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Bリーグが創り出す"アリーナ観戦体験"

観戦記第4弾は、Bリーグ・アルバルク東京のアリーナ立川立飛で行われた2試合について。

モノレールの立飛駅で降りた目の前にアリーナはある。駅を挟んだ反対側には大型商業施設あり、バスケ観戦だけでなく、買い物や食事など1日中楽しめるエリアだ。


ウェルカムボード

入り口を入ってすぐ、手書きのウェルカムボードが飾られていた。当日の試合情報とクラブのマスコットのイラストが描かれている。

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アルバルク東京のルーク、秋田ノーザンハピネッツのビッキーになまはげの衣装を着せたイラストであり、対戦チームの地域を意識したものであった。毎試合このボードを楽しみにしている人も多いだろう。



ホームゲームでBINGO!

座席に到着すると、アディダスとアルバルク東京がコラボした「HOME GAME BINGO」が各席に置かれていた。来場回数、着用グッズなどがビンゴのミッションになっている。試合会場でより多くのお客様に楽しんでいただくことを目的にこの企画が実施されていた。

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達成した列の数に応じて非売品グッズや抽選で選手サイン入りグッズなどの景品が当たる。(開催期間は 3/16~4/16)



会場内ゴミ削減の取り組み

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アリーナ内で購入したドリンクカップをリサイクルするブースが設置されていた。紙カップの洗浄・回収を行っている。これらの活動に協力するとポストカード・ウェットティッシュ・メモ帳などが貰える。この取り組みは社会的責任活動「ALVARK Will」の活動の一環として、トライアル実施されていた。来場者が楽しみながら会場内のゴミを減らすリサイクル活動を行い、地球環境保護を目指す取り組みである。

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他にも関連するものとして、サーモス株式会社をパートナーに迎え「MYボトル推進プロジェクト」を実施している。MYボトル持参者は抽選に参加できるなどの特典が用意されている。このプロジェクトは試合観戦時のマイボトル使用のを促すとともに、環境問題に対する意識向上の啓発に繋がっている。また、試合会場でのペットボトルゴミの削減数(昨対比)も適時公表される。

これらの取り組みからわかるようにアルバルク東京では、試合会場において観客に楽しんでもらいながらごみの削減に力を入れている。SDGsパートナーや観客とともに社会課題の解決に取り組む。消費者参加型であるこの活動は、クラブスローガンである「WE」にも繋がっている。

会場内にはその他SDGsに関する取り組みがボードで紹介されていた。

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「 WE RED DAY 」

会場内にはフードやグッズ等のショップの他にフォトスポットが設置されていた。ここでは、アルバルク東京のアプリである「Access Alvark」を活用し、画面上で選手と一緒にAR写真を撮ることができる。いくつかの選手パターンが用意されており、好きな選手を選択する。このブースは「WE RED DAY」限定で開催されていた。

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撮影の際、目の前に用意された画面に選手が登場する。選手の登場は動画になっており、撮影者の周りに集まってくる。選手の掛け声を合図に撮影が行われる。ここで使用されている背景は、勝利時のヒーローインタビューで使用されているものである。コロナ禍で選手との交流会が少ない中、実際に選手と触れあっているかのような貴重な体験ができる。

先ほど紹介したウェルカムボードなども含め、アルバルク東京のホームゲームは写真を撮れるスポットが充実している。



〇〇回収ボックス

アルバルク東京の試合を観に来て興味を持ったのは「ハリセン回収ボックス」

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サッカー観戦に行く際にもハリセンはたまに貰うが、私の場合はたいてい捨ててしまう。特典で貰っているものなので、会場のゴミ箱で捨ててしまうのは気が引ける。また、ハリセンは駅などに投棄されていることもある。ハリセン回収ボックスの効果はゴミの会場内外のゴミ投棄の問題にもつながっているのではないだろうか。



・おわりに

上記で紹介していったブース・イベントやクラブの取り組みの他、Bリーグの観戦を通じてバスケのエンターテイメント性の高さには驚かされた。アリーナという室内の閉鎖された空間ならではの光や音・炎の演出は他のリーグとは一線を画している。

アルバルク東京ホームゲームでは暗転時にペンライトを使った演出がある。赤い光で染まるアリーナの空間は圧巻の景色であった。

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また、タイムアウト中のチアリーダーやマスコットの演出など、試合以外にも楽しめる要素が散りばめられている。アリーナにはスポーツを通した非日常の空間が広がっていた。











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