希望と絶望
2023.12.21
きょうは、疲れて何もせず。
希望
きのうの東京ドームの話を書こう。
きのうは『NEWS 20th Anniversary LIVE 2023 in TOKYO DOME BEST HIT PARADE!!! ~シングル全部やっちゃいます~』の初日だった。
3人体制になってから初のドームらしく、ファン歴の長い妻はドームで開催されるだけで感無量らしい。
昨年の「音楽」からライブについていくようになった僕としては、これまでのアリーナツアーとドームでは何がどう違うのか、がわかる機会だった。
前に東京ドームに来たのは、たぶん都市対抗野球を観戦しに来たときで、調べたら2013年だった。10年も経つのか……。
NEWSのライブ、もちろんいつも楽しみで行くんだけど、「楽しみ」の熱量も動機(?)も、妻やほかのファンの人たちと全然違うから、会場までの道のりで毎回なんとなく気後れする、というか……圧倒される。
この東京ドームホテルの窓とか、ちょっとあきれるギリギリ一歩手前くらいの感動があった。「うわー……」って見上げてしまった。
毎回その圧倒される感じを「いや、俺は慶ちゃんと同じ雑誌で連載している執筆陣のひとりだし、なんなら取材されたことだってある!」という謎の呪文で押し返している。(もう2年も前になるのか。もちろんまだいわも元気だった)
会場に入ると、席は東京ドームの3塁側の内野席の一番うしろ、という感じ。球場って、結構なすり鉢型で怖いんだよね。3人の姿は肉眼ではほとんど見えないけど、代わりに全体が見渡せておもしろかった。どちらかというと毎回会場の雰囲気や周りの人を観察していることが多いので、実は席はどこでもいい。
周りを見ると、だいたいNEWSEXPOのペンライトなんだけど、ところどころ知らない形のペンライトだったりしておもしろい。「東京ドームだったら久々にライブ行ってみようかな……」って人だったり、「ここ何年か行けなかったけど、20周年は絶対に行く!」って人だったりするのかな、とか、色々考える。
開演前の、なんか高揚したみんなの雰囲気が充満する、すごく「ハレ」な空気が好きだ。
本当に「好きしかない世界」って感じがする。
シングル、全部歌うって言うので「昔の歌とかは知らないんだろうな……」って思って覚悟していたけど、聴いてみると全部ちゃんと聞き覚えがあって楽しめた。
「門前の小僧習わぬ経を読む」的に妻が聴いていたのを横で聴いてた効果なのかもしれない。
それよりも、昔の歌のイントロが始まったときの会場の歓声というか「懐かしさを噛みしめる」みたいな感じがよかった。20年って、そういうことだ。
あと、ちゃんと生演奏で、いつもの演奏・コーラス・ダンスのメンバーだったのが、すごくよかった。
本当に「チーム」って感じがした。
楽しかったなー。
絶望
打って変わってさっき読んだニュース。
おなじ「ニュース」とは思えないほど、絶望みがすごい。
心ある立憲民主党内の人たちは、すぐ離党して新党を起ち上げてほしい。これまで投じた票を返してほしい。
きょう作った短歌
下の句は、いつもの「手癖」で「自分」に返したけれど、本当は、例えば小中学生とかに「勉強する意味って?」みたいなことを聞かれたらこの短歌を差し出す、みたいな短歌にしたかったんだけど。
役に立つ
これは、本当にそう思う。猫の挽歌集を編んでいるんだけど、ずっと「この本は誰かの役に立つかもしれない」みたいな気持ちと「短歌が役に立つってなんだよ?」みたい気持ちが交錯している。
僕の中では「短歌を作るときには、その『役に立つ』みたいな思考はなくて『本にする』ことで役に立つものになる、と考えれば大丈夫」ということで折り合いをつけている。