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(自分の中で)ひと足もふた足も遅れてきた夏フェス

こんにちは。すうちです。

すっかり肌寒くなりました。

先日、近くの大学で学園祭があり興味あるイベントがあったので、ふらっと行ってきました。

(時は既に芸術の秋かもしれませんが…)今回は学園祭で「夏フェス」を感じた個人の感想です。

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タイトル画像:Atelier hanamiさん



はじめに

ある日、我が子が近くの大学の学園祭に「アイドルの〇〇が来る!!」と興奮気味に語っていた。

アイドル以外に芸人やタレントのイベントもあるらしく、今はどこの学園祭もこんな豪華なんだろうか。

以前、一般的な洋楽や邦楽に余り刺激を感じられなくなった頃、アイドルの楽曲にハマった時期がある。我が子はそのDNAを受け継いだのか!?今やアイドルに関しては、私よりはるかに詳しい。

最近は音楽にうとくなり、参加リストを見てもほとんど知らない人ばかり(名前を聞いたことあるグループは1組程度)だったが、もう何年もライブに行けてなく、その週末は予定もなかったので参加することにした。

当日は天気に恵まれ日中日差しも強く、日向ひなたで長時間居るのは避けたい汗ばむ陽気だった。

普段あまり外を出歩くこともない私は、この懐かしい感覚に以前毎年のように参加していた「夏フェス」の記憶を思い出した。


若さとエネルギー

会場は、開放的な野外ステージで人が密集する感じもなく、頑張れば先頭で観ることもできた。

ただ、前の方はファンの方々が並ばれてたので、少し遠目から観ることにした(それでも普段のライブより全然距離は近い)。

そこには推し活ファンと思われる男女交えた若いグループ(観客)も何組か居た。

ライブ中そのグループを横目でチラ見すると皆一様に楽しそうである。曲の要所での掛け声はもちろん、時には皆サークルで回ったり、ダンスや組体操的な!?応援もあった。

さらにその若いグループは推し以外の演者にも同じテンションでライブを盛り上げていた(元々アイドル全般がスキなのかもしれないけど…)。

こういう観客の反応は、演者側にも大きな助けになるのではないだろうか。。。

フェス(学園祭など)の観客は、その演者以外を目的で来ている人達もいる。いわゆる自分達のファン以外もいるアウェイでライブするのはハードルもあるだろう。そんな中で観客の反応があると場は盛り上がるし、演者のテンションも上がる相乗効果やライブの一体感につながる気がする。

それにしてもアイドルのライブを観て思うのは、年齢的に多感な10代、20代で身体や精神面も日によって調子良くない時もあるはずなのにそれを微塵みじんも感じさせない唄やダンス、ファンに向けられる笑顔や何かを成し遂げようとする姿は尊敬の念すら抱いてしまう。

さらに、アイドル曲に見られる刻々と変わるフォーメーションや何度も変わる転調やリズムについていく感性もその裏には多大な努力があるに違いない。

アイドルに限らず、表舞台に立つ人は何かしらを犠牲にして作品やファンのためにひたむきに時間を費やしたり、多かれ少なかれ壁と向き合って乗り越える経験をしているのだろう。

学園祭の無料ライブなので、計5~6組、パフォーマンスは1組30分程度だったが、それでも久しぶり間近でライブを体感できて「若さから湧き出るエネルギー」を感じられた贅沢な時間だった。


軽音部のライブに昔を思い出す

アイドルや芸能人のイベント以外に大学の軽音部のライブもあった。

学生が好きな曲の一部(あいみょんや髭男など??)を生で聴けたり、大学の先生達のバンドは70年代のロックや自分が学生の頃ハマったバンドの演奏もあって懐かしさを感じられた。

学園祭なのでバンドのセッティングやリハも丸見えなのだが、リハ中の音合わせは、なぜかこちらにも緊張感が伝わってくる。

数年前まで年に一度定期演奏会でライブの演者側を経験してた身として、その気持ちは身に染みてよくわかる。

いくら練習を重ねても何度ライブを経験しても、本番直前に襲ってくるあの緊張感は忘れられない。そして、本番は予想しなかったことがなぜか起こるものである。

しかし、自分に関して言えば、ライブで失敗したり、突然のトラブルにあわてた経験があるおかげで多少神経が図太くなったり、度胸がついた面もある気がする。

実際、軽音部のライブ中もアンプのトラブルで中断することがあった。

オール女子のバンドだったが、トラブル起きたアンプ周りに皆で集合していじり始めた。

ケーブルを変えたり色々試してる様子で、観客に背を向けマイペースで作業する姿は何だか微笑ましく、少し笑ってしまった。

少し経って何か言わないと!!と気づいたのか「機材トラブルで少々お待ちください」と観客にアナウンスしていた。

アンプが復旧して何を演奏するかと思いきや(大変失礼ながら…)そのバンドは見かけから全く想像できない「Alexandros」を爆音で演奏始めた時は度肝を抜かれた。

粗削りながらも音楽に向き合うスキが感じられる演奏で、大学の頃初めてギターを手にした気持ちを思い出した。「音楽っていいな」と感じられた瞬間だった。


芸術の秋も体感

学園祭は、屋台の出店や各学科の展示もあった。

屋台は地元の食材を利用したり、学科の特色を生かした(例えば、外国語学科ならその国の)食べ物などが並んでいた。

また、建築学科では、地域の生活や人の暮らしをよりよくデザインする未来構想(建物の設計図やモック品の展示)もあって、40代後半の自分には想像もつかない斬新な発想やある意味アートを感じる刺激をもらえた。

ちなみに、各作品の展示はYouTubeのQRコードの併記があり、詳細はそれを観て下さいとのことらしい。今時なプレゼン方法と思った。

今は若い世代の方が環境意識が高かったり、サステナブルな活動に共感する人も増えていると聞く。

総じて、若い人が持つエネルギーや鋭い感性を間接的に知ることができて、今回の学園祭は、最近自分になかった有意義な休日の過ごし方になった。


最後に

今年noteで夏の時期に「Rock in Japan」や「Fuji Rock」のレポを投稿されてた方も多くいましたが、今年は結局行けなかったのでレポを読みながら、フェスに行った感を妄想してました。

我が子がきっかけで、遅れながら体験できた夏フェス感を書いてみましたが、来年はフェスに行けたら(その時もnoteを続けてたら)ライブレポも書いてみたいな、と思いました。

余談として、我が子と学園祭では別行動だったのですが、アイドルのライブ中、推し活の観客に知り合いがいたようで後ろの方で一緒に踊ってたらしいです。。。

我が子ながら、父をこえるコミュニケーション能力と周囲に溶け込む適応力に完敗しました!!

まあ、それでも個人的には学園祭を十分楽しめたので良しとしたいと思います…笑

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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