progateで学ぶメリット・デメリット

progateといえばHTMLやCSSといった初歩的なものからPython,Jvascript,Go,Nodejs,Rubyなどの本格的なプログラミングをはじめられるレベルまでの学習をサポートするサービスであり、教材として使用していた経験のある方が多いと思う。
ただし誰にでも薦められるというものではなく、人によって向き不向きがあるので、自分はどの教材を選択すればいいのかわからない人や部下や子どもの教育に活用したい人向けに検討したい。

progateの特徴

progateの特徴として挙げられる要素はいくつかある。
・序盤の壁である環境設定が不要
・非常に軽量である
・応対型の実行環境を採用しているので視覚化された情報が多く初心者に優しい
・進捗管理の機能がある
・絶対的な情報量は他の教材に劣る
1つ目に関してはプログラミングをはじめるのにPCの扱いに多少慣れている必要があるという圧倒的矛盾がプログラミング初学者に対して突きつけられるが、それを解消してくれるというものである。
2個目はVSCodeなどの開発環境を整えるためには最低限のPCのスペックが必要になることである。ペラペラのノートPCしか持ってない人にはブラウザ上で動かせる開発環境が必要になってくる。
3個目に関しては、次の段落で解説する。
4つ目、進捗管理をサービス内で行えるので管理しやすいという点。ここに関しては好みの部分が大きいので割愛。
5つ目、これも下の段落で解説する。

progate最大のメリット

基本的に開発というものは、プログラムを一通り書いて出力、実行してエラーを確認、再構築という手順を繰り返す。
エラーや予期しない結果が発生した時に、どこが間違っているのかを特定することは、プログラミング初学者にはかなり難しいし、慣れないうちはストレスに感じることが多い。
これを解消した開発環境のことを応対型(会話型)開発環境といい、数行単位で区切って逐次実行しながらコードを記述することができるので、視覚的に非常にわかりやすい。
同様の実行環境として有名なのはGoogle colabやJupyterなどが挙げられる。Pythonなどは応対型の開発環境が充実しているのでprogateである必要はないが、基本的にはほとんどの言語では数が少ない。
初学者、特にプログラミングどころかPCもまともに触れないレベルの人にとっては非常に有用である。逆にいえば、エクセルを触れたりファイルを解凍したりアプリケーションを実行したりする程度の知識がある場合はprogateである必要はないとも言える。

progate最大のデメリット

とにかく情報量が少ないに尽きる。
基本的に1項目の学習に数週間かかるようなレベルではなく、基本的な要素をさらう程度になっている。
ガリガリ勉強したい人にとっては教材が足りない状況に陥る。
手の込んだ教材であるがゆえに最新の技術や発展的な内容の教材の実装が遅く、そんなものを悠長に待っていたら時代に取り残されてしまう。

結論

PCをまともに触ったことがない、もしくは中学生レベルの知識量で学習する必要がある(中学生並みの学力の大人も含め)場合はprogateは非常に強力である。
また趣味で片手間にwebデザインをやるとかのレベルの人であればprogateで十分である。
逆に本職をエンジニアとしたい人や、自動化を進めて業務を効率化したいという人、勉強には自信があるという人はUdemyやYoutube上で学習できるだけのリテラシーがすでに備わっているので、こちらを選択すべきだろう。

おまけ:progateを卒業するタイミング

progateは先述の通り情報量が少なく基礎的な要素が多い。
プログラミングの学習を進めるにあたっては技術革新のスピードが速くより速やかに学習することが求められるので、内容をほぼ理解していない場合を除き基本的には1周でUdemyなどのサービスに乗り換えるべきである。
基礎的な部分を忘れてしまっても頭の片隅にさえ残っていれば検索ができる。

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