BARが開いている
こんばんは。
少し自己紹介させてください。
2010年に銀座7丁目でBARを開業した数寄屋橋サンボアの津田と申します。
サンボアは1918年、(大正7年)神戸の街に小さな「ミルクホール」が誕生しました。「岡西ミルクホール」といいます。その後、『サンボア』と改名し3年前に100周年を迎えました。
現在、系列店は京都3店舗、大阪8店舗、神戸1店舗、東京3店舗あります。それぞれが独立している暖簾分け制度で展開しているグループです。
さて。
「いつでも開いている。いつでもお待ちしています」
本来バーのあるべき姿。これは大事です。
その営業することを否定され緊急事態宣言中、休業されていた飲食店は今年に入りまだ約60日間ほどしか営業できていない。(←東京の話)
僕の店は「ノンアルコール営業」という選択をして
休むことなく営業を続けていました。
どうして営業したのか?
本当によく質問を受けました。
答えは「協力金だけだと厳しかったから」
これが本音。酒類提供禁止になり『休業』の選択は初めからありませんでした。ただ、残念ながら批判も多かった。
「人流を抑えないといけないのに営業するなんて!」
「この時期にゆっくりしてインプットしないと」
「営業して感染したらアウトだよ」
ノンアルコール営業を始めた4月下旬はまわりの店もほとんど休業されていたので、灯りをつけている店を批判的な目で覗く方も。とりあえず、説明させてもらうと宣言下でもノンアルコールなら20時まで営業できました。
あれから半年…。
「営業してよかった」と本当に思う。
先日、あるお客様から
「BARは開け続けていることが大事」と言われた。ノンアルコールでも開けていたことで喜んでくださった方がいたことは事実。
休業されていたBARのメンバーは「カウンターに立てない辛さ」と長い間向き合っていた。どんなに辛いかを僕も1年半前、経験している。
再開後、そんな彼らの“勢い“は計り知れない。
そんな彼らとはまた違い、僕は“継続“を武器に
これからの次なるステージへ向かう。
酒類提供が緩和され、はっきりと明暗が分かれている。
予約で埋まっている店と思ったほど予約が入らない店。
繁盛している店とそうではない店。街の様子は活気があるし、明るくなった。
これからいよいよ本当の戦いになる。
しっかりと銀座に根を張れるように頑張ろう💪
「数寄屋橋サンボアを開け続けられるように」
ふと思いました。
素敵な夜をお過ごしください。
『 SUKIYABASHI SAMBOA (スキヤバシ サンボア)』
住所 / 東京都中央区銀座7-3-16 東五ビル 1階
(銀座駅から徒歩5分、新橋駅・有楽町駅から徒歩7分)
電話番号 / 03-3572-5466
営業時間 / 15:00-24:00 土15:00-23:00
定休日 / 日、祝日
席数 / カウンター スタンディング 6名 テーブル 6席