泣くとも違う
2024.11.10
きょうは、きのうの麻雀で自覚している以上に疲れていたようで、朝5時に猫たちにご飯をあげたあと、もう一度寝たら、10時すぎまで一度も目を覚まさずに寝てしまった。
氣志團万博2024
「寝すぎた……」と思いながら、10時すぎに起きて、幕張メッセで行われている氣志團万博2024に行くための準備を始める。僕にとっては今期最後の現場で、つまりは「現場納め」ということになる。
12時前くらいに家を出て、ロマンスカーで新宿へ。新宿から東京、東京から京葉線で海浜幕張まで。いやー、遠い。
僕は市立稲毛高校出身で、幕張といえば、ほぼ地元なんだけど、京葉線って、確か僕が高校生の頃に開通した記憶があって、僕の中では「なんだか新しい路線」なんだけど、もう30年以上経ってるってことか。
そんで、たぶんディズニーシーができてから初めて舞浜駅を通過したんだけど、車窓から見える景色がもうすっかり様変わりしていて、びっくりした。一面ディズニーすぎた。
海浜幕張駅で降りて、てくてく幕張メッセへ。
会場に入ると、特攻服の人とかリーゼントの人とかがたくさんいて、「うわ……フェスってフェスによってこんなに雰囲気が変わるものなのか……」と、ちょっと異文化に触れたような気持ち(NEWSのライブ会場に行くときも十分異文化なんだけど)になって、すごく新鮮で楽しい。
NEWSの出番は17時。会場には15時ごろ到着したので、まずは腹ごしらえ、とフェス飯漁り。
写真がすごく適当であれなんだけど、鶏そばとソーセージ、キューバサンド、ハニーマスタードのポテトフライ、オレンジレモンジュース。
ぜんぶ思っていたよりずっと美味しくて満足度が高い。あと、食べる場所として、あのベトナムでよく見かけるプラスチックの低い椅子が無造作にたくさん置かれたスペースがあって、そこに思い思いにみんなが座って食べているのが、とてもよかった。
お腹も満たされたので、ステージを観に行ってみる。
ステージでは「the GazettE」が演奏をしていた。音圧がお腹に来る感じ、なんか久しぶりで少し懐かしい。
後ろのほうで1曲聞いて、もうひとつのステージへ。まだ開演前で準備中だった。次のステージは「あのちゃん」らしい。
あのちゃんのステージが終わる頃にNEWSのステージが始まる感じらしい。「あのちゃん、ちょっと観たいから最初だけ観て、移動する?」という話になった。
あのちゃんのステージ開始時間までうろうろと時間を潰して、もうすぐ、というときにあのちゃんの方のステージへ。さっきまで全然人がいなかったのに、なんか溢れかえっている! 一応並んではみたものの「これ、このままこの流れに身を任せていたら、引き返せなくて、最初だけ観て移動、なんてできないのでは?」となって、急遽戦列から離脱してNEWSのほうのステージへ移動。右側のそこそこ前の方に陣取れた。
この判断は、たぶん正解だった。前の方はそこまでぎゅうぎゅう詰めじゃなかったんだけど、あのちゃんのステージが終わってから移動してきた人たちがいた分、後ろのほうは結構なぎゅうぎゅう状態だったらしい。
NEWSのステージで準備が進められている間、ステージ横のスクリーンでは隣でやってるあのちゃんのステージの様子が流れていたんだけど、それが、すごくよかったのだ。話していることや、歌っている声はほとんど聞こえないんだけど、ステージでのふるまいがすこぶるかっこよくて、ちょっと目が離せなかった。「ああ、観たかった……」と思ったけど、なにかを選ぶことは、なにかを捨てること。
そんなこんなで、NEWSのステージが始まった。
そうか……。こういうフェスの場合は、ネタバレになるわけじゃないからセトリとかすぐにオープンにしてもいいんだね……。いつもライブのことを日記に書くとき、「ネタバレになったら申し訳ないな……」って、ほとんどぼんやりとした印象しか書かないけど、きょうは書いても平気なんだな。
いつもそうなんだけど、NEWSのライブでは、なんかわからない涙が流れてしまう。
NEWSのメンバーの楽しそうな感じもいいし、振り絞るような歌いかたも、いい。あと、それを聴くお客さんたちの幸せそうな様子も、なんかグッと来るんだよね。
なんだろう……頭や心を経由してから消化して涙になる類の「感動」というよりも、もっと直に涙腺を刺激されている感じなんだよね。「泣く」というのともちょっと違うんだよ。自分でもよくわからない涙が流れる。
あと、ツアーのNEWSも、もちろんいいのだけれど、フェスでのNEWSがすごくいい、って思った。
理由を考えたんだけど、僕自身がおそらく「ガチガチのNEWSファン」という立ち位置ではないから、フェスでのNEWSとお客さんの距離感のほうが、しっくりくるのかも知れない。ファンに向けて、というよりは、「僕たちの曲を知らない人には少しでも覚えてもらって……」みたいに、目線が「外」に向いていて、それが心地よいのかも。
NEWSの楽曲の中ではずっと前から「U R not alone」が一番好き。ちゃんと定番曲になって、うれしい。
あと「One Night Carnival」からの「We are Team NEWS」のコラボが、とても楽しくて、そして楽しそうでよかった。
これ、僕も「おお、本人たちに直接ステージ上で『ありがとう』って言えてる。最高じゃん!」って思った。
今期の現場納めがこの「氣志團万博2024」でよかった。
最後まで観ていたかったけど、猫たちが待っているし、NEWSのステージ後は泣く泣く帰路に着く。
最寄り駅まで徒歩で行ける会場は、とてもいい。ストレスがない。
新宿の成城石井でサンドイッチを買って、ロマンスカー内で食べて、帰ってきて、猫にごはんをあげて、あす捨てるゴミをまとめて、チューハイを飲んで、これを書いている。
きょう着ていったいわTシャツ。笑ってるみたいで、かわいいし、悪くないように見えてきたよ。
説明
鈴木ジェロニモさん、すばらしいな……。