負けてない

2024.11.26


きょうは、雨予報だったけれど、朝のうちは案外晴れた。……であれば、今週やらねばならない懸案事項「税務署に行く」を決行するべきではないか。

急遽、平塚にある税務署に行くことにした。

自転車にまたがると、お隣の奥さんが「あら、おでかけ?」と声を掛けてきたので「あ、ちょっと税務署に行ってきます」と答えると「あら、たくさん稼いでらっしゃるから……」と少し冗談めかした返答が。お隣の奥さんは屈託がない。絶対僕では言えない返しだな……と思った。「その逆で、全然稼いでない故の用事なんですよ」というのは、口には出さないで「いやー」とぼんやり笑っておいた。

平塚へは小田急で小田原まで行って、小田原からJRに乗り換えて行く。

小田原から東海道線に乗って、しばらくスマホを触って、顔を上げると、なんか車窓からすごくきれいな海が見えるではないか。

……?? そんなはずなくない?

改めて確認したら、逆方向の熱海行きに乗っていた。最近ぼんやりがすぎる。

気づいて降りたのは小田原の次の次の「根府川」という知らない駅。

ずいぶん閑散とした駅だった。猿が出没するらしい。

同じ路線を引き返して、平塚へ向かった。結構な時間のロスであった。

税務署で用事を済ませて、平塚駅のラスカ平塚の本屋さんへ。

一昨日の日記で、「短歌研究」に自作が掲載されていなかったという旨の愚痴(?)を書いたら、工藤吉生さんがコメントで「載ってましたよ」と教えてくれたので、再度確認をしたくて。ちょっとおいそれと買える値段じゃないから、ごめんな、立ち読みで。

あ、あったあった。
「2024作品展望」で連載「猫には猫の、犬には犬の」から一首引いてくれている方がおられた。
あと、【特別企画 歌人1000人アンケート「猫のうた」「犬のうた」】でも『猫のいる家に帰りたい』から一首掲載されていた。

僕のような立ち位置の人間は、ときどきは「無視されていない」と実感することが大事。

そして「だいじょうぶ。僕の猫短歌だって、他に掲載されている猫短歌に、全然負けてない」って思えた。有意義な立ち読みだった。

僕の姉は、趣味以上の熱量でマラソンをしているんだけど、こんな案内を見ると僕はいつも「姉貴は、これを見て『東京までなら走れるな……』って思うわけだろ? その距離に対するリアリティーに圧倒されてしまうな……」って思っちゃう。

そして、無事雨には降られずに帰宅。

お昼ごはんを食べて、ちょっと昼寝しよう、と思って子猫のいる部屋でウトウトしていたら、あっという間に夕方になっていた。

きょう作ったお弁当

タラの野菜あんかけ、シューマイ(冷凍)、ピーマンとしめじのポン酢和え、枝豆とカニカマ入り玉子焼き。


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仁尾智(におさとる)
そんなそんな。