びじゅチューン! 私的極小ネタ図鑑 #41
(株)ジョコンダはSDGsに取り組んでいます
その一環として、このたび制服をユニセックスなデザインに変更しました。
何の薄っぺらい企業CM?という感じだが、昨日(2022,7,6)放送された、「びじゅチューン!」の新作、「窓ごしの孔雀明王」で判明したことだ。
明王様と孔雀の、黄色い安全ヘルメットがキュートである。
ヘルメットが必要なのは手が四本ある孔雀明王が、愛機(?)ピーコックとタッグを組んで窓の清掃業者をしているからだが、その実裏の主役は(株)ジョコンダの二人のOLさん。
彼女たちが何をしているかというと、会社の新しい制服のデザインを考えているのだ。
その涙ぐましい一部始終を、窓越しに見てないふりして見ている孔雀明王、という劇中劇のような構図でストーリーは進む。
新作だけに色々な情報がてんこ盛りでどこからいくべきか迷うが、まずは「びじゅチューン!」初期(4作目)からレギュラーとして登場し、時には主役も務めるこのOLさんの名前が、8年越しにやっと判明した件からいってみよう。
木々枝美さんだ!!
多分今作で116作目の「びじゅチューン」。そこでやっとフルネームが明らかになった。今まで名前に関しては全く情報なしだった。
これはやはり、トップで取り上げるべきニュースであろう。
ちなみにもう一人の主役のこの人は、最初から名前が分かっている。
森本林さんだ。
森本さんは初登場時よりふくよかにおなり。
壁に貼られた彼女たちの写真は入社時(初登場時)のもの、実際の二人は少々様変わりしているという芸の細かさ。
制服の袖のデザインも変化している。パフスリーブは若さのアピールかしら。
さて、この二人がいかにしてユニフォーム変革を成し遂げたか、逐一見ていきたい。
①NEW制服のデザイナーになんとなく決定
(ここで、木々枝美さんの名前が明らかに)
②二人で結束を固める
③課長に根回し
④社長に相談
⑤色の検討
⑥森本さん落ち込む
プレゼン前日、やるべきことはすべて成し終え、後は翌日のプレゼンを待つばかり。すがすがしい二人を包む夕暮れのジョコンダビルの窓もピカピカで美しい。
⑦そして社内の最終プレゼン
えーゴホンゴホン;;
ユニセックスな良いデザインになった。
会議に出ている皆さんの表情もいい感じ。きっと採用間違いなし!
パチパチパチパチ
という感じだ。
二人のこの一連のがんばりを孔雀明王はそっと(?)見守り、時には洗浄剤のふりをして人を元気づけるという俱縁果の果汁を絞ってみたり、
またある時は災難を払うクジャクの羽根ぼうきをプレゼントしたりと、
陰ながら応援し続けている…のだと思うw
こんな人に見守られている会社と社員、うらやましい。
孔雀明王の、見ないふりして見てる表情が絶妙である。
さらに相棒のピーコックだが、びじゅチューンテイストでこういう顔になっているのかと思ったら
元の作品がこういう顔だったwww
井上涼さん、ぬかりはない。
さらにさらに、明王様になんだかロバート秋山の気配を感じるのは私だけだろうか。
彼が手に持つ蓮の花は、ぐるぐる回って窓をきれいにするクリーナー機能搭載である。動画でご確認あれ。
おまけ二つ
歌詞係は水がめ。元の絵の左右の隅に描かれ、場所的にもばっちり。(トーハクの画像参照)
(株)ジョコンダは個性的な髪形の社員が多いのだが、オープニングに、また新たな個性派社員が二人登場した。
冒頭で「薄っぺらい」などと書いたが、「女性」社員の制服のデザインに目を付けるあたり、さすが井上さんだなあと感じる。
社員たちの様々な髪形もだが、森本さんがふくよかになっているのも多様性が当然の(株)ジョコンダの方針、というか井上さんの心情、信条のようなものから来ているのでは、と、たまにはまじめな考察もしてみたりする。
びじゅチューン! 全作品はこちら↓