PS版ドラクエ7を5年以上にわたってとにかくやり込んだ話 #自己紹介をゲームで語る
noteよ 勇者noteよ
よく聞くのです・・・
そなたは このようなお題を世に解き放った
しかしそれは・・・それは間違いだったのです
早くこのお題を取り消さないと・・・・・・・・
うっ !! !!!
ぐはははは もう遅いわ
このお題は封印を解かれた われはもう復活を遂げたのだ!覚悟するがよい 世の者どもよ!!!!!
そう、魔王ワタシ いやもとい、勇者ワタシはこのお題で再び目覚めてしまったのだ。今まで誰にも言ったことがなかったのに。
このお題が出たその日、「これは私のためのお題か!!!」とわが目を疑った。実は「ドラクエ7をやり込んだ話」の下書きを書き、こんな話誰が読むねん、と消したばかりだったのだ。
お題が出たその日に書きたかった。しかしもうひとつ、書き続けてなかなか仕上がらない記事があった。それを書き終わったらこのお題で書く!
それを目標に仕上がった記事がこちら
(いや全部読む必要はない。ちらっと長さだけ確かめてほしい)
たった5分のテレビ番組で流される2分足らずの曲の、歌詞カードについてだけで1万字近い分量の記事。もう偏執ここに極まれりだ。
noteを始めたきっかけだってあるファンタジー小説の世界設定について書きたくて、結局9回にもわたって記事を投稿した。
そう、私は何かにのめり込むととことん突き詰めてしまう「突き詰め勇者」だ。noteでいえば完全「沼系noter」
その「突き詰め勇者」を最も極めたのが、PS版ドラクエ7なのだ。
そしてその(誰にも明かしたことのない)偏執ぶりをこのお題によって世に解き放つ日が来ようとは!
元々他のシリーズに比べてドラクエ7は、ミニゲームのようなやり込み要素が非常に多い。だから「やり込みといえば7」なのかもしれない。称号制度が実装されたその後のドラクエでは「やり込みキング」の称号を軽々といただき、あれっ?こんなことでもらえるの?と拍子抜けしたくらいだ。
それほどにプレステ版ドラクエ7を、5,6年かけて、すごーーーーく、それはそれはものすごーーく遊んだのだもの。それに比べれば他のやり込み称号など、どってことないのだ。
当時、2001~2004年にかけて私は、オットの仕事の都合で3年間も、無給だけれど休職してもよいという極楽状態。
なんと!勇者ワタシは3年間の休職を手に入れた パパパパパン♪
それまでゲームウォッチ(古い!)以外ゲームに触ったこともなかった。そしていきなりのドラクエデビュー。その期間だけでもそれはそれは熱中したものだ。
だが話はそれで終わらない。元の職に復帰してしばらくは慣れるだけでいっぱいいっぱいだったが、だんだん生活のペースもつかめてきた頃に、多分まずドラクエ8をしたのだと思う。そしてまた7がやりたくなって新しく冒険の書を作った。そしてそれは適度に遊んで終わったのだが・・・・
古い冒険の書にはそれはそれは濃密なデータが詰まっている。
私はそれをさらにコンプリートしたくなったのだった。
その6年ほどに及ぶ詳細を以下に綴る。
まずマリベルとガボ、このキャラがとてつもなく好きだ。4のアリーナ姫も好きだから、小娘生意気お姫様キャラに弱いようだ。
そのマリベルやガボたちが、なんとPS版ドラクエ7では会話を交わすのだ!(今確かめたら3DS版も会話していた。しかしすぐに「・・・・」となってしまい、圧倒的に会話システムが縮小されている)
?(ここはホワッという効果音とともに青い?マークが出てほしい)
普通ゲームのやりこみ話って、レベル上げとかアイテムコンプリートとかじゃないの?
もちろんレベル上げも特技も、何ならモンスター職もコンプリートした。当然である。それも後で書くけれど、まず私がはまったのが「会話」と「鏡に映った時のコメント」だ。
そこ?そこかい!
