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私的逸品 #10 図工室の椅子

本当に気に入った私的逸品の第10弾。今回の逸品は図工室の椅子です。一度は座ったことがあるのではないでしょうか。正式名称では「角椅子」というそうです。

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世田谷の奥沢にあるお気に入りのショップ、D&DEPARTMENT Tokyoで購入。ロングライフデザインをテーマにしたD&DEPARTMENTでは新品、中古品を問わず長く使われてる良質なプロダクトがそろっています。好きなものど真ん中のセレクトが多いのでいつ行っても長居してしまいます。今回購入した角椅子は実際にどこかの学校で使われていたと思われるもの。側面には「63.3.17」と記されていることから昭和63年から使われていたのでしょうか。なかなかの年代物です。

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座面や脚の角は摩耗して丸くなっています。あちこちにペンキが付いていたり鋸による傷が付いていたりと、よく使い込まれた趣のある風合いが出ています。ショップでは大量に積まれていたものの中からペンキや傷の風合い見て気に入ったもの選びました。新品にはない重厚なテクスチャ感が好きです。

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個人的には隠れた名作チェアではないかと思っています。飾り気のない直線を基調としたシンプルなフォルムは20世紀中盤の機能主義的デザインを思わせ、モダンなデザインにも見えます。非常に丈夫な作りになっており、重ねたり並べたりすることでいろいろな用途に使用できる高い機能性。側面には板が付いており横にして使うことで作業台することもできます。優れたデザインと機能性、どこかノスタルジーを感じる角椅子はお気に入りのアイテムです。

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