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希少がんと診断されるまで

noteを始めます

自分と同じ悩みの方が少しでも参考になるように、専門家への受診や健康診断の大切さを伝えたくてゆるっと始めます。のんびり更新できたらと思います。

違和感の過ごし方

スポーツの観戦や路線バス、映画館など前が詰まった椅子に脚を曲げながら座っていると膝が痛いなーと思うことが数年前からありました。
中高で急激に身長が伸びたこともあって、これは成長痛なのだろうそんな認識でやり過ごしていました。

そんな中で3月にコロナに罹り、咳のしすぎでアバラにひびが入りました。それを勤務先近くの整形外科で診ていただいたとき、膝のことも一緒に相談しました。
レントゲンには何も異常は映らず、「MRIをしたらもっと詳しく分かるかもしれないね、アバラが治って余裕のある時にまた来てね」という診察でした。いま思えばこの時にすぐ再診していれば良かったのかもしれません。

精密検査へ

その整形外科に再度伺ったのは、10月末。
そこで、3月には確認できなかった膝の腫れがあることに気がつきました。この半年の間で腫れてきたのだと思います。
エコーで見た感じも血液の流れが活発で、血管腫と腫瘍の可能性があるということでした。
すぐにMRIや大学病院への紹介が決まりました。

大学病院で生検針をしてもらいました。部分麻酔をしていましたが、普通にめちゃくちゃ痛い、膝にボールペン刺されたのかなというくらいです。
そこで採取した細胞を見ていく過程で、これはかなり悪性の腫瘍で滑膜肉腫の可能性が高いとのことでした。

診断後の帰り道

滑膜肉腫という初めて見る文字に戸惑いながら、検索してみると希少がんの一種であるということを知りました。
がん、がん、と何度も確認したことを覚えています。
まさか自分がこの年齢でがんになるなんて。まだこの時は、病気を自分ごととして捉えられていませんでした。


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