短歌だけで伝わる

2024.08.24


割と……なにもしてないな。

さっきまで、某書店でのフェアのために「におみくじ」(当たりなし)を作っていた。三十首ぶん。

あとはだいたいNewJeansの動画を観ていた。

きょう作った短歌

「スペース短歌」という企画でお題が「わたしだけが……と思ったとき」。

かなり自由度の高いお題だけれど、逆に言うと何を作ってもこじつけられるし、遠すぎるとお題に沿っているように見えなくなるから、お題との距離感が難しい。

お題がある企画に参加するときは、「お題のない状態でも意味がわかること」が最低条件。これは例えば短歌に写真やエッセイを合わせたりするときや、いま進行しているリクエスト短歌でも同様で、とにかく「短歌が短歌だけで伝わること」は死守するようにしている。ひとり歩きできない短歌は失敗作だ、と思っている。

短歌の出来は……どうだろうか。お題との距離が近すぎる感じもあるけれど、ぼやけるよりはいいかな、と思った。
あとは語順と単語をかなり推敲して、最終形になった。

「無声映画」「上映時間」「静寂」「アゲハチョウ」「独り占め」「眠れずに迎えた朝」「息を呑む」……みたいな単語が浮かんでは、入れてみて、消し……を何度もくりかえして、上記の最終形に落ち着いた。

「静かな時間」的な要素を入れたかったんだけど、結局「静か」要素は入らなかったな……。「明け方」と書くことで、静かな感じは少し伝わるだろうか。

NHK短歌

あしたは枡野さんと牟田さんのNHK短歌。観なければ。

いいなと思ったら応援しよう!

仁尾智(におさとる)
そんなそんな。