を負います。
親会社は、勤務先に対し下請法の順守義務を負いません。同じ会社内の出来事。とみなされるそうです。

製品納入先に対し、勤務先がグループを代表し納期や品質の責任を負うとされ、
社員の処遇待遇や会社の将来などは、『別会社、、、だよね。』との、スタンスです。

責任と権限はセットだと思っていましたが、いつからか別物になってきた様です。責任を全うする為に要する権限は、許可制です。その基準は費用対効果?、立場と職制?、とばっちりの可能性の有無?、第三者(マスコミとか弁護士とかコンサルタントとか、、、)からの、ツッコミの予測?

これが世の中なのでしょうね。

この法律が出来た背景を妄想してしまいます。
弱者救済と保護の旗印の下、責任回避の迂回路設置を考えた人たちが居たのかな?   それともあれこれ言うけど、責任は君ね。とでもしたいのかな?   商法とか他の法律と言うものがあるのに、今さら何を、、、の感が拭えません。

素直で卑屈な私は、そう考えてしまいます。

鶏口となるも、牛後となるなかれ。
強い勢力のあるものにつき従うより、たとえ小さくても独立したものの頭(かしら)となれということ。
「鶏口」は、鶏のくち、頭(あたま)のこと。 「牛後」は、牛の尻(しり)

勝ち組、首都圏勤務、責任回避、老後資金の確保と保証、リモートワークサラリーマン(白襟さん)、、、、、

低リスク。高収入。安心安全安定した暮らし。
鶏口になるか、牛後につくか、、、令和新時代、答え出てますね。

やまとやじろべえでした。
では、また、ごきげんよう。

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