12月22日 曇り時々雨
しおりん
お返事遅くなってごめんね。16日からたったの10日間だけどお家に帰ってきています。
病気になる前も後も、結局私は「みんなと一緒」というのが嫌なのに、だけど、どこかで望んでたりします。「同じ病気の人と一緒にしないでよ!」って必死に今まで通り仕事をしてる反面「なんで周りの人たちみたいに健康に仕事ができないんだろう?」って悔しくなったり。無い物ねだりでとことん欲深いなと思います。
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この前のお手紙でしおりんがめちゃくちゃスカイツリーについて語ってるのにちょっと笑っちゃった、ごめんね笑
受け止めて、壊れないくらいにはぐらぐら揺れて、弱さを知ってる方が断然優しくなれる
確かにその通りかもしれない。だけど、今の弱々の私はグラグラ揺れると今すぐにでも折れてしまいそうで、なんとか耐震を保っているんだと思います。
「スロウハイツの神様」という小説を読んだんだけど、すごく強がりな女の子が主人公で、その子の考えとか放つ言葉とか、あ、私に似てるかもっておこがましくも思いました。かっこつけたいっていう考え方は、みてくれてる誰かの目線なしにはありえない、っていう言葉があって私の強がりも応援してくれる人の前で理想の自分を続けるためであって、逆に強がりでいられるのはみんなのおかげだと思うと、そんなに悪いことじゃない気がしたの。
しおりんは確か大学生の時に読んだって言ってたからまた機会があったら読んでみてください。
スカイツリーで例え話するなんて下町に住んでる感出てとてもいいよね。ふと思い出すの、曳舟駅からの帰り道とか、銭湯とか、イイダとか。下町が恋しいばかりです。
P.S
今日は冬至だからんのつくもの食べようね。