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この時期、考えてみたい三つのこと
この時期、Twitterで主張してきた三つのことがあります。
一つは、夏休み明けのコロナ対応を急ぐべきであること。
二つ目が、子どものパラリンピック観戦を止めてほしいこと。
三つ目が、この時期自ら命を落とす子どもたちが多いことから、この時期には特に子どもの思いに心を寄せてほしいということです。
まずは一つ目のコロナ対応の問題です。
感染力が強くて、子どもたちにも簡単に感染が広がる変異株が広がっています。しかし学校は、その対応が全くできていなかったので、このまま学校を再開させると大変なことになることを主張してきました。
そしてようやく、夏休み明けの分散登校やオンライン授業の方針を決める自治体が出てきました。しかしその取り組みができる環境を整えることをしないので、急な方針転換に混乱している現場も少なくありません。行政は人員の加配、保護者への理解を求める連絡、オンライン教材の提供等々のフォローが求められています。
次に、パラリンピック観戦の問題です。
無観客で開かれるパラリンピック。にもかかわらず子どもたちを観戦させる取り組みに大いに疑問を感じています。
一部の自治体は断っているようですが、すでに観戦を決めている自治体や、検討中の自治体も少なくありません。
子どもたちの命を守るためにも。無理に子どもたちを観戦させることをやめてほしいと思っています。
そして三つ目が、この時期に子どもたちの自殺、自死が多いことについてです。
コロナ対応に追われて、この時期の子どもの心に寄り添うことを忘れてしまうと、大切な命が、また失われてしまうということです。
10歳代の自死が8月下旬に最多である理由は「一部自治体が夏休みを短縮化した影響」との意見もあり、その原因に「学校が怖い」「学校へ行くのが死ぬほど辛い」と学校問題が大きく関わっていることがわかります。
コロナ対応で大変な中、こうした子どもの思いから目が離れがちです。家庭と学校が連絡を密にして子どもの命を守らなければなりません。
学校に行くことがつらい時に、それを親に叱責される子どもは居場所がなくなります。そして最悪の結果を選択することも考えられます。
まずは子どもの意見を聞くこと、親としての意見も述べながらも、行かないことを叱責せず、行かなくてもいいよと言える勇気を持つこと……。
子どもの体調や表情の変化に気をつけながら、家庭は学校と連絡を密にして子どもの心に寄り添う必要がある時期だと考えています。
以上、この時期に考えたい三つの問題について考えてみました。
(*ᴗˬᴗ)⁾⁾