ほうっておけない人の善意
2022.05.10
ふく病院へ
今朝方、いつものようにパンを焼き、コーヒーを入れて、ディレクターズチェア的なイスに座って、朝食を取っていた。
すると、ふくがトイレに入る。
しばらくモヤモヤして、トイレから出る。別のトイレに入る。しばらくモヤモヤして出る、をくりかえしている。
「これは、まずい」と、妻に報告して、急遽午前中にふくを病院に連れて行く。膀胱炎の疑い。注射を2本と点滴、あとお薬を処方してもらって帰ってきた。
戻ってからは、トイレでモヤモヤする様子もなく、ひとまず平常運転に。明日以降も注視して、何かあったらすぐに病院へ。
ふくは健康優良猫で、これまでは、あまり不調もなく、膀胱炎もはじめてだ。再発することが多いらしいので、要注意。
病院には保護された子猫が1匹いた。まだ乳児だ。
この子猫は、横浜で保護されたらしい。弱ったこの子猫を保護した方が、1回にわずかしか飲んでくれないミルクを、つきっきりで細切れにどうにか飲ませて、1週間頑張ったけれど、なかなか好転せず、「どこかよい病院は……」と探して、秦野まで連れてきたらしい。
どう転ぶかわからない命の側で過ごすことは、本当に大変で、この保護した方の気持ちを考えると、ぎゅーっとなる。幸い、その後、子猫の体調も安定してきて、元気そうだった。
こんなふうに、保護猫というのは「ほうっておけない人」の善意でギリギリつながっていく命なのだ。
そんなの、幸せになってほしいに決まっているではないか。
きょう読んだ本
『よりぬきのん記2021』(スズキロク)
スズキロクさんのエッセイ4コママンガ。
ほのぼのとしたタイトル通りに「のんき」な夫婦の日常が綴られているのだけれど、少しずつ変で、その少しずつの変が妙なおかしみになっている。
序盤に頻繁に話題になっていた英語の勉強が中盤以降出てこなくなったり、理知的な印象の「夫」が福本伸行作品を愛読していたり、夫婦でNEWSファンだったり、なかなかの親近感である。
……かと思うと、「言語化をさぼるな」なんていう金言が飛び出したりする。
結構な頻度で声を出して笑ってしまっていた。くやしい。
2019、2020のバックナンバーも販売中。
ネコタツ終了
昨年10/07から始まった今期のネコタツは、本日で終了。
また10月にお会いしましょう。