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【エンジニアの道は果てしない】 macOS Venturaにアップデートしたらgitが動かなった話に思う、人によって違うバーションアップの重み
こんにちは。すうちです。
先日1年前に購入したMacBookAirをmacOS Ventura(最新OS)にアップデートしました。今回はそんなアップデートに関係しつつも色々と脱線した話です。
※タイトル画像はvia myroomさんです。ありがとうございます。
macOS Venturaにアップデート
自宅はデスクトップPCとMacBookがあり、デスクトップは仕事などがっつり作業用。MacBookは持ち運びできて便利なので、noteや簡単なプログラムを書いたり軽めの使い方をしてます。
MacBookはカスタムは殆どしてなく、プログラム用にVScode(コード読書き)やgit(コードのバージョン管理)を入れてる程度です。
急いでOSアップデートする必要はなかったのですが、雑誌で最新OS Venturaの特集記事を見て割と新しいもの好きなので、システム環境設定の外観やステージマネージャという新機能を体験したいと思ってしまいました。
ただ、最新OS(に限らず新しいソフトウェア)というのは、最初は不具合が多く安定まで時間がかかるのはよくある話です。
いつもはしばらく様子見る派ですが「今のMacBookは大したもの入ってないし、大丈夫かも」「最初のリリースから1ヶ月以上経ったので少し落ち着いた頃だろう…」と、その時は安易に考えてました。
そして、gitは動かなくなった
近況でOSアップデートが途中で止まる等の不具合も聞いてましたが、私の場合、特に問題なくすんなり最後まで終わりました。
再起動後、最初見た目や動作は特に問題ない印象でしたが、しばらくしてプログラム書いた後に修正を記録しょうとgitのコマンドをたたくとエラー発生。
GUI_Image_Editor % git log
xcrun: error: invalid active developer path (/Library/Developer/CommandLineTools), missing xcrun at: /Library/Developer/CommandLineTools/usr/bin/xcrun
事前に調べた不具合は起きなかったと安心してた矢先、遭遇した現象。。
追加で「Ventura git 不具合」等で調べると幾つかヒットしました。完全に見落としですが、既知の問題だったようです。
以下、参考に遭遇した現象と対策です。
mac環境
MacBook Air: M1、2021年モデル
OS: Ventura 13.0.1
不具合現象
gitの存在をキレイさっぱり忘れたかのように、何のコマンドも効かない。
元々登録されてたはずのPATHが消えたことが原因ぽいです。
xcrun: error: invalid active developer path
対策
基本的にxcodeの再インストールが解決策でした。
自分の環境では、最初gitを入れなおそうとしてエラーが出たので、
> brew install git
:
Error: No developer tools installed.
Install the Command Line Tools:
xcode-select --install
メッセージに従い、下記手順で解決しました。
(念のため、再度gitも入れましたが1だけでもOKかもしれません)
1.> xcode-select --install
2.> brew install git
→コマンド実行後、必要なソフトがインストールされる
動作確認
3. > git --version
git version 2.38.1
一瞬あせりましたが、今の所は他に不具合は起きてません。
ソフトウェアのバージョンアップとは
なぜ、ソフトウェアはバージョンアップで不具合が起きるのか。
(macOSの中身はわかりませんが…)以下、過去に経験した主な要因です。
・ベース(OS)の仕様変更に上位ソフトウェアが未対応
・アップデートに伴うソフトウェアver不整合(更新漏れ)
・処理変更による挙動違いで不良発生(同期ズレ等)
少し細かい話では、仕様変更(API追加/削除、引数の違い)で動いてたものが動かなくなったり。参照できたデータが取れなくなったり。要するに今までお互い期待してた結果が得られなくなることが背景にある気がします。
ちなみに、製品出荷時などは上記を想定して相当試験しますが、大規模なソフトウェアはその上で動く全てのソフトウェアやツールの組み合わせを完璧に確認するのは時間的な制約で現実的に難しい面もあり、後で不具合が発覚することもあります。
重みの違うバーションアップ
前述の様にソフトウェアのバージョンアップは色んな要因が関係するので事前調査や作業後も互換性テストや不具合時の追加対応など結構気を遣うことが多いです。
私も大小様々ですがバージョンアップは何回も経験しました。比較的最近の仕事でも、ちょっとした議論がありました。
ある時、Xさんは「必要だからすぐやればいい」みたいな口調で楽観的かつ推進派。私は過去に痛い経験もしたのでただ単純に進めれば良いという感覚も持てず、どちらかと言えば慎重派でした。
上記に限った話ではないですが、こういう時に「すぐやればいい」みたいな発言をする人に限って本人はやった経験はないことが多い気がします(個人的にはそういう時、少しだけイラっとする事も…)。
人によって経験は様々なので当然色んな意見はあって良いと思いますが、少なくとも私は、自分が持たない経験がある人の意見は尊重したい気持ちと自分だけの知識や経験で全てを決めつけるのは危ういのではないかと思います。
冒頭の話に戻ると仕事では似た話を慎重派で進めてたはずなのに、プライベートでは安易にアップデートしてしまった自分を顧みて「Xさんもこういうノリだったのかな…」と妙に共感しました(人のことは言えない…笑)。
もう少し話を広げてみる
この話を書いてて、ソフトウェアに限らずアップデートって人も同じかもとふと思いました。
ここ数年は外の集まりに参加する機会はなくなりましたが、以前は前の職場の同僚や昔の友人とたまに会うこともありました。
そういう時、過去を懐かしむ意味合いか毎回同じ話をする人もいれば、その人自身が少しずつ変わっていて毎回違う話が聞ける人もいて、自分はどちらかと言えば、後者の人に刺激を受けてた気がします。
どっちが良いという話ではなく、ソフトウェアのバージョンアップと同様に人によって進む歩幅や方向の差が大きくなると、その人がはるか遠くに行ってしまった気になり寂しさを感じたり、逆になんか噛み合わない居心地の悪さを覚えたりするのかなと思いました。
また、もう少し視点を変えると、恋愛も時が経つにつれて(自分だけでなく相手視点も)最初なかった違和感を感じたりするのはお互い少しずつ変わっていくからで、それが受け入れられない位に広がると上手くいかなくなるのかもしれない…
と思いましたが、人生で片手で数えるにも満たない恋愛経験しかない私には、これ以上偉そうに語る知識やノウハウもないので、この辺で終わりにしたいと思います。。。
最後に
途中からかなり脱線しましたが、今回言いたかったことの結びです。
興味本位でアップデートしたい方を除き、特に必要なければ
macOS Venturaへのアップデートは、もうしばらく様子見した方がよい
というのが、個人的な意見です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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