【通勤電車の詩】卒業シーズンに思うこと
卒業式のシーズンだ。
電車の中に振袖を着た女子学生さんを見かける。
たぶん大学生だろう。
もう直ぐ社会人になるってことか。
辛いこともたくさんあるだろうが頑張ってほしい。
大学の研究員をしていた頃、何人もの大学生を見送った。
皆、それぞれに社会で活躍している。
ある日のこと、四人の卒業生と飲み会をすることになった。
ぼくみたいなお父さんと歳の変わらないおじさんを相手にしてくれるのだからありがたい。
皆、立派になっていた。
会社に対する自己主張、将来の夢、結婚して家族を持つこと、いろいろな話を熱く語ってくれた。
時には壁にぶつかって、悩むこともあったと言う。
ぼくは、ふん、ふんと熱心に聞いていた。
大学生の頃は遅刻はするは、約束したことは守らないは、そのくせ言うことだけは一丁前で困ったやつらだったのに・・・。
何やら自分の子供たちが立派に巣立っていった気がした。
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