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新型コロナワクチンを1回で止めたらどうなるのだろう(6)

ワクチン接種が遅れた理由の続きです。


⑩ 昔読んだ本の内容を思い出した

誰しも、トラウマになっていることのひとつや二つはあるかと思いますが。(3)にも書きましたように、私は両親が聖職者だったこともあり、幼い頃から宗教的な話をよく聞かされていまして、それが結構トラウマになっています。

「もうすぐ最終戦争が起こる」だの、「大地震が起こる」だの、「選ばれた人以外は全員死ぬ」だの、物心がつく以前から親から言われ続けていました。幼い子が聞く話としては、ちょっとヘヴィ過ぎました…。そもそも、子守唄が「早く天国が来ますように」という内容の歌でしたので。

生まれてきたばかりなのに、もうすぐ死ぬみたいに言われると、そりゃトラウマにもなります。

表題に記した「昔読んだ本」というのは、「エゼキエル書」「ヨハネの黙示録」といった聖書の預言書のことです。映画やアニメなどの題材に使われることも多いため、おそらくご存じの方も多いかと思いますが。

この世の終わりについて書かれたもので、何千年もの間、戦争や地震が起きる度に「もしかしてこれが最終戦争の引き金に?」「この地震がきっかけで世界が滅ぶ?」などと、人々を怯えさせてきました。同じような内容を記した経典は他の宗教でも見られるので、いずれかの経典が基となって、複数の宗教の経典に記載されたものと思われます。

私自身は、親が信じていた宗教から離れてかなり経ちますので、普段は聖書の内容を思い出すこともないのですが、ワクチン騒動があってから、「そういえば、聖書にそういう内容があったな…」と思い出すことが増えました。

特にこの一節 ↓ はいろんなサイトで引用されています。

また、小さな者にも大きな者にも、富める者にも貧しい者にも、自由な身分の者にも奴隷にも、すべての者にその右手か額に刻印を押させた。 そこで、この刻印のある者でなければ、物を買うことも、売ることもできないようになった。この刻印とはあの獣の名、あるいはその名の数字である。 ここに知恵が必要である。賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。数字は人間を指している。そして、数字は六百六十六である。

ヨハネの黙示録 13章16-18節
(新共同訳・日本聖書協会)

「この刻印のある者でなければ、物を買うことも、売ることもできないようになった」という言葉を取り上げて、ワクチンを拒否する人もあると聞きます。また、「右の手あるいは額の刻印」については、「スマホのことじゃないか?」「マイクロチップ?」「マイナンバーか?」という意見をたまに見かけます。

ただ、順番的には、この預言の前に大暴れする獣が出てきたり、天使がラッパを吹いたせいで世界中が大惨事になったりします(獣以上に天使が暴れる予定です…)ので、今のところそういう出来事には遭遇していないところをみると、ここで言う「刻印」はコロナワクチンのことではなさそうな気がします。(※巻末を参照のこと)

聖書を読んだり解釈する時は、一部を抜き出して解釈するのではなく、必ずその前後も読んだ方がいいと思います。

預言書の「刻印」が何を示しているかはともかく、ワクチン騒動をきっかけに幼い頃からの嫌~~な記憶がよみがえってきたこともあり、私のワクチンに対する印象が若干悪くなりました。


◆参考1:大暴れする獣

この獣は、小羊の角に似た二本の角があって、竜のようにものを言っていた。 この獣は、先の獣が持っていたすべての権力をその獣の前で振るい、地とそこに住む人々に、致命的な傷が治ったあの先の獣を拝ませた。 そして、大きなしるしを行って、人々の前で天から地上へ火を降らせた。 更に、先の獣の前で行うことを許されたしるしによって、地上に住む人々を惑わせ、また、剣で傷を負ったがなお生きている先の獣の像を造るように、地上に住む人に命じた。 第二の獣は、獣の像に息を吹き込むことを許されて、獣の像がものを言うことさえできるようにし、獣の像を拝もうとしない者があれば、皆殺しにさせた。

ヨハネの黙示録 13章11~15節
(新共同訳・日本聖書協会)

◆参考2:天使がラッパを吹いて大惨事に

第一の天使がラッパを吹いた。すると、血の混じった雹と火とが生じ、地上に投げ入れられた。地上の三分の一が焼け、木々の三分の一が焼け、すべての青草も焼けてしまった。
第二の天使がラッパを吹いた。すると、火で燃えている大きな山のようなものが、海に投げ入れられた。海の三分の一が血に変わり、また、被造物で海に住む生き物の三分の一は死に、船という船の三分の一が壊された。
第三の天使がラッパを吹いた。すると、松明のように燃えている大きな星が、天から落ちて来て、川という川の三分の一と、その水源の上に落ちた。この星の名は「苦よもぎ」といい、水の三分の一が苦よもぎのように苦くなって、そのために多くの人が死んだ。

ヨハネの黙示録 8章7~11節
(新共同訳・日本聖書協会)

正直、「コロナワクチンを打つか、打たないか」という悩みすらかすんで見えそうなぐらい、聖書の描く終末は凄惨です…。獣さんと天使さんには「さすがにここまでやるとやり過ぎかな」と、思い直して欲しいものです…。



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