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70%の力で”極め”て

今日のタイトルは「70%の力で”極め”て」です。なので、7分咲きにように見える白梅の写真を飾ってみますね。
12年前、自身のアメブロ[Welcome to 大人のピアノプラクティス♪]に、力加減について記しました。ご紹介します。


若人は120%、大人は70%の力で、”極め”て

40代後半となって日々確信しつつあることは、『70%のパワーでいいのではないか』ということです。これは何事にも当てはまるのでは?とひそかに考えていますが、まずは、ピアノの練習に例えてみましょう。

ピアノの物理的な練習、すなわち、鍵盤を打鍵する練習を、この年齢で8時間行う、としましょう。

第一に、8時間弾き続けられるかどうか。
腕が痛い、手が痛い、となっているかもしれません。

めでたく無事に、8時間弾けたとして、翌朝以降、腕や肩、背中や腰が痛くなっているかもしれません。 

翌日も、8時間支障なく練習できるかどうか。
諸々の故障で、翌日以降何日も、ストップせざるを得なくなっているかもしれません。。

哀しいですし、次の段階へスムーズに進めません。。。

多用ななかで練習する大人の方々にとって、毎日8時間という例えは非現実的ですが、3日に1回練習ペースや週末練習ペースの場合においてさえ「too muchによる次回以降へのさしつかえ」は、思い当たるところがあるのではないでしょうか?

次回以降も同じように練習できるパワーの投入度が、だいたい70%ぐらいだと思います。のこり30%は、70%を継続させるための「ゆとり」と、100%にむかって補う「秘策」です。

ところで、自分の100%を自分自身が把握していないと、このようなパワー投入配分はなかなかできません。自分の100%を把握するために、120%ぐらいのパワーで挑むことが出来た「若いとき」があったのだと思います。

大人の皆様、全力投球していた若い頃の記憶を財産に、今のパワーを上手に投入していきましょう。
そして、若い皆様、思う存分、パワーを発揮なさって、ご自分のパワーを把握なさってくださいね。その把握が、10年先、20年先のあなたを守ってくれると思います。



さて、12年経って、今思うことは、シニアの大人はもちろん、若い大人のひとたちも、常時、70%ぐらいの力でいいのではないか、ということです。

この12年で、世の中の動きはさらにさらに早くなりました。映画の中の話であるようなことも現実に次から次へと起こっています。早い動き、数多の出来事、そのなかで健やかに自身を保つためには、余力の常備の必要を感じます。

70%を積み上げた成果は、時間をかければ、いつしか100%を投入した成果と同じになります。期限が決まっているのであれば、スタートを早くすればよいのです。大切なことは、いつでも、無理なく、自身が持つ70%のパワーで物事に対処しながら、自分が心地よい状態をキープすることだと感じます。それが次への活力になりますので。

今日もお目通しいただきありがとうございます。
心地よい日々、お過ごしくださいね!


最後までお目通しいただき、ありがとうございます。あなたのピアノタイムを彩るひとつに、お役立ていただければ嬉しいです♪