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【読書感想】 『君たちはFIRE後どう生きるか』 実際FIREした方々の体験談と自身の比較

こんにちは。すうちです。

先日、かなり久しぶりの夏フェスで観たVaundyの余韻に浸って、今週は仕事中もずっと頭の中で曲が流れていました(時代の波を後追いしている私…)。

今回は、前振りと全く関係ない少し前に読んだ本の感想です。

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※タイトル画像:出雲千代さん



はじめに

寺澤伸洋(著)

著者を含めて、実際FIREされた方々20人の体験談やFIRE生活で得られたもの、FIRE生活に至るまでの過程が書かれています。

ただ、書籍にあるFIREは、一般的に言われる「Financial Independence, Retire Early」ではなく、「Financial Independence, Restart your life」と定義されており、本に登場される方は、FIRE後も何らかの仕事を通じて収入を得ています。

これまで「FIREなんてめちゃ稼いで資産がある人しかできない」と思ってたので、この定義であれば「より現実的だし、自分の理想的な働き方に近いかも」と思いました(サイドFIREやコーストFIREの部類にあたりそう)。

最近になって、これからの働き方やどういう暮らしが自分にとって理想なのかを考える機会もあり、よく耳にするFIRE生活は実際どうなのだろう…という想いから手に取った1冊です。


個人的に思うFIREした方々の共通点

最初は小さく行動 (副業から本業へ)

本に登場される方々は、生まれが裕福だとか恵まれた環境にいたわけではなく、最初は普通の会社員として働いていた人達です。

ただ、「給料が少ない」や「今の仕事に不満」など現実があったとして、それを抱えたままではなく、副業や転職など自ら現状を変えるべく行動しているのが印象的でした。

私も含めて大抵の人は「こういう事をやってみたい」と頭にはあっても、最初の一歩をなかなか踏み出せないのが多いのではないでしょうか。。。

本の中では、Kindle出版やYouTube、週末起業などのはじめは小さかった収入が徐々に大きくなり、それをきっかけに講演の依頼やコンサルの仕事にも拡大。そして、そんな収入の支えが会社を辞めても精神的な安定につながっていくなど、日々の小さい行動の積み重ねが今につながっているように思えました。


長期投資、高配当株などの資産運用

他に共通点で気づいたのは、FIREしたほぼ全ての方が!?何らかのインデックスファンドの長期資産運用や高配当株の投資を若い内からやっていたということです。

一般のFIREにある全く働かずに4%ルールで資産を切り崩していく生活は、その範囲に収まらないと資産が減っていく不安もあると思いますが、本のFIREされた方々は何らかの収入を得ているため、基本そのまま運用を継続しているようでした。

また、次にもつながりますが、FIREを目指す場合、ミニマリスト的な考え方は有利な気がします。


堅実な生活

本を読んで一番意外だったのは、FIREした方々は皆、堅実な生活をしているということです。

会社を辞めても暮らせる一定の収入や精神的な自由を得たとしても、それで派手な生活に変わったり、パリピな豪遊!?(注:個人の勝手なイメージです…)して過ごしている方は一人もいませんでした。

基本的にFIRE後も生活レベルを変えることなく、いかに収入から無駄な支出をおさえて余剰資金を作るか?を優先して、その資金を資産運用や自己投資(スキルアップ等)に回すことを考えているように思います。

かといって、決して我慢や窮屈な生活をしている訳ではなく、モノではなく自分の経験を広げるコト消費には惜しみなく使っている印象を持ちました。


自身との比較

資産運用や給料以外の副収入

私の状況とFIREした方の共通点として、インデックスファンドの投資は、30代からコツコツ続けています。

ただ、これまでは単に給与から毎月一定額を投資に回すだけでした。先の経済的な不安を少しでも減らすため、収入と支出を見直して余剰資金があれば追加で運用に回そうと思いました(今は子供の教育費などお金がかかる時期なので、結果余剰なしのオチもあり…汗)。

また、副収入の面では、昨年末に(まだ1冊ですが)Kindle出版をした結果、給料以外で本当に微々たる額ですが定期的に入るようになりました。

普通ならこれをもっと広げる手もありますが、そのためには時間の確保が必要で、前回1冊書くのにかかった時間を考えるとなかなか重い腰が上がらない状況です。

とはいえ、私の場合、毎日無駄のない時間を過ごしているかと言えば、気づけば何時間も動画や映画を観ている日もあったり、自宅で放電している時間もあるので、結局は意識の問題(1日24時間をどう配分するか?)と思っています。。。


最後に

現状、私自身は会社員として働いているので、今回のようなFIRE生活(会社に依存しない経済的な自立と精神的な自由)には正直あこがれはあります。

現時点で会社を辞めれるくらい副収入やFIREする勇気が持てる資産がある訳でもないですが、自分にとってこれからどうありたいか?何に時間をどう使うのか?を考えるきっかけになりました。

恥ずかしながら、この手の本を読んだ時は毎回意識を変えて「理想的な生活を送ろう」と思っても、時間が経つといつもの生活に戻っているのが現状です…

先のことを考えると、そろそろ根本的に仕事や生活習慣を見直す時期なのかもしれませんが、いま具体的にやりたいことや理想の生活がある訳ではないので、自分なりに先のシミュレーションをしつつ、今回の書籍でFIREした方々のように色んな道を模索したいと思いました。

会社に縛られず自由に生きるFIREを目指す方には、多くの事例が紹介されているので、読んでみると参考になる部分もあるかもしれません。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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