見出し画像

仕事の「再現」性と非再現性はどう考えるべきか。「際限」無き問いに抗う。

こんにちは、はやしだです。
知り合いの、まえさんが
介護の再現性について考えている話を聞いたので、考えてみることにしました✨

まえさんは、自分で定期巡回を経営し始めたということで、「すごいなー」と思っているんですが。

冒頭の再現性って難しいですよねえ。
仕事で、属人的な仕事ではなく、誰でも平均点が取れる仕事をマニュアルなどに落とし込む。

介護で言えば、基本ベースの「介護技術」や「利用者さん対応」をある程度差が出ないように共通でできるようにする。


ここで一つ問題があります。


あなたは髪を切ってもらうとき、毎回違う人に頼んでいますか?


もちろん理美容で考えても基礎はみなさん、同じレベルになってるか、それに合わせた料金体系になっていることもあります。
同じ注文でも、お店が違えば、全く同じにはならないと思います。ましてやコミュニケーションはゼロからになる可能性が高いですよねえ。


タクシーに乗ったときに毎回運転手を指定して迎えに来てもらいますか?


もしかしたら、前は良かったけど、今日の人の対応は嫌だったな。と思うこともあるでしょう。
多くの人は、たまたまそのときに出会った方でしょう。


サービス提供側はマニュアルや研修などでカバーできる範囲と、そうでない範囲があると思います。


あの美容師さんは人気がある
あのタクシー運転手さんは売上がすごい
あのチェーン店の店員さんがいるからお店に行こうと思う


わたしの考える再現性とは、最低限「保証」であると思っています。いわば下限値。


そこから先は同じように動いても、相手との信頼関係やコミュニケーション技術やその人自身の特性が関与してくると思っています。

再現性のない属人的な仕事をしていても、この部分で大幅に賄っている人は高評価になることもあるでしょう。

動きをトレースすること=再現性がある
わけでもありません。

再現すること。
それは氷山の見えている部分を見るのではなく、海底にある部分(根底にあるもの)を理解してこそです。


人間の武器は再現力+独自性(オリジナリティ)だと思っています。


再現力を維持できれば、一定の質は担保できる。しかし、他を抜きん出る圧倒的なものは、必ずオンリーワンなものが必要だと思っています。
企業などで、際立った成果を出すのは平均点を叩き出す場所ではなく、抜きん出たものがある場所ですよね。
わたしはそんな施設運営をしたいと思っていて。

際限ない問いですが、わたし個人としては、今は他人がトレース出来ない動きをしていると自認しています。組織で言えば、属人的で芳しくない状況ですね。


言葉で説明するより体験してみて、それを言語化する。これを大切にしたいと思っていています。


もちろん、丁寧な説明や理由の元に動くことも大切ですね。ですが、「まず一歩進んでみること」をしたい。

まず一歩が大きな怪我(相手も自分も)にならない程度の、チャレンジが大切です。
再現性を求めると、「全て同じ動きにする」「オリジナリティはあとに置かれる」可能性も高くなります。


食事と同じように、両方を同時に発揮するためにはどちらかではなく、どちらもの「&の精神」が必要ですね!

一定基準まで、再現力で質を担保出来るように
求められる以上や選ばれる理由は、独創性で他社比較で優位に立てるように

そんな思いは際限が無い。


はやしだ

いいなと思ったら応援しよう!