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ポップの中の現実もありだ。
タワーレコードで手に取った500円のCD。そのCDがとても良かった。福岡を拠点として活動するMADE IN HEPBURNの"YELLOW"である。
Suchmosを筆頭に、今注目を集めるシティポップのジャンルに属する音楽性であるが、他のバンドと比べて、このバンドの曲の主人公は明らかに身近な現実にいる気がする。逃げだせない淡々とした日々の中を彷徨っているような…。
2曲目"Malibu"で繰り返される「誰かだって君にはアウトサイドの1人さ」がとても印象に残る。 自分という存在が人混みを構成する1つのパーツのようであり、ネットという繋がりに頼っているだけで実際の繋がりは薄いということを実感させられる。
体を揺らしたくなるメロウポップな浮遊感あるサウンドと裏腹に現実を生きる等身大の歌詞が魅力的だ。
福岡でこんな音楽が作られている事が嬉しい。