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【理想の教師像】理想と現実のギャップに苦しんだ1年目

みなさんこんにちは!ビーン先生です。
自己紹介に引き続き前回の記事、こんなにも多くの方にご覧いただけて本当に幸せです。
ありがとうございます!
改めて多くの方々と教育について意見交換したいと感じました。
今回も前回と同様、教師1年目に感じたことを書いていきます。

「理想の教師」とは?

いきなりですが、みなさんの「理想の教師」とは何ですか?
教員採用試験でも必ず聞かれるこの質問。
現在教師をされている方、教師を目指している方、保護者の方々、様々な意見があると思います。
私の理想の教師は、「生徒のお手本となり、1番近くで背中を押してあげられる存在」です。
これは、教師1年目も今年8年目を迎える今も変わっていません。
きっとこの記事を読んで下さっている皆さんも生徒を1番に考える素敵な教師像を思い描いているはずです。
しかし、このような理想を掲げて教師になったのも束の間、初めて赴任した学校は理想とかけ離れている現場でした。

教師はそんなに偉いの?


初めて赴任した学校は30代後半〜50代の先生方が多い現場でした。
その現場で私が1番苦しかったことは、とにかく生徒を怒鳴り、威圧し、威厳を保つというスタイルの先生方が多かったことです。
他にも生徒のことを「お前」と呼んだり、チャイムが鳴ってからゆっくり授業に行く先生、自分の機嫌によって態度を変える先生。
決して指導することがいけないとは思いません。本当に必要な時(命に関わることや人を傷つける行為等)はしっかりと指導しなければいけません。
ただ、どうしても感情に任せて怒鳴りつけたり、生徒を見下すような言動や態度をとる先生には違和感しか感じませんでした。

教師を見て生徒も育つ

「親の背を見て子は育つ」と言いますが、学校においても同じことが言えます。生徒にとって自分の親以外に関わる大人といえば教師がほとんどです。
その教師が、いつも人を見下すような態度をとっていれば子どもたちも自然と同じような態度をとるようになります。また、言葉遣いや時間を守るといった規律の面でも同様です。しかし、実際の学校現場では「他者を思いやりましょう」、「乱暴な言葉遣いはやめましょう」、「時間を守りましょう」等の声がけが教師によって行われているのです。
自分たちができていないことをやりなさいと言ったところで愚の骨頂ですよね。
もちろん言動と行動が一致している先生方も沢山いますが、私の周りにはこのような先生方はいませんでした。
このように私が思い描いていた理想と現実のギャップに1年目はとにかく苦しみました。

私はこれらのギャップに苦しみながらも1つの答えに辿り着きました。
それは、同僚にどう思われてもいい。1番大切なのは生徒だということです。
社会人1年目だと周りの大人に合わせなければと思ってしまう人もいるでしょう。しかし、私たちの前には生徒がいるのです。
それから私は「生徒にしてほしいこと」「こうなってほしいという姿」を自分から率先して見せるようにしました。
例えば、挨拶を自分からしたり、服装等の身だしなみを整えたり、誰よりも早く教室に行ったり、チャイムの開始と終了に合わせて授業を行ったり等。
そのようにしていたら、徐々に何も言わなくても子どもたちが自分から行動するようになったのです。

「メラビアンの法則」というものをご存知ですか?
これは、簡単にいうと人と人とのコミュニケーションにおいて、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%のウェイトで影響を与えるという心理学上の法則の1つです。
つまり、教師がお手本を見せ、さらに声がけをするということが1番子どもたちの行動変容につながるということです。

最後に

学校現場だけでなく、社会には様々な人がいます。
その中でも人を育てる教師という仕事。
教師である以上、人を見下すような言動や態度をとってはいけません。
同僚にどう思われても気にしてはいけません。
いついかなる時も教師である以上、子どもたちが「こんな大人になりたい」と思えるような教師でいましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
今日も生徒、保護者、地域、同僚、そして自分を大切に教育活動に励みましょう!


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