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アンサンブル・サフィロネビの裏話1

サフィロネビへようこそ
「アンサンブルサフィロネビの裏話」
舞踊団メンバーの話し(1)

2024年7月
富士吉田のイベントの本番最中
他のジャンルのダンス歴が長いダンサーが

着地時に
ステージ床に敷いててある

絨毯に滑って

転倒してしまった

終わってから彼が
「すみませんでした」と私に詫びてきた

「???」

すまん💦💦💦
実は私は

彼が転んだことすら気が付いていなかった💦
ダメダメ先生なのである💦

それどころか


「転んでなぜダメなの??
そのあと立て直して踊ってたじゃん
謝ることななんてないよ・・・」
という考え方の人



私は野外で踊ることで育ったダンサーだ

本番は
練習のダンススタジオのように


屋根がある、
床がしっかり平らな

環境の良い空間ではない。

木だったり

タイルだったり
カーペット敷だったり
道路だったり、

草が生えている土だったりするのだ

雨が降ればカーペットが湿ってたり
道路なんか端に行けば水切り角度がついていて
足は取られるは
バランスを崩しやすい

小雨降る1月の野外は極寒だし

真夏の日中36℃だって踊ってきた
突風が吹くことだってある

そんな中で

ダンサーに一番求められるのは
「ダンサー力」
だと思っている

転倒など、

お客さんが気が付くミスが起きた時って
一気に全観客が自分に注目するのだ

ダンサーにとって
ソロに匹敵するくらい
美味しい状況

掴んだ観客を
「おお~!!!」っと持っていく力があれば
それはミスでもなんでもなく
逆に「ドラマが生まれる」

転倒してヒヤッとした観客が
ゆっくり起き上がるダンサーを見て
ケガしてない?と心配してドキドキするだろう

そんな中、5秒くらい

かっこイイポーズで静止して
十分に心配させてから

おもむろに激しく踊りだしたら?



観客の心に鮮やかに残る
踊りができたら大成功

これは実践の中でしか学べない


そして、常にミスした時に
観客にどう見せるかを意識していないと
そういうリカバリーは
できないのだ


アンサンブル・サフィロネビ
舞踊団メンバーには


ただ振付を完璧に踊る以上の能力を
私は求めている


いつ見ても
目が離せない踊りをお届けできるように

サフィロネビの踊りの中には
ドラマがある



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