最適なオンオフ切り替えを求めPDCAを回した1週間の記録。
昨今、リモートワークに移行する企業が増えてきていますよね。
僕の在籍している会社でも完全にリモートワーク体制になって、早1か月弱たとうとしています。
なんだかリモートになってから1日が早く感じ、なので「もう金曜日なの!?」って思ってばかりです。
僕にはリモートワークをするにあたって、大きな課題が2つあります。
1つは、自宅での快適な作業環境について。
これは前回の記事で書きました。
今快適にリモートできていないという方の参考になるかもしれないのでぜひ読んでみてください。
もう1つは仕事のオンオフがはっきりしないこと。
ずっと家にいるので、今から仕事します、これで終わりますがはっきりしない。
朝と夕方にチームでMTGをしているので、切り替えにはなっています。
が、夜中もすぐ仕事出来てしまうし、オンオフの境界線が曖昧になっていて、脳が常に覚醒状態みたいな状況です。
これはいかんと。
最適なオンオフの切り替え方を見つけないと。
困ったら実験です。
そこで今回は仕事のオンオフという課題解決に立ち向かった1週間をまとめます。
条件を考える
まずは何をすればいいか決めなければなりません。
考えたのが、出勤時と同じ状況を作り出すこと。
そうすれば出勤時には出来ていた仕事のオンオフを再現できるはず。
では出勤時と現在とでやっていること、やっていないことを書き出してみます。
ちょっと小さくて見づらいですが、出勤時と比較してやっていないことは
・着替える
・朝出勤し電車に乗る
・夜も電車に乗って帰ってくる
・朝ごはんはコーヒーで流し込む
・昼は必ず外に出ている
この5つです。
なので5日間で条件を1つずつ追加していき、何が仕事のオンオフを切り替えるきっかけか見つけていこうと思います。
それとこの実験をする前の週から朝ランニングをしてたんですが、やめました。
なぜなら普段通勤する際には朝ランニングなんてしないからです。
条件をそろえなければ、何が原因だったのか分かりづらくなります。
実験のためには多少不健康になっても仕方がありません。
1日目
初日は雨が降っていたので外に出る系の条件はやめます。
朝ごはんはコーヒーで流し込む。これです。
普段オフィスについてから朝ごはん(おにぎり)を食べるのですが、割とギリギリになることが多いので、コーヒーで流し込んでいます。
この緊急性が、オンオフ切り替えに寄与している可能性があります。
そうなんです、リモートになってから時間に余裕ができたので、朝ごはんは優雅です。緊急性なんぞ存在しません。
これだったか。やはり。
早速実践します。
・・・オフィスの情景はなんとなく浮かぶものの、あまり変化はありません。
むしろ優雅な朝ごはん時より明らかに劣っているため、やる気が出ません。
オンになりづらくなりました。
どうやらこれは違ったようです。
次に行きましょう。
2日目
2日目は、しっかり昼休み感だすために、
外でご飯を買って家で食べる。これです。
職場でも、外で食べるかコンビニで買ってきて昼食とってたので、必ず一度は外に出ていました。
午前、午後の切り替えがオンオフに寄与していた可能性があります。
さすがにお店に入るのは怖かったので、あえて多めに歩いて運動不足解消しつつ、コンビニで買って家で食べる。
あ、もちろん朝ごはん(おにぎり)はコーヒーで流し込んでます。
んーこれもなんか違う。
たしかに午後はちょっとスッキリした気持ちで仕事できましたが、オンが強まった感じであって、しっかりオフになっていないです。
というか家でご飯食べるので全然関係ないかもしれない。
次だ。
3日目
3日目は朝電車に乗ることを再現しようと思いますが、今は電車に乗れません。
なので朝、いつもの時間に駅まで行って帰ってくる。これです。
出来る限り再現をすることにしました。
この日は天気が良かったのですごく気持ちが良いですね。
絶好の散歩日和です。
・・・ん?
