料理をつくるということ。#3
これまでの飲食業経験を通して、学び、感じてきた事を包み隠さず綴っていきます^ ^
特にこれから料理を始めたい方や、自信がない方、作る事に飽きちゃった方などの参考になれたら嬉しいです♪
オススメの簡単レシピ!的なものを書く事もありますが、
基本的には、調理の考え方や考え方のコツをお伝えできたらなー。と思っています。
そして、料理やサービスを創っていく上での考え方が、きっと人生設計にも役立つ『気づき』や、きっかけになるとも感じています。
偏った解釈などもあるとは思いますが(^_^;)
微力ながら、読んで下さった方のお役に立てれば幸いです☺︎
【調理におけるメリット&デメリット】
そもそも、調理とは何ぞや⁇
それは、食材を美味しく頂くための作業という以前に、保存性を高めてなるべく長期間空腹をしのぎ、栄養を摂取するために発明された人間の知恵です。
ですが、メリットしかない調理法というものは僕の経験上どうやら存在しません。
というのも、考え方にはよりますが
調理において何かを際立たせたり表現するためには必ず何かしら失うものがあるという事です。
#人生でもありがち
#光と影
だからといって、がっかりしないでくださいね!
決してネガティブな話ではありません!^ ^
次に、例をあげつつわかりやすくご説明いたします。
まずは、栄養素の観点から説明します。
食材の栄養素というのは、どんな食材であろうと採れたてが一番栄養素が豊富です。
しかし、採れたてが一番美味しいものばかりかというとそうではなく、そのままでは食べづらいものが多く存在しますよね?
例えば、果物全般やトマトやキューリなど、生でそのままカジって美味しいもの以外の食材です。
ほとんどそうですよね?笑
なので、切ったり焼いたりと調理を施すわけですが、そうすると食材本来の栄養素は少しずつ失われてしまいます。
栄養素の面だけでいうと、いわゆるコレはデメリットですよね?
だけど、安心してください!
逆に、メリットは盛り沢山です!
なぜなら、栄養素というのは、必ずしもそのまま摂取する事が一番とは限りません。
カラダ(栄養素)には吸収率というものがあって、細かくしたり、加熱をしたり、他の食材や調味料と組み合わせる事で、より栄養の吸収率を高める効果がありますし
なにより、調理をしないと美味しく食べられないものがほとんどです。
食材によっては、毒素を持っていたり、うまく消化吸収がされず体調を崩す原因にもなりかねません。
ジャガイモの芽やお米を想像してもらえるとわかりやすいかと思います。
また、アミノ酸などの旨味成分に関しても、乾燥や熟成をさせることで、鮮度やジューシーさは失われますが、旨味成分はアップします。
例→ 魚の干物。生ハム。梅干し。椎茸や昆布など。
つまり、調理には美味しく食べる目的以外にも、こういった役割があります。
先程、例に挙げた丸かじりで美味しい果物や野菜などは、栄養素だけで考えると吸収率は低く、生食はデメリットですよね?
なので、調理を施すのも、何も調理を施さずに食べるのも調理法の1つと考えられます。
じゃあ、何が正解なんですか⁉︎面倒くさいなぁ!と怒られそうな話ですが、、
まーまー。落ち着いてください。笑
何が言いたいかというと、どんな料理であれ、
正解というのはあなた自身が決める事で、そのためにはこのメリットとデメリットを理解しておく事が調理法を考える時に役立つ知識のひとつになる
という事です。
つまり、調理というのは『選択の連続』です。
これまた人生と一緒ですね。笑
とはいえ、あまり難しく考える必要はありません。
塩味をつけたいのに、砂糖で味付けはしませんよね?
白っぽく仕上げたい料理は、焦がさないように火加減を調整するし、濃い色の調味料などは控えめに味付けをしますよね?
ゴロッとしたカレーや肉じゃがを作りたいのに、材料を全てみじん切りにはしませんよね?
ポタージュスープを作りたいのに、ミキサーや裏ごし器が無ければかなり大変です。。
料理をつくるということ。#1の考え方と同様、
大切なのは、ゴール(完成形)を明確にする事です。
そのために、こうすればこうなると理解しておくことが重要で、実験と失敗を繰り返すことが美味しい料理を作るためのヒントになります。
ご参考程度にはなりますが
次回は一例として、僕なりの最適な炊き込みご飯のメソッドレシピをご紹介いたします^ ^
不定期ではありますが、、
ちょこちょこ更新していきます。
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よろしくお願いしますm(_ _)m
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