そう、特にマリベルの小生意気なご意見がすごくかわいくて、次に何を言うのか楽しみだった。PS版だと会話のパターンがそれはそれは豊かだった。ガボもケモノっぽいかわいいことをたくさん言ってくれた。
だからイベント時だけでなく、町や村で人々から話を聞いた時やマップやダンジョンを歩いている時、それに戦闘中にも、本当にしばしば会話システムを発動させ、全員がキャラにふさわしいあれこれを発言し、また同じ発言に戻ってしまうまで「はなす」コマンドを繰り返した。
ゲームは遅々として進まない。
また鏡に自分たちを映して、何を思うか、何が映ったかなど、いちいち先頭を並び替えて全員分鏡でどんなコメントが出るのか楽しんだ。これもいくつものパターンがあるので何回も繰り返す。
しかもあちこちの町や部屋ごとに試す。
だいぶ時間が経って忘れているので今3DS で確かめたら、「読む猫は 鏡を のぞきこんだ。そして なんとなく 照れ笑いをした・・・」とか「意味もなくホクロの数を 数えてみた!」とか「しかし 鏡は くもっていて 何も 見えなかった。」とか「読む猫は 鏡にうつった 自分のあまりの かっこよさに ほれぼれした。」とか・・・ランダムに10種類以上、勇者だけで出てくる。
試しにマリベルを先頭にして鏡に映してみたがやはり10種類以上のコメントが出てくる。たとえ同じコメントが出てきてもそれで終わりと思ってはいけない。さらに試すと新しいコメントがどんどん出てくる。
しかもマリベルならマリベルらしく、ガボならガボらしくと、それぞれのキャラに合わせた意表を突くコメントがあとからあとから湧いてくる!!これを楽しまずにおられようか!!
かくしてパーティー4人分、先頭を入れ替えてはしばしば繰り返しちゃうのだ。
当時noteがあったら確実に、イベントや場所ごとに誰がどんなことを言うのか会話のすべてをまとめて記事にしていただろう。
今だって鏡に映った時のコメントを全部(レベルごとに)まとめ記事にしてみたいという気持ちがむくむくと湧き上がってきた。
ヤバい人だ。ヤバいの来ちゃったよ。
そう、自分でもそう思う。
偏執的で変質者。だがそれほどまでにゲームとキャラたちを愛でていたのだ。
そんなこんなで舐めるように7の世界を味わいつくしたので、基本的に宝箱のありかだとかイベントの起こし方だとか、攻略本は一切いらなかった。小さなメダルもほぼ自力で探り当てた気がする。
モンスター職で上級を目指すには攻略サイトのお世話になった。特技「つるぎのまい」の覚え方も難しくて攻略サイトのお世話になった。
ではまず最初の休職中の3年間で会話と鏡以外、自力で解決したり攻略サイトのお世話になったりしながら、どんなことを達成したのかご覧あれ。
・全員レベル99 ・全員全職マスター ・モンスターの心コンプリート ・全員全職ではないが、モンスター職手分けをして全職マスター ・「つるぎのまい」以外全員全特技マスター(つるぎのまいはアイラのみ修得) ・小さなメダルコンプリート ・全石板を集め隠しダンジョンコンプリート ・神様と戦って全ての賞品をゲット(特に超しもふり肉は、プラチナキングをなつかせるためにいくつももらった) ・すべての魔物をなつかせ、まものせいそく図も全ゲットでモンスターパークと図鑑コンプリート&チビィのかたみゲット ・マリベルのチカラじまんがちょっと自信ないが、他はリートルードの「チカラじまん」「カッコよさ」「かしこさ」ランキングで全員1位を取ってそれぞれ賞品ゲット。特にカッコよさランキングは男女で賞品が違うのでうれしかった ・移民の町最終形態完成 ・カジノ景品コンプリート その他本棚に隠された「ヌルスケ」の冒険を読み漁ったりモンスターパークで全部のモンスターに何回も話しかけたり・・・・
ちなみに全アイテム(特に武器・防具)コンプリートはしていないと思う。そして今攻略サイトを見たら、こんな欄 ↓ があったけれどこれはトライしていないw
ひょっとするとここまでやらないと「やり込んだ」などと言ってはいけないのだろうか?!一抹の不安・・・・
ともかく、思い出せる限り上に書いたつもりだ。もしまた思い出したら追記しておく。
おしまい
とはならない。だって休職中のことしか書いていないのだもの。
しかし、上記以外にまだやることがあるのか???
