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【読書】火花

実は、前職時代から、なので最早5〜6年前から積読していた本。

やっと読めた。

買ったは良いけど、何故か全然読まなくて。

久々に読もう!って思って読み始めたら、
一気に1日で読み終わってしまった。
冒頭こんなんだったっけ?
ってなるぐらい、全然読んでいなかったことが判明。

以下、若干ネタバレあります。


お笑い芸人の主人公の、お笑い人生、4歳年上の師匠との関わりを描いた物語。

主人公や登場人物が、大成功や大出世をするわけでもなく、

ああ、現実ってこんなんだよな。。
って思うくらい現実味を帯びているのだけど、

師匠の芸人として(?)のぶっ飛び方がまず面白いのと、
ちょくちょく入る師匠とのメールの最後の一文とか、会話とか、さりげない面白さがあってクスッと笑える感じが。さすが芸人さんですよね、、、。

そして師匠が話す言葉は、なんとなく説得力があるような、
主人公はあんまり納得言ってない言葉にも、
私はなるほど確かに、、、、ってなっていた。
今の私には、仕事の不安定さからくる不安とかしんどさとか、生み出していかなければ食っていけないというプレッシャーに共感。

結局、主人公は芸人の道を辞めてしまう。時の流れのの無情さを感じつつ、、
という何とも言語化能力の無さが現れてしまう感想に😂

リアルだけど、それでいて暗くない。
ハッピーエンドでもバッドエンドでも無く、人生そのまま、の物語だった。
やっぱ言葉のセンスが凄過ぎる。読んでいる間ずっと主人公が又吉さんの声で脳内再生されてた。

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