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【読書感想】 『59-60 奥田民生の 仕事/友達/遊びと金/健康/メンタル』 を読んで、個人的なピンポイントの感想

こんにちは。すうちです。

いつも土曜にnoteを更新してますが、今回は1日遅れの投稿(読書感想)です。

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※タイトル画像:猫助さん



はじめに

奥田民生()

奥田民生さんはミュージシャンとしての活動はもちろんですが、自然体な生き方にも勝手にあこがれを抱いています。ただ、今回書籍の形でエッセイを読んだのは初めてです。本のタイトルや見出しにひかれて読みました。

全体通した雑多な感想は、普段TVやライブで感じる「いかにも民生さんらしい」話もあれば、いつもの雰囲気からは想像できない意外な一面もありました。

他に仕事を通して交流ある、あのメンバやあの人のことも語られていたり、どの章も興味深く、年齢的に少し先を歩まれている人生を無理なく程々に生きる思考法は参考になる話が多かったです。

そんな本を読み終えて「自分を振り返るとどうか?」と考える機会になりました。

以降、共感した目次をお題にしたピンポイントな個人の感想です(なので、本と直接関係ない話も多々あります…)。


ピンポイントで共感した目次に思う、個人的な感想

仕事なんて「8位」くらいがちょうどいい

最近は「仕事なんて程々で良いのでは?…」とますます考えるようになりました。

日本人の真面目な気質もあってか(特に私の世代は)会社に尽くした挙句、身体を壊したり、本当に大事なことに目を向けられない現状もある気がします。

そもそも会社とか他人が決める評価は相性もあるので、かなりアバウトと感じます。それは何回か転職して一方では全く評価されなかったことが別の場所では評価されることも度々経験してきたからです。

また、才能に恵まれたアスリートや容姿端麗な有名人だったり、エンジニアの世界でも凄い技術を持った方に憧れを抱く気持ちは私も少なからずあります。

ただ、その道のトップを維持するには、裏で相当な努力やそこから落ちるかもしれないプレッシャーも常にあるはずで、もちろん社会や未来を変えるほどの才能を持つ方はどんどん上を目指すべきと思いますが、皆がそれを目指す世の風潮には少し違和感もあります。

要は、自分の人生にとって何が大事か?に目をむけるべきで、民生さんのような人は「順位にこだわる必要もないんだな」と感じました。


「親友」なんていなくていい

私はそもそもコミニュケーションが得意ではなく、プライベートでも親しい人は数える程しかいません。

一人で自由な時間がある方が好きなので、今は特に寂しさや不便を感じることは少ないですが、それはまだ働いていて社会と接点や一緒に過ごす家族がいるからかもしれません。仕事を辞めたり子供が巣立っていくと今の気持ちと変わる可能性もあると思います。

もし、親友にあたる人がいなくても、民生さんが言うような「ゆるい繋がりで程よい距離感を保てる人がいる」と、今後の人生が少し豊かになるかもと思いました。


人はいくら稼げば幸せか?

今は家族の生活や子供に使うお金がほとんどで、自分のために使うお金は年々減っています(そもそも物欲が無くなっている…)。

昔は気になった服も「質」重視で年1回程度しか買わなくなったり、毎月使うのは趣味のスクール代や食事代。本は気になったら迷わず買う方なので若干多めですが、それらを合わせても月3万もあれば個人的には満たされます。

しかも、我が家は奥さんも働いているので贅沢をしない限り、生活に困らない程度に暮らせているのもあります。なので(向上心がないと言えばそうですが…)今の稼ぎで十分かもと思ってしまいます。

人によって考え方は様々と思いますが、仮に自分の物欲が広がっていくと、そこに際限はない気がするので、満たされてないかもしれません。

この辺の民生さんの価値観は、自分と近いものがありました。


覚えられないことは忘れていいこと

年を重ねて一番思うのは記憶力の衰えです(本当に人やモノの名前が出てこない…笑)。 

ただ、今は情報過多の時代なので、自分の人生にとって必ずしも重要でない、どうでも良い情報も入ってくる気がします。

老いは誰しも避けられないことですが、本にあった民生さんの言葉は、過剰に落ち込む必要もなく「こういう割り切りも良いな…」と思いました。


「できたらラッキー」くらいがちょうどいい

真面目な人や自分への期待が高い人ほど、何かに挑戦したり一歩踏み出す時にその結果が思うように得られないと落ち込むことも多いのかもと思います。

昔、仕事の同僚が「以前よりキレイなプログラムを書けなくなった」「最近は論理の抜けも増えてきた」と落ち込んでいたことがありました。

私からしたらその人は十分すぎるくらい結果を出してると思ってたので、本人からそういう言葉を聞いた時は意外でした。

私は(昔がひど過ぎたのもあり…)仕事や何か達成できた時は「まあ、こんなもんだよね」とか「むしろ以前より一部は上手くできた」など、それが小さくても喜びを感じられる方だと個人的に思います。

その意味では、自分の感じ方も民生さんと重なるものがあり、それくらいの構え(期待値)の方が案外人生に落ち込まずに済むのかもしれません。


最後に

詳細は避けますが、本の中では民生さんなりの死生観だったり、人生の残り時間をどう過ごすか?など、少しシリアスな話も含まれています。

本書は200ページ以上ありますが各章30分程で読めました。また、今回触れた話以外にも自己啓発書としても参考になる話題も多かったです。

もし気になった方は、ぜひ書籍を読んでみて下さい。


ちなみに「大迷惑」の歌唱に触れた民生さんのコメントもありましたが、、、

少し前に観たユニコーンのライブ(メンバの皆さん全て余裕で50オーバのはずですが…)は、初期の「大迷惑」よりバンドは音厚で民生さんの生の歌唱力や声量も半端なかったです。

還暦間際にして、この曲を今も現役で唄えるなんてスゴすぎの一言…汗

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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