あるのだ!
上にも書いたように、職に復帰した私は新しくリリースされた8を(自分の感覚では)そこそこやりこんだ。そして7に戻りたくなって新しく隠しダンジョンまでクリアしたのだが・・・
とてもとても、以前の冒険の書の濃密さには及ばない。そして最初の冒険の書でまだ勇者ワタシがやり遂げていなかったこと・・・それは・・・・・?
「移民の町」を全種類そろえることだ!!!!
(♪パーーーパパパ パ パ パーーー タータタタタタターター タタタータ タタタター とここでドラクエのテーマ挿入)
そう、最初の冒険の書では移民の町の最終形態は完成したものの、それは「普通」の町。実は移民の町は住民の職業の割合によって、幾種類かの特殊な形態の町に変化するのだ。
プレミアムバザー(商人+旅の商人 35人中21人以上)
大聖堂(神父+シスター 35人中20人以上)
グレイトファーム(農夫 13人以上&ホビットおじさん+牛+豚+馬10人(頭)以上)
グランドスラム(バニー+バーテン+踊り子 10人以上&荒くれ 8人以上&船員+囚人 6人以上)
町によって外観はもちろん、店で買える武器などやたんすなどから出るアイテムも異なり、気になり出すと止まらない!!これは攻略サイトを見ればこそのやり込み要素。お世話になりました!
この時私が職に復帰していたことはもう書いたが、私の職は激務だ。普通に毎日10時間以上は勤務するし土日も半日ずつくらいは出勤することが多かった。ブラックと言えなくもないが、職種がそういう勤務の仕方を要求する面もあった。(同じ職種の配偶者の都合で休職できるなど、制度的には大変恵まれていた)そしてそういう職だとわかった上で選んだので大変だったが苦ではなかった(今は改善されつつある)。そしてその職種柄、常に3つも4つもタスクを同時に抱えていた。
私の突き詰め気質は、こういう時何の役にも立たないどころかむしろ障害だ。好きで選んだ職故なおさら、その気質を抑えて社会生活を送らねばならない笑。
そんな表の生活(笑)で抑えられている私本来の突き詰め気質を救ってくれたのがドラクエ7だ。
時を戻そう。
移民の町の話だ。
ドラクエ7をプレイしたことのある方なら分かるだろうが、移民に出会うには出現スポットをとにかく訪れるしかない。行ってみていなかったら一度ドアを出てもう一度入りなおす。
ひたすらその作業だ。
しかも今回は誰でもいいわけではない。商人の町を作りたければ商人に出会うまで粘らなければならない。
他の職種の移民が出現しても移民の町に招待できないときの辛さよ!
そして機械的な作業になるので、ドアの出入りを繰り返すうちに、移民がいても出現しなかったときのようにドアを出てしまうことも何回もあった。今チラッと移民が見えたのに!!!
時すでに遅し。ザザザザ・・・という効果音とともにドアを出てしまった勇者ワタシ。次に入ってももう移民はいない・・・・
そんなことを、ただひたすら繰り返した。
移民が出現するまでひたすらドアの出入りを繰り返す。出たら次の移民出現スポットにルーラして、また同じことを繰り返す。
できる日は1,2時間そんなことばかりしていた。
苦にならないかって?いやいや、楽しかった。突き詰め偏執気質を存分に発揮できたのだから。
そしてメモリーカードにずらりと、移民の町ごとの冒険の書が並んだのだった。
好きでやりがいのある仕事も、陰で本来の自分らしさを存分に発散できたからこそ打ち込めた。
そしてドラクエ7で遊んだ2001~2006のあたりは、父母それぞれの死やそれに伴う様々なことなど、人生で最も苦しい山が2回訪れた時期でもあった。立て続けに起こるいろいろなことに当時の上司が言ってくれた「○○さん、生きていればほんとにいろんなことがあるだよ(方言)」・・・実感のこもった言葉が忘れられない。
そんな時期の私がドラクエ7によって嫌なことや悲しいことを一時でも忘れられ、助けられたということを書き添えておきたい。
ヘッダー画面の本は、私のやりこみの入り口となった「ドラゴンクエストⅦのあるきかた」。3DSに表示されたマリベルのセリフにも注目。
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