なるほど。
満員電車に乗って出勤するというストレスがなければ、朝最寄り駅まで行くのは純粋に散歩です。
これも違いそうだ・・・。
もちろんこの日も朝ごはん(おにぎり)はコーヒーで流し込み、昼は外を歩いて買ってきて家で食べてます。
ですが効果はありません。
3日間やって何となく気づいていましたが、仕事自体はそれほど滞りないので、オンのスイッチは入ってるんでしょう。
問題はオフをどうするかなような気がします。
4日目はそれやります。
4日目
本日はオフをどうするかがメインです。
まずは3日目までやっていた条件を全て行います。
疑似出社のために駅まで歩き、朝ごはんはコーヒーで流し込み、昼はコンビニまで歩いて購入し家で食べる。
やはりオンはうまくいきます。
ちゃんと仕事できます。
そして終業時間を迎えました。
今日は会社から帰ってくる。これをやります。
オフィスから家に帰ってくることで、オフ状態に出来ていたんだろうと。
ですが、オフィスには行けないので、終業後最寄り駅まで行き、疑似帰宅を行ってみます。
なるほど。
なるほどね。
1日仕事をして疲労感があり、駅から自宅まで歩くという動作は、どこか懐かしさを感じます。
いいですよ。
仕事を終えたんだ、という感じがすごくします。
これはかなりオフってます。
ただ問題があるとすれば、意味のない自宅~駅の往復をすることになるので、強い何やってるんだろう感が得られたことです。
5日目
4日目の条件から少しオフ感が得られたので、たたみかけていきます。
5日目、最終日の今日は着替えるをやります。
出勤時の服装はいわばサラリーマンの戦闘服です。
これを着脱することでオンオフが切り替えられるはず。
久しぶりにYシャツに袖を通しました。
なんだか夏休み明けの学校のような、そんな感じします。
悪くない。
そして着替えることでやはりオンにはなります。
Yシャツにセーター、スラックスで、最寄り駅まで行って戻ってきます。
ほぼ出勤です。
いい感じのテンションなのが自分でもよくわかりました。期待大。
業務もなんだかすごく集中できますし、Web会議中も自分だけびしっとしてると心地いいものがあります。
問題はここからです。
オフにできるのか。
終業後、最寄り駅に向かい、自宅に帰ってきます。
おぉ、なんか仕事を終えて帰ってきてる感が増してる。
肩で風切ってる・・・!
いいです!これはすごくオフです!
そして家に着いたら、いつものスウェットに着替えます!
戦闘服を脱ぐことでこれは完全にオフです・・・!
すごいぞ!!
それはもうオフだ!!!
ついに見つけたんだオフの方法を!!!
これはすごく・・・!
・・・なにやってるんだろうか。
我に返ると結局10分前くらいにいた家に帰ってきただけでした。
この5日間、疑似的に全ての行為を行っていたので、自分自身が出勤している自分という役に入り込めない限り、全て「何やってるんだ自分は」に集約されることになります。
虚しさが異常値でした。
今回の結論は、
「出勤時を再現するだけではオンオフは切り替わらない(ただし憑依型の人なら可能性あり)」
まとめ
最近日曜の夜にやだなぁと思うことがそんなになくなったんです。
それは多分電車に乗るとか、オフィスで人の目にさらされながら業務するとか、なんかそういう色んなプレッシャーがないからです。
何らかのプレッシャーに立ち向かう時に、困難に立ち向かう自分になるためにオンオフ切り替えるってことが発現するんじゃないかと思います。
例えばこの時ってプレッシャー:リラックス=8:2くらいな状態。
で、帰る時とか、ビール飲むときとかでオフに切り替えている。
プレッシャーがなくなる時にオフになる。
プレッシャー:リラックス=2:8くらいで一気に逆転する、だからオフ状態になる。
そう考えると自分がリラックスしやすい環境が整っていることも切り替えがうまくいかない要因だと思っています。
どうしても家はリラックスできる場所という認識で、そこにずっといるわけですからリラックス状態の自分が常にいるんでしょう。
おそらくプレッシャー:リラックス=5:5な状況が続くから上手く切り替えられない。
例えば1週間で達成すべき数字に必ずコミットする、など緊張感やストレスを別で持ってプレッシャー割合を増やすことでより強制的にオン状態にし、強いオフ状態に持っていきやすくするのも手なのかなと思いました。
でも数字にコミットすることほどつらいことはないので、もっとうまく切り替えられる方法を探していきたいと思います。
よろしければサポートお願いいたします。 カフェで書くことが多いので、コーヒーを飲ませていただければと存じます。