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自分を棚に上げて、他人の揚げ足ばっか取るような人間になってくれるな。

ここ最近、芸能界が騒がしい。

どのチャンネルを見ても、SNSを見ても、吉本の件が流れてくるから、どうしても何かしらの情報が入ってくんねんけどさ。

雨上がり宮迫さんとロンブー亮さんの記者会見もライブで(全部じゃないけど)観た。亮さんのファミリーの話のくだりは、胸がきゅっとなる感覚があった。

子供が悪いことをして謝ろうとしてるのを止めるのが親じゃないと思うって、ほんまそうやんな。どうしたらいいかわからん時、頼りたいはずの存在にあんなこと言われたら辛いよ。

芸能界って華やか印象がある一方で、どこか黒い部分を秘めてるように感じてて、「吉本が実は黒いんじゃないか」って話が出た時は特に驚くことはなかった。

だって契約書は書かないとか最初の仕事の報酬額が数百円とか、一般企業ならありえへんわけやん。芸能界のお給料の仕組みはよくわからんけど、最低賃金とかないんかな。

ある意味、「初仕事の給料の安さ」が一種のステータスになってしまってたり、それはそれでネタにできたり、もっと稼げるように頑張るっていうやる気になったりすることも芸人さんによってあるんちゃうかな。

給料うんぬんより、先輩芸人みたいになりたいって憧れがあったり、たくさんの人を笑顔にしたいって気持ちがあったり、そういうお金より大事な想いがあったから、今はお金がなくても頑張ろって思えるんかもしらん。

でもアルバイト掛け持ちしないと生活できないほど薄給だったが故に、闇営業という手段を選ぶきっかけになってしまった。悪いことをしてしまったのは、本人たちも自覚してるし、その上での謝罪会見やってんから、これ以上彼らを責めたり追い込んだりするのは個人的に「もう良くない?」って思う。ていうかあんな泣いてる姿見て、まだ責めたり追い込んだりする人たちは、そんなに完璧な人間なんかな。ほんで、どんな心の持ち主なんやろ。

もちろん犯罪とか簡単に許されないこともあるってのは分かった上で、全てを許容しよってわけちゃうけど、ていうか許す・許さんよりも、「じゃあこれからどうしてこっか?」ってことが大切やと思う。

吉本も一回、契約解除して、結局処分取り消しにしたって、彼らが一度抱いた不信感って簡単には拭えへんよな。

さっき言った話を引用するなら、「契約解除=許さん」ってことで、「処分取り消し=許す」ってことになると思うねんけど、それよりも会社としては所属タレントや視聴者が抱いた不信感をどうやって拭っていくのかってことをはっきりさせないとあかんよな。

行動で示すしかないやんな。行動で示すから、また戻ってきてくれるなら戻ってきてほしいって、選択肢用意するのが良いと思う(岡本社長の記者会見まだ見れてへんからどうなったかわからんけど)。それでも戻ってきてくれる保証はないけど。

例えば、自分の恋人が浮気して別れ話になったけど、結局付き合いは続けることになったって恋愛であるあるな話やと思うねんけど、絶対どこかで「また浮気されるんちゃうかな」って考えちゃうやん。そんな関係ってずっと続くんかな。一度浮気した人は何回もするってこともよく聞くし。人によるやろけど。俺はたぶん無理やわ。不信感抱いたまま付き合い続けるなんて。その人だけが俺にとっての幸せで居場所かって言ったらそんなことないと思うし。

なんでもっと相手の立場で、相手の気持ちを考えられへんのかな。これ言ったら嫌な思いするやろなとか、これしたら相手傷つくやろなとかさ。ちょっと考えたら分かる気すんねんけどな。そんな簡単なことちゃうんかな。もちろん俺も完璧な人間なわけちゃうから、誰かを嫌な思いにさせたり、傷つけたりしてきたこと、ないとは言い切られへんけど。

俺は、しんどい時や辛い時、お笑い芸人のネタ見てたくさん笑かしてもらったけどな。何気ない日常楽しくしてもらってるけどな。土曜日とか昼ご飯食べながら、よしもと新喜劇観るん毎週楽しみにしてるんやで。

自分を棚に上げて、他人の揚げ足ばっか取るような人間になってくれるな。

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