ステージをひかえた日々その4♪ソナタ悲愴
ステージをひかえた日々「その4」と題しておりますが、ステージは来週の今日です。ちょうど1週間後です。
この「ステージをひかえた日々」シリーズを綴ろうとしたのが1ヶ月前でした。
予想した通り、ほとんど更新ならず、でしたね。。。いえ、綴っておきたいこと、練習していて気づいたことはそれなりにあったのですが、このnote、見出し画像の設定がまずの難関で。ですが、note様が、この画像に利用できるテンプレートをご用意なさっていることを発見!早速、利用させていただくことに!
今回のステージでは、ベートーヴェンのソナタ「悲愴」を全楽章、お届けすることにしました。正直申しまして、この年齢で全楽章を皆様にお聴かせするというのは、かなりの冒険、いえ冒険そのものといっても過言ではありますまい。
それでも、なぜ、ステージで弾こうと決めたのか、というと、
1楽章も2楽章も3楽章も、皆様、どこかお聞き覚えがあるはず、と思うからです。
まず、発表会で定番の曲です。
「・・・そういえば、ピアノを習い始めた時の発表会で、上手な上級生が3楽章を弾いていた」とか。
「発表会の最後に、先生が1楽章を弾いてくれた」とか。
大人で、またピアノを弾こうかなと思っていらっしゃる方が
「あの(悲愴の)2楽章、弾いてみたいんですよね・・・」とおっしゃるなど。
そして、ドラマに挿入される曲でもあります。
とくに2楽章は、美しくゆったりしているので、聴いていて安心感があります。『のだめカンタービレ』のテレビドラマ版で、千秋先輩が、のだめちゃんの弾くこの2楽章に魅了されていくシーンがありました。あのシーン、この曲の幅広い魅力を物語っているようでしたね。
この記事を読んでいただいているあなたも、発表会でお弾きになったことがあるかもしれません。発表会で弾いた曲というのは、たとえ時が経っていたとしても、手指がどことなく覚えてくれているもので、ピアノの再開にあたって、とてもお勧めの曲なのです!
ドラマで耳にする曲は、耳からその曲がご自身に入っているので、曲の感じ、曲調が掴みやすいです。その曲調がご自身にフィットして、「弾いてみたいなあ、、」「この曲なら弾けるかなあ」とお思いになったら、ピアノ再開への第一歩。実際、譜面をご覧になったときに、「こんなに音符がある!」と愕然となったとしても、曲の全体の雰囲気を感じているので、譜読み作業を助けてくれることでしょう!
「ステージをひかえた日々その4」は、悲愴を選曲した理由をお伝えしました。
ステージのご案内はこちら↓です。ホールをお借りするベヒシュタインセントラム東京様に公式サイトへご掲載いただきました。心から御礼申し上げます。
こんなコンサート、行ってみたいな、とお思いの方、ぜひ、お運びなさってくださいませ。お待ちしています♪
追記
この『ソナタ悲愴』が発表会で選曲される理由のひとつに、曲の長さ(演奏時間)の適切さと曲調の適切さがある、と感じています。
この曲の場合、弾くひとによって速さが異なるのはもちろんですが、
おおよそ、1楽章であれば10分以内、2楽章であれば5分前後、3楽章であれば7分前後です。つまり、
発表会を締めくくる最後に、先生が「講師演奏」としてドーンと弾くのに、1楽章はバッチリ。
久しぶりにひとまえで弾く大人の人がゆったり弾くのに、2楽章はバッチリ。
習い始めて指がどんどん動く若い人がその上手さを披露するのに、3楽章はバッチリ。
なのです。
近々、発表会へおいでになる方々、ぜひ、このような視点からもお楽しみになってくださいね♪
最後までお目通しいただき、ありがとうございます。あなたのピアノタイムを彩るひとつに、お役立ていただければ嬉しいです♪